さて、先日、旭川市で行われた道北老施協「臨時総会・施設長研修会」というものに出席しました。仕事がかなり忙しい中だったのですが、充て職で役員になっていることもあり、出席せざるを得ませんでした(笑)。地方で行われる「対面の会議」は数年振りでしたね。コロナ禍で「リモート会議」が定着したこともあって、この手の会議による出張がほぼ無くなりましたね。そんな訳で“貴重な体験”でもありました。ちょっと昔は札幌出張、旭川出張というのがたくさんあったのにな。時代を感じます。
先日、職場の同僚からSOFT BALLETとGRASS VALLEYの音源を持っているかを聞かれ、当然のように「あるよ」と答えたら驚かれました(笑)。この同僚は僕の1コ下なので、学生時代に聴いてきた音楽が非常に似ています。そんな訳で、私はこの同僚の「レンタルショップ」と化しています。
本日、カーショップにて冬タイヤを購入。基本的に4年に1度のペースで購入しているので。今シーズンが購入時期になりました。結構、痛い出費です。
さて、我が家の「3匹のチビ金魚」、相変わらず元気いっぱいです。夜中に寝ているのか心配になる程であります。それに合わせて「主の金魚」もチビ達と一緒に「早くエサをくれ!」と騒いでおります。少し若返ったか?
ということで、
第875回放送の(’23年11月4日・’23年11月21日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. OZZY OSBOURNE / DESIRE ('91年発表 6th「NO MORE TEARS」)
2. SLIPKNOT / LEFT BEHIND ('01発表 2nd「IOWA」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. BUCK-TICK / M・A・D ('91年発表 5th SINGLE)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. RED WARRIORS / ルシアン・ヒルの上で ('87年発表 3rd SINGLE)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 中森明菜 / Carmesi ('02年発表 20th「Resonancia」)
6. 中森明菜 / 風と太陽 ('02年発表 20th「Resonancia」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
1. OZZY OSBOURNE / DESIRE
この6thは前作に引き続きギタリストにザック・ワイルドを擁する編成で制作された作品であります。アルバムリリース前にオジーが本作のツアーを最後にライブ活動からの引退を発表したこともあり、大きな話題となった作品であります。本作の楽曲制作におけるザックの貢献度が非常に高く、パワフルでシャープ、かつメロディアスな楽曲が多く収録されています。本日はアルバムの中で“キレのいいギタープレイ”という観点でこの楽曲をチョイスしてみました。僕はサバス、オジーに関してはしばらくの間、「ベストアルバムのみ」という聴き方をしていたのですが、「やっぱりすべて集めなければ」という訳の分からない使命感で全作品を集めました。改めて聴いて判ったことは「オジーのベストには自分の好きな楽曲が少ない」ということ。これはアメリカ人と僕の感性がかなり違うのでしょうね。自分がオジーのベストアルバムの選曲をしたら市販のモノとはかなり違うチョイスになるでしょうね。
2. SLIPKNOT / LEFT BEHIND
僕が本格的にメタルを聴き始めたとき、メイデンやプリーストなどの「ブリティッシュの正統派」から聴いたこともあって、90年代後半の所謂「ニュー・メタル」と呼ばれたバンドにはまったく興味を魅かれませんでした。ただ、当時の若い人から圧倒的な支持を受けていた「ニュー・メタル」に関しては「いずれ聴かなければならないなあ」なんて思っていました。で、実際にSLIPKNOTの音を初めて聴いたのは2010年の末でしたね。この番組が始まって4年経っていました。正直、特別魅かれる音ではなかったのですが、「あ、これが時代の音なんだ」と受け止めましたね。この2ndは彼等の作品では最もヘヴィな作品だと思います。ただ、ヘヴィな音の中にも“歌えるボーカル”を聴ける、というのがこのバンドの特徴でしょうね。一聴しただけでは判らないかも知れませんが、ボーカル、コリー・テイラーはかなり“歌える”シンガーですね。
3. BUCK-TICK / M・A・D
