さて、本日は放送時間が変更になって2回目、収録スタイルが“宅録”になって3回目の放送になります。録音自体は慣れつつありますが、Audacityによる編集作業に時間が掛かっております(笑)。機能を一度に覚えるのは大変なので、「最低限の」機能だけ使っての編集作業であります。手順のメモを確認しながらの編集ですが、もうちょっと慣れが必要ですね。実際に使用している機能は「コンプレッサー」「ノイズの低減」「音の増幅」「自動ダッキング」「フェードアウト」「リバーブ」ぐらいです。それぞれのレベルを確認しながらの作業でしたので、時間が余計に掛かりましたね。ただ、“基本”のレベルは固まったので、次回の編集からはもうちょっとだけスムーズになりそうです。
先週の放送からトークの最中にBGMを被せております。BGMはクラシック「G線上のアリア」(笑)。選曲の基準は「それ程トークの邪魔にならず、かつ、上品さを醸し出せる曲」ということで選んでみました。どうでしょうか?
ということで、
第861回放送の(’23年7月8日・’23年8月1日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. CARCASS / BURIED DREAMS ('93年発表 3rd「HEARTWORK」)
2. PRAYING MANTIS / LETTING GO ('93発表 3rd「A CRY FOR THE NEW WORLD」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. Gilles de Rais / MOONLIGHT LOVERS ('92年発表 2nd「殺意」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. BOOWY / MARIONETTE ('87年発表 6th SINGLE)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 中森明菜 / October storm -十月の嵐- ('84年発表 6th「POSSIBILITY」)
6. 中森明菜 / ドラマティック・エアポート -北ウイング Part II- ('84年発表 6th「POSSIBILITY」)
★ MY FAVORITE SONG
7. サザンオールスターズ / メロディ(Melody) ('85年発表 23th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. BOW WOW / You're Mine ('82年発表 9th「WARNING FROM STARDUST」)
今回の目玉は、PRAYING MANTISのLETTING GO。個人的に“名曲”の1曲です。メロディーラインが秀逸です。
1. CARCASS / BURIED DREAMS
改めてCARCASSを紹介いたしますと彼等はイギリスのデスメタル/グラインドコアバンドであります。1st、2ndではグラインドコアの音楽性でありましたが、ギタリスト、マイケル・アモットの加入によりツインギター編成になった事を機にデスメタル路線へ音楽性をシフトします。また、アモットが持ち込んだ“叙情的なギターフレーズ”により「メロディックなデスメタル」という音楽が提示されました。この4thは前作よりダイレクトでシンプルな曲構成を強調した作風となっております。その作風もあってか、叙情的な旋律が更に明確に浮き上がる、という仕上がりになっております。ちなみにこの時点では「メロディック・デスメタル」という呼称はなく、後年になってから「メロデスの元祖」と呼ばれることになった作品であります。
2. PRAYING MANTIS / LETTING GO
PRAYING MANTISはイギリス出身のメロディアスハードバンドであります。バンドは80年代前半、NWOBHM全盛期に活動していましたが、マネジメントのトラブル等で解散してしまいます。90年代に入り日本での“再結成ライブ”をキッカケに本格的に再始動します。このアルバムは再結成第2弾にあたり、ボーカルに無名の新人、コリン・ピールを迎えた作品であります。ツインリードによる哀愁感が溢れるフレーズ、緩急に富んだ楽曲構成、いわゆる“MANTIS節”が詰まった作品となりました。この作品の最大の功労者はボーカルのコリン・ピールでしょうね。彼の甘くて切ない声質がMANTIS節にピッタリとハマったと思います。この作品の高評価で彼等は日本での活動に活路を見出すことになります。
3. Gilles de Rais / MOONLIGHT LOVERS
