さて、新シリーズ“思い出のアルバム”第1弾はX「VANISHING VISION」。88年当時、高2の私はヘヴィメタルに全く興味がありませんでした。そんな私が毎週買っていた「オリコンウィークリー」に月に1度だけ載る「インディーズチャート」紹介にXの記事と写真が。ルックスだけで「このバンドの音、聴いてみたいなあ」という欲望が。この時かな“インディーズ”という意味を知ったのは。そこで、インディーズに詳しい私の友人が札幌に行った時に購入してもらった作品が「VANISHING VISION」。当時はレコード(!)でしたね。メタル初心者の私には衝撃的な音でしたね。まず、そのスピードにビックリ。メタリカやハロウィンなどを聴いていて“耐性”があれば別でしたが、初めて体験するスピードでしたね。最初は「レコードの回転数が間違っているのか?」と思いましたもの。今、改めて聴くとインディーズだけあってサウンドプロダクションが悪いと思いますが、この“悪さ”がいいのかな、と思います。でも、1度でいいからリマスタリングで聴いてみたい作品ですね。
ということで、
第210回放送の(’10年10月2日・’11年1月9日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS1. DRAGONFORCE / LOST SOULS IN ENDLESS TIME ('05年発表 3rd「INHUMAN RAMPAGE」)
2. AT VANCE / DRAGONCHASER ('01年発表 3rd「DRAGONCHASER」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. ROUAGE / ever[blue] ('97年発表 7th SINGLE)
★ BACK TO THE BAND BOOM
4. ROSA LUXEMBURG / さいあいあい ('86年発表 2nd「ROSA LUXEMBURGⅡ」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 吉川晃司 / You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて- ('85年発表 4th SINGLE)
6. 吉川晃司 / Rainy Lane ('85年発表 4th SINGLE「You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて-」C/W)
★ MY FAVORITE SONG
7. WANDS / 世界が終るまでは… ('94年発表 8th SINGLE)
★ JAPANESE HARD&HEAVY
8. 陰陽座 / 紅葉 ('08年発表 12nd SINGLE)
今回の“目玉”は、吉川晃司のRainy Lane! これは彼のバラードの中でも最高級の1曲!
1. DRAGONFORCE / LOST SOULS IN ENDLESS TIME
以前にも紹介しましたが、この3rd「INHUMAN RAMPAGE」は「メジャーコードを使わずに作曲をする」という制約を自ら設けて制作された作品ですが、聴いてもらって判ると思いますが、この曲はメジャーコードで作られています。そう、この曲は日本盤のボーナストラックです。ギターはもちろんですが、ドラムが凄いかなと。このテンポの曲だとYOSHIKIなら2曲で倒れるでしょうね(笑)。彼ら、アメリカ進出も果たしたところですが、ボーカル、ZPサートが「音楽性の違い」により脱退。現在もボーカルを探している状態であります。
2. AT VANCE / DRAGONCHASER
一般的には余りメジャーではありませんが、良質のメタルアルバムを届けてくれるバンドですね。この曲はアルバムの1曲目を飾る曲。ボーカルもギターもかなり高い水準ですね。特にギターのオーラフ・レンクのプレイが光ります。このバンド、もっと評価されてもいいのだけれど。イングヴェイタイプのネオクラが好きな人にオススメかな。
3. ROUAGE / ever[blue]
名古屋の刺客、ルアージュ。曲の展開がいかにも“ヴィジュアル系”という感じですかね。このバンドの特徴とも言える“繊細なメロディーセンス”はこの楽曲でも現れていますね。やっぱり秋にはこういうようなメロディが合うかなと思いまして。ROUAGE、メジャーに進出してからボーカルがもの凄くうまくなりました。この当時の曲を聴いてからインディーズ時代の楽曲を聴くと稚拙でちょっとビックリします。
4. ROSA LUXEMBURG / さいあいあい
久し振りの登場です。ちょっと他にはないような独特のセンスを持つバンドです。ボーカル、どんとの個性に隠れてはいますが、バックの演奏力が素晴らしい。彼等、NHKの「ヤング・ミュージック・フェスティバル」というコンテストに出場し審査員の矢野顕子・細野晴臣らに絶賛され金賞を受賞した経歴があります。こういうセンスを持ったバンドってなかなか無いですねー。
5. 吉川晃司 / You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて-
6. 吉川晃司 / Rainy Lane
今週、来週とこのコーナーでは「B面も名曲!」ということでお送りします。まずは吉川アニキ。1曲目 You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて-」は彼がオリコンチャートで初の1位を獲得した楽曲。タイトルとは裏腹にお正月に発売された曲(笑)。注目は2曲目「Rainy Lane」。珠玉のバラードです。僕はリアルタイムでは聴いていなくて、最初に聴いたのは武道館ライブを収めた「BACK TO ZERO」というアルバムでした。高2の自分を感動させた楽曲。この曲のオリジナルバージョンを収録したアルバムは「beat goes on」というベスト盤。未だに再発されない結構レアな商品です。
7. WANDS / 世界が終るまでは…
WANDS全盛期の楽曲ですね。アニメ「SLAM DUNK」のエンディングテーマにも使用されていたので認知度は高い楽曲でしょう。この後、彼らの音楽性はポップでキャッチーなものから、オルタナティブやグランジの影響でシンプルで骨太なロックへ変わって行きます。このことで、一般層のファンは戸惑いを覚えることになります。結局、ボーカルの上杉とギターの柴崎が脱退。極秘裏(?)にメンバーチェンジが敢行されます。
8. 陰陽座 / 紅葉
今日は秋っぽい哀愁感のあるメロディーの楽曲を紹介ます。彼等の楽曲をつくっているのはほとんどがベースでリーダーの瞬火さんです。この人のメロディーセンスは素晴らしい。日本でも有数ではないでしょうかね。あと、いつも思うのが黒猫さんの表現力。日本の女性シンガーでは間違いなくトップクラスでしょう。今では結構メジャーな存在の彼等の作品を11年前の1stから購入していたことが結構自慢の私(笑)。「あ、俺のセンス、結構いいじゃん」みたいな(笑)。
さて、来週はBLANKEY JET CITYが登場!
