music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第889回ON AIRリスト(①2024年2月10日放送 ②2024年2月27日放送)

 さて、今日は朝と夕方2回の雪かきでした。予報ではそれ程積もるハズでは無かったのですが、かなりの量でしたね。合計4時間半ほどの作業ということで、グッタリであります。確かにいい運動になるのですが、もう雪はいらないですね(笑)。でも、あと1ヶ月ぐらいはこの生活が続くと思います。

 最近、車の中で聴いているのは「安全地帯」。僕の所有している「安全地帯メモリアルBOX」をUSBに録音して聴いております。中学生時代にかなり聴いていたのですが、やっぱイイですね。USBには彼等のライブアルバムも一緒に録音しているのですが、安全地帯はライブアルバムもイイですね。玉置さんの歌唱はライブでも素晴らしい!というか、ライブの方が“迫力”がありますね。一度でいいから「ライブ」を体験したかったな。僕が中1の頃、丁度「ワインレッドの心」がヒットして、「安全地帯Ⅱ」が発表された時期だったのですが、ここ留萌でコンサートがありました。僕は部活があったので観に行かなかったのですが、今でも「部活サボって観ておけばよかった…」と後悔しています。

 ということで、

第889回放送の(’24年2月10日・’24年2月27日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. BLACK SABBATH / THE SHINING ('87年発表 13th「THE ETERNAL IDOL」)
2. AT THE GATES / BEYOND GOOD AND EVIL ('93発表 2nd「WITH FEAR I KISS THE BURNING DARKNESS」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. WITH SEXY / Merry-Go-Round ('97年発表 1st「Couleurs」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. THE ZOLGE / FEEL NO FEAR ('86年発表 SINGLE)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. BUCK-TICK / idol ('96年発表 9th「COSMOS」)
6. BUCK-TICK / Ash-ra ('96年発表 9th「COSMOS」)

★ MY FAVORITE SONG

7. ZARD / あなたを感じていたい ('94年発表 13th SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. EARTHSHAKER / MORE ('84年発表 2nd「FUGITIVE」)

 今回の目玉は、EARTHSHAKERMORE。やっぱ、名曲ですね。

1. BLACK SABBATH / THE SHINING

 ボーカル、オジー・オズボーンが脱退した後、サバスはロニー・ジェイムズ・ディオで2枚、イアン・ギランで1枚のアルバムを制作します。しかし、最終的にはリーダー、トニー・アイオミ以外のメンバーが脱退してしまいます。アイオミはボーカルにグレン・ヒューズを迎えソロアルバムを制作するのですが、レーベルの強い意向で「サバスの新作」として発表されることになります。その後アイオミは体制を立て直してサバスを復活させます。ボーカルはレイ・ギランを迎えレコーディングに入りますが、プロデューサーの意向でレイは解雇され、トニー・マーティンを迎え再度レコーディングをやり直したのがこのアルバムであります。全体の雰囲気としては“様式美でドラマティック”という感じに仕上がりました。トニーの歌唱方や歌声がディオに似ていることもあり、「ロニー時代のサバスが戻ってきた」と高い評価を得ることになりました。この楽曲は「サバス史上、屈指の名曲」と言われている楽曲の一つであります。
 

2. AT THE GATES / BEYOND GOOD AND EVIL

 このAT THE GATESはスウェーデンイエテボリ出身のメロディックデスメタルバンドであります。90年に結成され、4枚のアルバムを残し、96年に解散いたしましたが、10年に再結成された後は精力的な活動を続けております。このバンドはCARCASSらと並んで“メロディックデスメタルというジャンルの形成に大きく関わったバンド”と言われております。音楽性としては現在、「メロディックデス」と呼ばれる音になるのは3rd以降であり、1st、2ndでは叙情的なメロディーの導入はあるものの、基本は“デスメタル”でありました。特徴的なのはボーカルの歌唱方が一般的な“デスヴォイス”ではなく、叫ぶようなスタイルというところですかね。音に関しては凝ったリフワークと起伏に富んだリズム構成を軸とした“テクニカルなデスメタル”を指向しています。と、まあ、説明はしてみましたけども、この手のジャンルは一般層はまず手を伸ばしませんよね(笑)。
 