このGilles de RaisはYOSHIKI主催の「エクスタシーレコード」の刺客であります。ザックリとしたリリース順としてはX、LADIES ROOM、LUNA SEAときて、その次、といったところのバンドであります。1stは別のレーベルからの発表でしたが、この2ndから「エクスタシーレコード」所属となりました。先に挙げたバンドの成功から、彼等に関しても“それなりのセールス”については約束されていたと言ってもいいでしょうね。とにかく当時の「エクスタシーレコード」はセールス実績もそうですが、広告に関しても“インディーズ№1”でしたからね。私も音を聴いた事もないのに雑誌広告だけで購入を決めましたからね(笑)。案の定、このアルバムは92年度の年間インディーズセールス№1に輝きました。この後、もう1枚、インディーズでアルバムを発表しメジャーへ進出することになります。
4. BOOWY / MARIONETTE
さて、余りにマニアックな曲が続いたので、メジャーな楽曲をチョイスしてみました(笑)。個人的にはこの曲を聴くと“高1の夏”を思い出します。僕は中3でBOOWYの存在を知ったので、リアルタイムで彼等の“新曲”を聴いたのがこの曲が初めてでありました。キャッチーな楽曲ということもあって、この夏はかなりのヘビロテで聴いた楽曲ですね。もちろん、当時の僕は彼等が「すでに解散を決めていた」という事は知りませんでしたので、「あ、このバンドはしばらくトップの地位を譲らないのだろうな」と思っていました。チャートでは“当然”のように初登場1位を獲得いたしました。氷室さんは「BOOWYの楽曲なら何でも売れる、というならコレでも喰らえ!」という意識で書いた楽曲、と述べております。布袋さんも「特にシングルを意識した楽曲ではない」と語っていることから、当初は“アルバムの中の1曲”という扱いだったのでしょうね。
5. 中森明菜 / October storm -十月の嵐-
6. 中森明菜 / ドラマティック・エアポート -北ウイング Part II-
中森明菜オリジナルアルバム特集、6週目です。「POSSIBILITY」はこの年2作目、シングル曲として「サザン・ウインド」と「十戒(1984)」が収録されたアルバムであります。個人的には姉から借りたカセットテープをダビングして繰り返し聴いた、という記憶が蘇る作品ですね。これまでの特集でもお判りと思いますが、彼女の楽曲について、当時の僕の好みは「アップテンポの楽曲」でした。そんな訳で今回の特集でも「アップテンポの楽曲」「キーはマイナー調」という選曲が多くなっております。1曲目「October storm -十月の嵐-」はまさにドンピシャの楽曲。2曲目「ドラマティック・エアポート」はサブタイトルの-北ウイング Part II-を上手く表現した楽曲だと思います。“パート2もの”としては最高ですね。
7. サザンオールスターズ / メロディ(Melody)
僕がサザンをアルバム単位できちんと聴くようになったのは中1の頃だったと思います。彼等を初めてテレビで観たのは「いとしのエリー」がヒットしていた79年、小2の頃でしたね。小学生の頃は「おちゃらけたバンド」としか思っていなかったのですが、姉がアルバムを聴いていたのを借りて聴いたことで完全に印象が変わりましたね。この楽曲は初めて聴いた時に「あ、すげーイイ!」と思い、すぐにレンタルして“フルコーラス”を聴きたかったのですが、8th「KAMAKURA」の先行シングルということで「1ヶ月待てばアルバムが出るから」と我慢した、という記憶があります。今思えば、「なんだ、その我慢は」と思うのですが(笑)。個人的にはサザンのフェイバリットベスト5に入る楽曲ですね。
8. BOW WOW / You're Mine
“B”のBOWWOWですね。彼等の活動期間は76年から83年になります。“ハードロックバンド”としてデビューしたのですが、バンドの主導権が事務所にあった事もあり、4th、5th、6thでは“歌謡ロック路線”での活動を強いられました。81年の7thから“ハードロック路線”に回帰することに。この9thが結果的に“B”での最終作になるのですが、この時期の彼等は海外でも知られる存在となっており、かの「レディング・フェスティバル」にも出演しております。アルバム発表後にはHANOI ROCKSと共にイギリスツアーを行いますが、ボーカルの斉藤さんの脱退をキッカケに解散することになります。残った3人は新メンバーは加え、“V”のVOW WOWが始動することになります。
次回は「Versailles」が登場します!
お知らせ:「エフエムもえる」のHPで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。(6分間)
アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
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