突然のニュースで驚きました。ボーカルの櫻井さんが亡くなりましたね。これはショックでした。今回、何気なくBUCK-TICKの楽曲を選曲したのですが、長く番組をやっていると“楽曲を選曲した直後”“特集で紹介した直後”などにアーティストの訃報が入る、ということあります。ま、僕は50を過ぎた人ですから、昔から聴いていたアーティストが亡くなる、というのは珍しくなくなってきたのですが、今年は多過ぎますね。BUCK-TICKに関しては高校時代から聴き続けてきたバンドだったので、かなりショックが大きいですね。不動の5人で活動していたバンドなので、おそらく櫻井さんに替わるボーカルは入れないで活動するとは思うのですが、櫻井さんの歌詞が聴けなくなる、というのは残念ですね。
4. RED WARRIORS / ルシアン・ヒルの上で
僕がRED’Sの楽曲で好きな曲ベスト5に入る楽曲ですね。高校時代に1st、2ndを一緒に聴いたのが聴き始めだったのですが、この楽曲は「アルバム未収録」でした。シングルを借りて聴いたところ、哀愁があってメロディアス、というまさに「ツボ」に入った楽曲でしたね。そう、RED’Sの魅力は「ロックンロールな部分」と「メロディアスな部分」のバランスでしょうね。この楽曲を聴いて僕は木暮武彦という人のソングライティング能力を認めた気がします。今、高校時代を振り返るとRED’Sは同級生の中でも人気のあったバンドだったと思いますね。86年デビュー、89年解散ですから、実質3年ちょっとの活動期間で人気絶頂期に解散、というのが今思うと良かったのかも知れませんね。惰性でズルズル続けるよりも、惜しまれながら散る、というのが。
5. 中森明菜 / Carmesi
6. 中森明菜 / 風と太陽
中森明菜オリジナルアルバム特集、20週目です。前レーベルとのゴタゴタから再度、レーベル移籍をした彼女の新たなレーベルは「キティMME」というレーベルです。この作品はキティ移籍後、初の作品で全作から2年半ぶりの作品となりました。このアルバムのサウンド構成は「ラテンの特性を持ったR&B」であります。彼女の作品の中ではかなり実験的な作品の部類になるでしょうね。リズム主体の音楽なので、これまでの彼女の特徴である「伸びやかな歌声」や「低音で囁くような歌声」はほとんど聴けません。そんな訳で「彼女の新たな一面」を味わえるアルバムだと思います。ただ、このアルバムでの明菜さんの歌唱が好きかどうかは好みが分かれるかなと。明菜さん本人は「1曲平均20回づつぐらい、いろいろな歌唱方で歌ってみた」とのこと。
7. Cocco / けもの道
僕が彼女を知ったのは2ndSG「強く儚い者たち」だったと思います。その時はそれほど気に留めなかったのですが、X JAPANのhideさんが彼女の1stを「私の中のブッチギリはCocco。サウンドにも声にもヤラれちゃったけど、この人の歌を聴くにつけ『あー日本人に生まれてて、よかった』と思いました」と絶賛したのを知り、俄然注目することになりました。ほどなくしてアルバムを購入したのですが、彼女の歌とバックのオルタナティヴな音に衝撃をうけましたね。「あー、こんなアレンジがあるんだ」と。この楽曲もそうですが、すごく“刺さってくる”ような感じがイイですね。歌だけでも刺さると思うのですが、バックの演奏で更に破壊力を増している感じがします。この曲に関しては“弦”がとても効果的に使われていると思います。やっぱ、アレンジが最高ですね。
8. Precious / Shock Wave
ジャパニーズメタルのファンならば一度は耳にした事のある名前、ギタリスト梶山章が在籍してバンドの唯一のオリジナルアルバムがこの作品であります。梶山といえば“速弾きギタリスト”として有名でしたが、この作品には速弾き様式美路線の楽曲は意外に少なく、フックのある哀愁のあるナンバーを中心に作られた感じの作品です。ざっくり言うと「後期RAINBOW路線」という感じですかね。梶山さんのプレイも弾きまくる、というものではなく緩急をつけた“楽曲に合ったプレイ”に徹しているところがいいと思います。ただ、ソロプレイに関してはそのテクニックを存分に披露していますね。僕個人の感想としては“CONCERTO MOONに大きな影響を与えたバンド”と思っております。ボーカルに関しては、下手ではないのですが、中途半端な感じがします。もっとハイトーンに寄せるか、逆に太い低中音域に寄せるか、をしたら印象がかなり変わったのかなと思うのですが。
次回は「KK's PRIEST」が登場します!
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