3. WITH SEXY / Merry-Go-Round

 お待たせしました、年に1度の登場です。私が所有するV系バンドの音源で「最も歌えていないボーカル」がこのWITH SEXY。結成は意外と古く89年、デモテープなどの発表をしていましたが、ベーシストに元Silver-Rose、元ROUAGEのKAIKIを迎え活動を本格化させます。96年に5ヶ月連続でシングルを発表し、翌97年に最初で最後となるアルバムを発表します。僕はKAIKIさんが在籍している、という理由だけでそのアルバムを購入したのですが、このボーカルを聴いてかなりの衝撃を受けました。「わあ、歌えてねー」ということで。正直、そこで止めても良かったのですが、コレクターのサガでしょうか、「シングルも揃えてみたい」ということになり5枚のシングルを中古で購入。ここでまたも衝撃を受けます。古い音源の方が「歌えていた」のです(笑)。普通、キャリアを重ねれば歌って上達するのですが。このボーカルはまったく逆でしたね。こんな人、なかなかいません。
 

4. THE ZOLGE / FEEL NO FEAR

 THE ZOLGEは83年にボーカル、HARUHIKO ASHを中心に結成されたパンクバンドであります。84年に1stを発表後、数枚のSGを発表し、89年にメジャーなインディーズレーベル(笑)、キャプテンレコードから2枚の作品を発表し、92年にエクスタシーレコードからベストアルバムを発表します。僕が彼等の存在を初めて知ったのはエクスタシーからのベストアルバム発表の時、エクスタシーお馴染みの「1面ぶち抜き広告」でしたから流石に目に留まります。ただ、それまでは「エクスタシーからの作品は必ず手に入れる!」という私でしたが、このZOLGEには手が伸びませんでした。非常にカッコイイ広告だったのですが、バンド名が好きじゃない、という今思えば訳の分からない理由で敬遠しました。そんな訳で、彼等の音を初めて聴いたのは00年代に入ってからでした。いやー、コレは当時から聴いておくべきでしたね。個人的に凄く好みの音でしたね。パンクなのですが、“V系の元祖的な音”として聴けてしまいます。
 

5. BUCK-TICK / idol
6. BUCK-TICK / Ash-ra

 BUCK-TICKオリジナルアルバム特集、9週目、前作から1年振りとなる作品であります。5th以降、2年に1枚、という間隔でアルバムを発表してきたので発売当時は「あれ? 今回は早いな」と思ったものです。ここ2作はダークで難解な作品が続いたのですが、今作では初期の作品に近いポップな楽曲が多く収録されています。これに関してメンバーは「前作まではシリアス過ぎたので、ユーモアを交えた作品を作りたかった」や「前作の方向性を突き詰めることは可能だったが、前作以上に踏み込んでしまうと脱却できなくなると思った」と発言しています。また、「単純に気に入ったメロディーを制作する欲求があった」とも語っております。僕も最初に聴いた時は「あ、ポップに戻った」と感じましたね。この振れ幅の大きさがBUCK-TICKというバンドの魅力なのかと思います。彼等はこの作品を残し、レーベルを移籍することになります。
 

7. ZARD / あなたを感じていたい

 ZARD絶頂期のシングルですね。この楽曲は織田哲郎さんがZARDの楽曲で唯一アレンジまで手掛けた楽曲であります。ところで、僕がZARDの楽曲を聴くようになったのはデビュー時からではなくて、確か92年に発表された4thSG「眠れない夜を抱いて」からだったと思います。楽曲を聴いて「こりゃ、いいな」となり、すぐに3rd「HOLD ME」を購入しました。つまり一般的に彼女がブレイクしたのと同時期ですね。歌詞にも魅かれましたが、何といっても“坂井さんの声”に魅かれましたね。僕と同世代の人達はほとんど「20代はZARDを聴いていた」と思います。男女問わず支持を集めていた、というのが凄かったですね。当然、今の若い人は実感しないでしょうが、ZARDの存在はビッグだったと思います。彼女が亡くなって今年でもう17年、もし生きていれば57歳です。「生きていたら、いつまで歌っていたのかな…」と時々考えてしまいます。
 

8. EARTHSHAKER / MORE

 EARTHSHAKERは78年に結成されたハードロックバンドであります。LOUDNESSと共に80年代初期のジャパニーズハードシーンを牽引した存在ですね。特徴的なのは「歌メロが非常にメロディアス」という部分でしょうね。今日紹介した「MORE」は彼等の代表曲中の代表曲であります。カラオケにも必ずありますよね(笑)。1stはアマチュア時代から演奏されていたハードな楽曲を中心に収録されていましたが、この2ndでは1stとは異なり、彼等が本来持っている“叙情性”をより強く押し出した作風となっています。この“叙情性”というのが他のバンドに無い“彼等の強み”だったと思います。ボーカルの西田さんはシャウトする、というより“メロディーを歌い上げる”というボーカリストですので、こういう音楽性にはピッタリかなと思います。「ハードロックはちょっとね…」という人もEARTHSHAKERなら普通に聴けると思うのですが。そんな訳で、メタル、ハードロックを普段聴かない人にオススメしたいバンドですね。
 
 次回は「AUTO-MOD」が登場します!

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