music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第888回ON AIRリスト(①2024年2月3日放送 ②2024年2月20日放送)

 さて、昨日で2週間に渡った「期末面談」が終了しました。この期間、ほぼほぼ自分の仕事が出来ません。今回は部下がほとんどやってくれたので非常に助かりました。感謝です。やはり60人以上の話を聞くのは疲れますね(笑)。ただ、多方面から話を聞けるので、こちらもとても参考になったりします。あとはどう生かすかですね。気になったのは「相手の立場になって物事を考える」という視点を持っている人が圧倒的に少ない、ということ。これが出来ればかなり大きな変化が生まれると思うのですが、難しいですね。

 今年の冬は“小雪”の予報だったと思うのですが、実際は真逆ですね(笑)。本日、ウチの町内ではシーズン3度目の「排雪」が入りました。2月初めに3度目というのは初めてかな。それ程までに積雪量が多いということでしょうね。幸いな事に我が家の裏側は谷になっておりまして雪投げ場に困ることは無いのですが、多くの家庭が困っているみたいですね。積雪地域に住むときは「雪投げ場」があるか、無いかというのは重要な問題なのかと思います。

 ということで、

第888回放送の(’24年2月3日・’24年2月20日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. GARY MOORE / AFTER THE WAR ('89年発表 7th「AFTER THE WAR」)
2. HANOI ROCKS / BACK TO MYSTERY CITY ('83発表 3rd「BACK TO MYSTERY CITY」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. COLOR / PURPLE CARPET ('88年発表 1st「激突!!」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. KENZI / BAILEY ('86年発表 1st「BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY END」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. BUCK-TICK / love letter ('95年発表 8th「Six / Nine」)
6. BUCK-TICK / 密室 ('95年発表 8th「Six / Nine」)

★ MY FAVORITE SONG

7. D-LOOP / Bodycation ('97年発表 1st SINGLE「Just place of love」C/W)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. CROSS VEIN / Maid of Lorraine ('15年発表 2nd「ROYAL ETERNITY」)

 今回の目玉は、KENZIのBAILEY。KENZIの声はクセになりますね。

1. GARY MOORE / AFTER THE WAR

 GARY MOOREは北アイルランド出身のギタリストでありボーカリストであります。69年にSKID ROWでデビューを果たし、74年にTHIN LIZZYに加入したことで認知され始めます。ソロとしては79年から活動を開始し、82年に発表した「Corridors of Power」のヒットでここ日本において“ギターヒーロー”となります。その後、5枚のアルバムを発表後、突如、“ブルースへの回帰”を図ります。ということで、この「AFTER THE WAR」という作品は“ハードロック期最後のアルバム”となりました。ムーアといえばマンシンガンピッキングからギタークレイジーとも呼ばれていましたが、何と言っても、バラードにおける“泣きのギター”でしょうね。今日はアップテンポの楽曲を紹介しましたが、リスナーの皆さんには彼の“泣きのギター”も聴いて欲しいですね。
 

2. HANOI ROCKS / BACK TO MYSTERY CITY

 フィンランド出身のHANOI ROCKS、この3rdはドラマーにイギリス人のラズルを迎えた初のアルバムとなります。この時期より彼等は活動拠点をフィンランドから英国に移します。日本においてはそれまでもアイドル的な人気を集めていましたが、英国でも本格的に高い評価を得始めます。音としてはロックンロールが基本でありますが、北欧のバンドらしい“ポップさ”が魅力的ですね。この独特なノリは新加入のラズルの影響が大きいのかなと。実はこの時点でのメンバーの平均年齢は20歳であります。そう考えるとこのアルバム、かなり凄いと思います。僕が彼等に興味を持ったキッカケは確かデランジェのKYOさんが「バウハウスハノイロックスが好き」と言っていたから。そういうインタビュー記事を参考に色々な音楽を聴いてきたのですが、今の子はそういう事はないのでしょうね(笑)。このアルバムの成功で彼等は次のターゲットをアメリカに定めます。
 

3. COLOR / PURPLE CARPET

 COLORはボーカル、ダイナマイト・トミーを中心に85年に大阪で結成されたパンクバンドであります。僕が彼等を知ったのは高2の冬、2nd「FOOLS!GET LUCKY!!」発表時の89年初めでしたね。雑誌の広告で彼等のド派手なヴィジュアルに驚き「コレは買わねば!」となりましたね(笑)。その前年にXと出会ってからは「とにかく派手なヴィジュアル」というバンドを探していたような気がします。今、当時の自分に語り掛けるとしたら「おい、音も気にしろよ!」と言いたくなりますが。メタリックな音を期待していたのですが、流れてきたのはパンクで「ああ、そういう音なのね」となりましたが、十分満足したので1stも買うことに。友人が札幌に行ったついでに買ってきてもらいました。2ndはミニアルバムでしたが、この1stはフルアルバムということで聴きごたえは十分でしたね。この時点で「東のX、西のCOLOR」と呼ばれていたこともあったので、「ダビングして!」という注文がとても多かった作品でしたね。当時、留萌では“インディーズもの”を持っているということで一目置かれる時代でしたからね。
 

