music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第890回ON AIRリスト(①2024年2月17日放送 ②2024年3月5日放送)

 さて、先週「雪かきの生活があと1ヶ月ぐらい続くと思います」と書きましたが、天気予報を確認すると今シーズンの雪かきは“ほぼ終了”のようです。明日、明後日も暖気の予報で、その後もほぼ積雪がないようです。嬉しいのですが、昔と比べて「積雪シーズン」がかなり短くなっている気がしますね。今シーズンも実質2ヶ月半、やはり温暖化の影響ですかね。

 数ヶ月前にウチの職場の同僚から「SOFT BALLETのCD持っていますか?」と聞かれて、「ベストアルバムでも聴いてみるかい?」とCDをコピーしたことがありました。先日、その同僚から「最近、ドはまりしてるので、全作品聴きたいのですが」と注文が入りました(笑)。ということで、昨日、全作品のコピー作業をしました。バージョン違いをボーナストラックにして「全曲集」にしてみました。我ながら自信作に仕上がりました(笑)。僕の場合、注文されるとアルバムジャケットと曲名は印刷して渡すのが常ですが、その作業中に自分が知らなかった「ボックスセット」の存在を知りました。20年に発表された「relics」という作品。ボーナスディスク以外の3枚なら自分で作れる、ということが判ったので、今日は朝からその制作を行いました。オールタイムベストなのですが「楽曲のタイプ別に並べる」という曲順が斬新でしたね。面白いベストアルバムに仕上がりました。

 今週は「バレンタインデー」がありました。ウチの職員2人からプレゼントを頂きました(笑)。やっぱ、嬉しいものですね。

 ということで、

第890回放送の(’24年2月17日・’24年3月5日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. JOHN SYKES / BAD BOYS ('04年発表 LIVE「BAD BOY LIVE!」)
2. BON JOVI / SOMEBODY I'LL BE SATURDAY NIGHT ('94発表 BEST「CROSS ROAD」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. D≒SIRE / C.U.R.S.E ('95年発表 1st「終末の情景 -La Scéne Du Finale-」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. AUTO-MOD / REQUIEM ('85年発表 2nd「DEATHTOPIA」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. BUCK-TICK / MY FUCKIN' VALENTINE ('97年発表 10th「SEXY STREAM LINER」)
6. BUCK-TICK / キミガシン..ダラ ('97年発表 10th「SEXY STREAM LINER」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 薬師丸ひろ子 / 胸の振子 ('87年発表 10th SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. AION / GROW MORE SERIOUS ('90年発表 1st「HUMAN GRIEFMAN」)

 今回の目玉は、JOHN SYKESBAD BOYS。サイクス、カッコイイです!

1. JOHN SYKES / BAD BOYS

 サイクスはイングランド出身のギタリストであります。80年にTYGERS OF PAN TANGのギタリストとしてプロデビュー、その後、THIN LIZZYの最後のギタリストとなり、83年にデイヴィッド・カヴァデールのスカウトによりWHITESNAKEに加入します。87年の大ヒット作「サーペンス・アルバス」の制作に全面的に関わりますが、アルバム完成後に解雇されます。そんな事でアルバムの大ヒットを“味わえなかった”ギタリストになってしまいました。その後、自らボーカル、ギター、ソングライティングをこなすBLUE MURDERを結成し、後にバンド名をシンプルに“SYKES”と変更し活動を続けます。96年にはTHIN LIZZYの再結成にもギター兼ボーカルで参加します。これは04年のジャパンツアーライブの音源で楽曲は自作であるWHITESNAKEの楽曲であります。彼はギタリストとしてはもちろんですが、ここまで“歌える”ボーカリストだとは思いませんでしたね。是非、もう一度精力的な活動を見たいアーティストですね。
 

2. BON JOVI / SOMEBODY I'LL BE SATURDAY NIGHT

 この「CROSS ROAD」という作品はデビュー10周年を迎えたBON JOVI初のベストアルバムであります。トータルセールスは1500万枚、日本では初のチャート1位獲得、セールスは150万枚のミリオンセールスを記録したアルバムであります。この楽曲はアルバムに収録された2曲の新曲の内の1曲です。いかにも「アメリカン!」という楽曲ですね。正直、“ハードロック”ではありませんが、メロディーが秀逸ですね。聴いているとなんか「元気が出てくる」ような楽曲かなと。調べてみると“土曜日”を“人生の頂点”に例えているそうで、「今は月曜日だけど、いつかは土曜日が来る」、つまり、「今の状況は最悪だけど、いつかは抜け出せる。俺は負けないぞ!」というような歌詞であります。それが判ると、「うん、このメロディーはピッタリだな」と納得します。このような曲調ばかりのアルバムだと退屈な作品になりますが、アルバム中の1曲、としてはアリかなと思います。ライブでもアクセントになりそうな楽曲だと思います。
 