以前にも紹介しましたが、この3rd「INHUMAN RAMPAGE」は「メジャーコードを使わずに作曲をする」という制約を自ら設けて制作された作品ですが、聴いてもらって判ると思いますが、この曲はメジャーコードで作られています。そう、この曲は日本盤のボーナストラックです。ギターはもちろんですが、ドラムが凄いかなと。このテンポの曲だとYOSHIKIなら2曲で倒れるでしょうね(笑)。彼ら、アメリカ進出も果たしたところですが、ボーカル、ZPサートが「音楽性の違い」により脱退。現在もボーカルを探している状態であります。
2. AT VANCE / DRAGONCHASER
一般的には余りメジャーではありませんが、良質のメタルアルバムを届けてくれるバンドですね。この曲はアルバムの1曲目を飾る曲。ボーカルもギターもかなり高い水準ですね。特にギターのオーラフ・レンクのプレイが光ります。このバンド、もっと評価されてもいいのだけれど。イングヴェイタイプのネオクラが好きな人にオススメかな。
3. ROUAGE / ever[blue]
名古屋の刺客、ルアージュ。曲の展開がいかにも“ヴィジュアル系”という感じですかね。このバンドの特徴とも言える“繊細なメロディーセンス”はこの楽曲でも現れていますね。やっぱり秋にはこういうようなメロディが合うかなと思いまして。ROUAGE、メジャーに進出してからボーカルがもの凄くうまくなりました。この当時の曲を聴いてからインディーズ時代の楽曲を聴くと稚拙でちょっとビックリします。
4. ROSA LUXEMBURG / さいあいあい
久し振りの登場です。ちょっと他にはないような独特のセンスを持つバンドです。ボーカル、どんとの個性に隠れてはいますが、バックの演奏力が素晴らしい。彼等、NHKの「ヤング・ミュージック・フェスティバル」というコンテストに出場し審査員の矢野顕子・細野晴臣らに絶賛され金賞を受賞した経歴があります。こういうセンスを持ったバンドってなかなか無いですねー。
5. 吉川晃司 / You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて-
6. 吉川晃司 / Rainy Lane
今週、来週とこのコーナーでは「B面も名曲!」ということでお送りします。まずは吉川アニキ。1曲目 You Gotta Chance -ダンスで夏を抱きしめて-」は彼がオリコンチャートで初の1位を獲得した楽曲。タイトルとは裏腹にお正月に発売された曲(笑)。注目は2曲目「Rainy Lane」。珠玉のバラードです。僕はリアルタイムでは聴いていなくて、最初に聴いたのは武道館ライブを収めた「BACK TO ZERO」というアルバムでした。高2の自分を感動させた楽曲。この曲のオリジナルバージョンを収録したアルバムは「beat goes on」というベスト盤。未だに再発されない結構レアな商品です。
7. WANDS / 世界が終るまでは…
WANDS全盛期の楽曲ですね。アニメ「SLAM DUNK」のエンディングテーマにも使用されていたので認知度は高い楽曲でしょう。この後、彼らの音楽性はポップでキャッチーなものから、オルタナティブやグランジの影響でシンプルで骨太なロックへ変わって行きます。このことで、一般層のファンは戸惑いを覚えることになります。結局、ボーカルの上杉とギターの柴崎が脱退。極秘裏(?)にメンバーチェンジが敢行されます。
今日は秋っぽい哀愁感のあるメロディーの楽曲を紹介ます。彼等の楽曲をつくっているのはほとんどがベースでリーダーの瞬火さんです。この人のメロディーセンスは素晴らしい。日本でも有数ではないでしょうかね。あと、いつも思うのが黒猫さんの表現力。日本の女性シンガーでは間違いなくトップクラスでしょう。今では結構メジャーな存在の彼等の作品を11年前の1stから購入していたことが結構自慢の私(笑)。「あ、俺のセンス、結構いいじゃん」みたいな(笑)。
さて、来週はBLANKEY JET CITYが登場!
以上!