4. KENZI / BAILEY

 ケンヂは札幌出身のパンクロッカーであります。ビートパンクと言ったらまず「ブルーハーツ」の名前が挙がると思うのですが、僕の中ではやっぱ“元祖”はKENZIになりますね。メジャーデビューもほぼ同じ、だけど最終的には大きな差が付いちゃったな。確かにクセのある声は聴く人を選ぶのかも知れませんが、メロディーセンスに関してはまったく引けを取らないと思っています。ただ、歌詞のセンスに関してはKENZIはぶっ飛んでいるかな(笑)。この1st、長年の間“幻の1st”などと呼ばれていて、かなりのプレミア価格で取り引きされていた作品です。発売元の「シティーロッカーレコード」というレーベルが“再発に非常に消極的”なレーベルだったのが原因なのですが、00年代の半ばにようやくCD化されました。僕は10年に再発されたボーナストラック10曲入りというものを買ったのですが、素晴らしかったですね。“名盤”と呼ばれている理由が判ったきがします。
 

5. BUCK-TICK / love letter
6. BUCK-TICK / 密室

 BUCK-TICKオリジナルアルバム特集、8週目、前作から2年振りとなったこのアルバムは“櫻井さんによるダークな世界観を前面に出した”作品となりました。全体の雰囲気としては“前作同様に”暗いアルバムですね。音はデジタリックでアンビエントな要素やインダストリアル的なアプローチもされています。メインコンポーザーの今井さんはインタビューアーから「本来、「アンビエント」や「インダストリアル」という表現はバンド形式の音とは相反するのでは」と聞かれたことがあったのですが、彼は「それをバンドでやるから面白いじゃないでかね」と返していましたね。この考え方がイイですよね。このチャレンジ精神の旺盛なところがこのバンドの音楽性の広がりに繋がっていますよね。このBUCK-TICKというバンドはその精神を35年以上持ち続けていますね。それもあって、我々リスナーは彼等に“マンネリ”を感じませんね。
 

7. D-LOOP / Bodycation

 D-LOOPはキーボーディスト、葉山拓亮さんとボーカルMINAMIさんを中心としたユニットであります。97年に1stSGをリリースし3rdSGまで順調なリリースを重ね、“次はいよいよアルバムか?”というところで活動を休止します。当時は活動休止の理由が判らなくて非常にガッカリした記憶があります。後にMINAMIさんの体調不良やギタリストの脱退などが原因ということが判りましたがね。休止期間中、葉山さん自身は作曲家として活動していましたが、数年待っても活動再開の知らせが無かったので、「解散かあ…」と思っていた04年に突如、活動を再開します。1stアルバムの帯には「D-LOOP 6年振りの復活から、最終章へ…」と書かれていて、またも衝撃を受けました。「え? 解散?」と。個人的に葉山さんの作る楽曲も大好きなのですが、MINAMIさんの声がとても気に入っています。特別に“上手い!”という感じではないのですが、凄く魅かれる声だなあ、と感じています。彼女は病気の為、10年にこの世を去っているのでもうその声を聴くことができないのが凄く残念ですね。
 

8. CROSS VEIN / Maid of Lorraine

 CROSS VEINは女性ボーカルJULIAを擁するシンフォニックメタルバンドであります。08年に結成され“パワーメタルバンド”として活動を開始し、09年にボーカルチェンジでJULIAが加入し音楽性をゴシック寄りにシフトし、11年頃から現在のような“シンフォニックメタル”のスタイルを確立します。楽曲良し、演奏良し、ボーカルも上手い、ということで個人的には全然OKなのですが、強いて言うならば、声質もあるのかJULIAのボーカルが“細い”と感じてしまいますね。バックに負けてる、というか。この点があんきものFUKIとの違いなのかなあと思います。アルバム全体の世界観も統一されていて“作品”としての完成度は非常に高いと思いますし、メタル初心者が聴いても“聴きやすい”という作品だと思います。アニソン好きにも受け入れられるかな。
 
 次回は「BLACK SABBATH」が登場します!

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