3. D≒SIRE / C.U.R.S.E

 D≒SIREは90年代半ばにインディーズで絶大な人気を誇り、メジャー進出したバンドであります。当時のV系インディーズバンドでは珍しく宣伝や広告などに頼らず、口コミだけで存在が知られるようになったバンドでもあります。そんな事もあり、私は彼等の作品がインディーズチャートで1位を獲得した時に「え、誰?」と驚いたものであります。ただ、情報が少なかった事もあり、作品を買うことに躊躇があり音源購入までに至りませんでした。実際に音源を揃えたのはこの番組が始まって7年が経った2013年でしたね。このアルバム、良かったですね。「ああ、リアルタイムで聴いとけば良かったな…」と思った作品でしたね。個人的にはボーカル、楽曲、共に合格点でしたね。メジャー進出するものの、度重なるメンバーチェンジで活動が進まず、結果的に解散することになったのが非常に惜しかったですね。順調な活動ができていれば、メジャーでそれなりの結果が付いてきたのかな、と思わされるバンドでしたね。
 

4. AUTO-MOD / REQUIEM

 AUTO-MODはジャパニーズパンク黎明期から活動するボーカル、ジュネを中心に80年に結成されたパンクバンドであります。85年の解散まで5年の活動期間がありました。その5年間は大きく分けて初期、中期、後期の3つに分けられます。初期は“デカダンな雰囲気のパンク”という音楽性、中期はBOOWYの活動と並行する形で布袋、高橋が参加し、後にPERSONZを結成する渡邊も参加し活動を軌道に乗せます。しかし、BOOWYの人気が上昇することで「並行した活動は無理」ということで布袋、高橋はバンドを離れます。後期は新メンバーを加え“解散を前提に活動”することになります。ロックと前衛演劇を融合させた独特のスタイルでポジティヴパンクシーンの先頭に立ち85年11月に解散します。この2ndはメジャー1stにあたる作品ですが、バンド形態ではなく、歌詞とボーカルはジュネ、サウンド面は全面的に布袋、という“コラボスタイル”で制作された作品です。ギターサウンドは「あ、やっぱり布袋だね」という部分が判りますね。アングラとポップが同居する異色作ですね。
 

5. BUCK-TICK / MY FUCKIN' VALENTINE
6. BUCK-TICK / キミガシン..ダラ

 BUCK-TICKオリジナルアルバム特集、10週目、前作を以てビクターを離れた彼等が新レーベル、マーキュリーから発表した1年半ぶりの作品がこのアルバムであります。この作品の大きな特徴は前作における“バンドサウンド”から一転して打ち込みなどの“デジタルサウンド”への移行が顕著になったところであります。収録曲には完全に打ち込みドラムを使用した楽曲やギターをまったく使用していない楽曲など実験的な要素も強い作品でもあります。一部では「彼等最大の異色作」とも言われ、また、「常に時代の先端を行き続けている」とも評価されましたね。僕はどちらかというと後者の意見で、聴いた当初は「あ、こう来たか!」と驚きましたね。このような作風はまったく予想できませんでしたね。この作品でまた作風の幅を広げることに成功したと思います。櫻井さんのボーカルも多彩な楽曲を歌いこなす表現力の高さに驚きましたね。この作品辺りから僕の中でBUCK-TICKは孤高の存在になってきましたね。
 

7. 薬師丸ひろ子 / 胸の振子

 この楽曲の作曲は安全地帯の玉置浩二さんであります。この楽曲での出会いがキッカケで二人は91年に結婚することになります。当時の僕は薬師丸さんにそれ程興味も無かったので、この楽曲の作曲者が玉置さんということも知りませんでした。そんな訳で、2人が結婚した、という事を知った時は「え、どんな接点があったの?」と驚きましたね。ま、ファンの人からしたら「あ、あの楽曲がキッカケね」と思ったハズですが。ただ、基本的には彼が作曲したのはこの楽曲のみでアルバム曲も書いておりません。よっぽど“運命的な”出会いだったのかなと推測しますね。ま、後に離婚することになるのですが、個人的にはこのコンビでの楽曲をもっと聴きたかったな、と思いますね。僕は薬師丸さんの声質が凄く好きで、玉置さんに関してはシンガーとしてはもちろんですが、メロディーメーカーとしても日本屈指だと思っているのでね。
 

8. AION / GROW MORE SERIOUS

 AIONは83年に結成された大阪出身のメタルバンドであります。一度解散しますが、86年に再結成し多くのボーカルチェンジを経て89年に1stアルバム「DEATHRASH BOUND」を発表します。が、ここでまたボーカルが脱退し、新ボーカルとしてNOVが加入します。この「HUMAN GRIEFMAN」という作品、冒頭で“1st”と紹介しましたが、実は「DEATHRASH BOUND」のボーカルをNOVに差し替えた作品であります。ということで、あえて“1st”と紹介させてもらいました。結果的にこのアルバムはインディーズチャートの1位を獲得し、翌年には順調にメジャー進出を果たすことになります。彼等は自分達の音楽性について「DEATHRASH BOUND」と標榜していましたね。デスラッシュとはスラッシュメタルデスメタルの音楽性を取り入れたものであります。ま、一般的には“聴く人を選ぶジャンル”だと思います。そんな事もあってか、メジャー進出以降は音楽性をかなりポップ方向にシフトしましたね。個人的にはそこが凄く残念でした。
 
 次回は「EUROPE」が登場します!

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