第545回ON AIRリスト（①2017年3月25日放送 ②2017年7月2日放送）

　さて、今日は「重大発表」があります。この番組のスタートから１０年７ヶ月、パートナーを務めてくれた“小野ちゃん”が本日の放送をもって番組を「卒業」します。

　小野ちゃんも忙しくて、番組の為に時間を割くことが困難になってきたというのが理由で、実は半年前からの決定事項でした。元々「番組に慣れるまでのサポート」ということで参加してもらっていたので、卒業の相談を受けたときはすんなりと「いいよ、こんなに長い期間、今までありがとね！」という感じですんなり決まりました。

　ということで、今日は「小野ちゃん卒業記念　特別番組」と題しまして午後１０時から２時間の枠をいただきました！　前半１時間は「２人でざっくりと１０年７ヶ月を振り返る」という“スペシャルトーク特番”です。「最後に“ほぼトークのみ”の番組をやってみようか」ということで実現した企画です！　番組の裏話なども盛り込んだ、かなり面白い特番になりました。必聴（笑）。

　そして、後半１時間は２人で収録した“最後の回”、卒業という感傷はまったく感じられない（笑）いつもどおりの「music mania」となっております。

　今週、通勤の車中で聴いた作品は、家入レオ「5th Anniversary Best」。やっぱ、このコの感性はイイですね。

　ということで、

第545回放送の（'17年3月25日・'17年7月2日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. CARCASS / TOOLS OF THE TRADE ('13年発表 3rd「NECROTICISM – DESCANTING THE INSALUBRIOUS」)
　2. SYMPHONY X / PHARAOH ('96年発表 3rd「The Divine Wings of Tragedy」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. COLOR / SOLDIER SINGS ('89年発表 2nd Full「ASK THE ANGELS」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. G-SCHMITT / Balsam (樹木礼賛) ('88年発表 1st Full「gArNeT」)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. NICKELBACK / HOW YOU REMIND ME ('01年発表 3rd「SILVER SIDE UP」)
　6. NICKELBACK / PHOTOGRAPH ('05年発表 5th「ALL THE RIGHT REASONS」)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. BILLY JOEL / THE STRANGER ('77年発表 5th「THE STRANGER」)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. 陰陽座 / 愛する者よ、死に候え ('16年発表 13th「迦陵頻伽」)

　今回の“目玉”は、 CARCASS の TOOLS OF THE TRADE 。スゴイ、の一言かな（笑）。

1. CARCASS / TOOLS OF THE TRADE
　邦題が「屍体愛好癖」という作品です（笑）。この作品はギターのマイケル・アモットが加入して初のアルバムです。初期のグラインド・コアな音は影を潜め、メロディアスなギターソロを導入しています。彼等の歴史では過渡期的な作品ですね。ま、正直、メタルファンでもこのジャンルを好む人は少ないとは思うのですが（笑）。私もここまで“デス色”が濃いものは好みでは無いのですが、彼等の歴史を知るために所有しております。

　
2. SYMPHONY X / PHARAOH
　彼等のアルバムの中では評価が高い3rdからの１曲です。様式美メタル作品として高評化を受けた作品ですが、本日は“プログレメタル系”の楽曲をチョイスしてみました。このバンドは“プログレメタルバンドにネオクラシカルなギタリストがいるバンド”として聴いた方が面白いかも。このバンド、当初は日本でしかアルバムが発売されず苦戦を強いられましたが、日本での高評化で地元アメリカでも作品が発売されるようになり、ライブも行うことができるようになったとか。

　
3. COLOR / SOLDIER SINGS
　当時「東のX、西のCOLOR」と言われたCOLORのメジャーデビュー作からの１曲。メジャーでの制約があったのか、歌詞は日本語になり、曲調もやたらポップになった作品。メンバーが「買わなくてもイイ」とまで言った問題作です。インディーズ時代から聴いていた私も最初に聴いた時は「なんじゃこりゃ？」と思った一人です。「歌詞が日本語になるとヘタさが目立つんだな・・・」という事を知りました。メジャーデビュー後、初のライブで観客が圧死する事故が起き、活動を自粛するなど、メジャーでは不運に見舞われたバンドでした。

　
4. G-SCHMITT / Balsam (樹木礼賛)
　このバンドのＣＤも今ではプレミア化している模様です。80年代のインディーズシーンで“歌姫”と呼ばれたSYOKOさんを中心としたバンドです。当時のメジャーシーンでは味わえない“音”を出していますね。こういう“音”を楽しめたのが80年代のインディーズですね。とは言っても、僕は当時のインディーズはビートパンクしか聴いていなかったのですが。こういうニューウェーヴやポジパンなどは大人になってから遡って聴きました。ここ数年、この時代の音源が結構、再発されていますが、このG-SCHMITTに関しては再発されていませんね。需要はあると思うのですが。

　
5. NICKELBACK / HOW YOU REMIND ME
6. NICKELBACK / PHOTOGRAPH
　今日は小野ちゃんのお気に入りバンドの特集です。このバンドはカナダを代表するバンドですね。１曲目が収録されている3rd「SILVER SIDE UP」は全世界で1000万枚を超えるセールスを挙げています。今日はその中の代表曲をベタにチョイスしてみました。２曲目が収録されている5th「ALL THE RIGHT REASONS」はバラードが多めに収録されているアルバム。その中からこれまたベタな代表曲をチョイス。今日はバラードチックな楽曲を紹介しましたが、疾走感のある骨太ロックも魅力のバンドですね。

　
7. BILLY JOEL / THE STRANGER
　このコーナーも小野ちゃんお気に入りのアーティストにしてみました（笑）。選曲もベタです。この曲、ＣＭで聴いたことがある、という人も多いでしょう。私もその一人です。ただ、ビリー・ジョエルの楽曲だときちんと把握したのは結構、最近ですね（笑）。イントロの口笛がイイ味を出していますね。この曲が収録された同名のアルバムは1000万枚以上のセールスを記録。個人的にはベスト盤しか所有していないのですが、いつかオリジナルを揃えてみたいなと思っています。

　
8. 陰陽座 / 愛する者よ、死に候え
　このバンドの作品は毎回、完成度が高いですね。このバンドをインディーズ1stの頃から評価していた私はちょっと誇らしいです（笑）。この番組でも「第７回放送」から紹介しております。「music maniaで初めて陰陽座を知りました！」という人がいたら嬉しいですね。いねーか（笑）。傑作ではありますが、あえて苦言を言えば、アルバムの曲構成が“パターン化している”ことかな。流れが予測できるというか、聴いていて「あっ！」と驚く瞬間が無くなってきたかな。安心して聴けるのですがね。

　
　来週から新年度、“１人”での放送が始まります！　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.160　ＯＮ　ＡＩＲリスト

JUDAS PRIEST / BATTLE CRY ('16年発表)

　本日の放送時間は１時間１６分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時３０分以降に放送開始（変動します）