music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第870回ON AIRリスト(①2023年9月9日放送 ②2023年10月3日放送)

 さて、今日は朝から散髪へ行きました。私が利用している理容室は予約制ではないので、「朝イチで切ってもらおう!」と思ったら、開店前に並ぶ必要があります。9時オープンなので「1時間前から並んだら、1番かな?」なんて思いながら、行ってみたら既に1人並んでいました(笑)。なかなかの猛者です。ということで私は2番。オープン前に5人並びました。5番目の方は2時間待ちだそうです。とりあえず2番でOKでしょう。10時前には散髪も終わり、一度帰宅し「本日のメインイベント」に備えました。

 「本日のメインイベント」は“人生初のスープカレーを食する”であります。ということで、地元、留萌の人気店「カリー ザイオン」さんへ向かいました。11時オープンということで、10分前に到着したのですが、お店横の駐車場には車が4台。間違いなく“開店待ち”です。外が暑かったので、車中で待機しているようです。私がお店の扉前に並ぶと、車中の人が一斉に出てきました。ちょっと逆転しました(笑)。オープンと同時に店内は満員になりました。さすが、人気店ですね。人生初のスープカレー、大満足でしたね。もっと早く、体験するべきでしたね。実は一週間程前に息子が先に“人生初のスープカレー”を体験しまして、「とても上手い!」ということで「じゃあ、俺も食べてみよう!」となりました。地方からの来客も多いそうです。確かにそれも納得の味でした。

 音楽の話題。私みたいな“メタルファン”は“グランジ”に対して好意的に捉える人が少ないと思っております。実際、私もNIRVANAALICE IN CHAINSしか音源は所有しておりませんでした。しかし、「聴かないで判断するのはどうかな?」と思い、グランジの代表的なバンドのベストアルバムを聴いてみることにしました。感想はいずれ報告したいと思います。

 ということで、

第870回放送の(’23年9月9日・’23年10月3日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. AEROSMITH / EAT THE RICH ('93年発表 11th「GET A GRIP」)
2. AMARANTHE / IT'S ALL ABOUT ME (RAIN) ('11発表 1st「AMARANTHE」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. MASCHERA / 乱夢 ('98年発表 Major 1st「Interface」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. UNICORN / HEY MAN! ('88年発表 2nd「PANIC ATTACK」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 中森明菜 / NORMA JEAN ('93年発表 15th「UNBALANCE+BALANCE」)
6. 中森明菜 / 陽炎 ('93年発表 15th「UNBALANCE+BALANCE」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 佐野元春 / WILD HEARTS -冒険者たち- ('86年発表 23th SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. PRESENCE / 7つのピアス ('87年発表 1st「PRESENCE」)

 今回の目玉は、PRESENCE7つのピアス。Goodです。白田さん、ありがとう!

1. AEROSMITH / EAT THE RICH

 この「GET A GRIP」という作品は80年代半ばにオリジナルメンバーで再ブレイクした彼等の復帰4作目のアルバムであります。ヒットした前2作と同様にデズモンド・チャイルドやブルース・フェアバーンといった外部のソングライターを積極的に起用した作品でもあります。前2作は聴きようによっては“ポップな作風”とも捉えられましたが、この「GET A GRIP」は“パワー”や“爆発力”が感じられますね。レビューなどでは、「AEROSMITHを聴くなら、ベストアルバムよりこのアルバムを聴くべし!」と断言するファンもいますね。ボーカルのスティーヴン・タイラーは「ビートルズに「サージェント・ペパーズ~」があるように、我々にとって最も重要なアルバムになるだろう」と語っておりました。結果的に初の全米1位を獲得し、2年間のロングセールスとなり全米でのセールスは700万枚を超えるヒット作になりました。
 

2. AMARANTHE / IT'S ALL ABOUT ME (RAIN)

 このAMARANTHEはスウェーデン出身のメタルコアバンドであります。ただ、純粋なメタルコアではなく、聴いてお判りのとおり、電子音楽との融合を図っている音でありますので、「エレクトロニコア」というジャンルになると思います。女性ボーカル、男性ボーカル、男性“スクリーム”ボーカル、というトリプルボーカルスタイルが特徴的ですね。スピード感のある音に畳みかけるボーカル、キャッチーなメロディー、コンパクトな楽曲、僕は彼等の音を聴いて“新時代”を感じましたね。個人的には「メタルファン以外にも受け入れられる音かも」と思いましたね。1stでありながら、音楽性はほぼ“完成”されているかなと。気になる点と言えば聴きようによっては「どれも同じに聴こえる」といったところかな(笑)。楽曲中にもう“ひと展開”あると面白くなるかも、と思っているのですが。
 

3. MASCHERA / 乱夢

 MASCHERAは92年に姫路で結成されたバンドであります。インディーズ時代にオリジナル1枚、ミニアルバム3枚、ベストアルバム1枚を発表し97年末にメジャーデビューを飾ります。彼等についてよく言われるのが「高い歌唱力と演奏力」であります。インディーズ時代から定評がありましたが、難解で文学的な詞世界、退廃的で無機質なサウンドアプローチということもあってか、“マニア受け”のバンドでありましたが、メジャー進出を機にサウンドがメジャー的なデジロック風へシフトいたしました。これが吉となり、元々の「高い歌唱力と演奏力」が生きる結果になったと思います。このメジャー1stは1曲1曲の完成度が高く、“新人”の作品とは思えない仕上がりです。ただ、00年以降、ヴィジュアルシーンが急に縮小した影響もあってか、セールス的には急速に失速したのが残念でしたね。
 

4. UNICORN / HEY MAN!

 僕が初めてUNICORNの音を聴いたのが、この2ndが発表された直後だった88年だったと記憶しております。ロック好きの同級生から“注目バンド”ということで、このUNICORNPERSONZのそれぞれ1st、2ndを借りました。UNICORNに関しては1stと2ndの音楽性というか曲調の違いに驚いた記憶があります。1stではニューウェーヴ、ハードロック、パンクロックを基調とした音作りだったのが、この2ndではそれに加え“コミカルさ”が加わりました。僕の中では“過渡期の作品”という位置付けですね。彼等の“スタイル”は3rdで完成したと思っておりますので、この2ndは「1stの感触を引きずりながら、3rdへの橋渡しをしているアルバム」という感じです。ちなみにこの「HEY MAN!」の歌詞は「女に弄ばれ、中年にあっさり負けてしまう若者の心情やシチュエーション」を歌詞にしたものであります。
 

5. 中森明菜 / NORMA JEAN
6. 中森明菜 / 陽炎

 中森明菜オリジナルアルバム特集、15週目です。前作「CRUISE」発表後、約1年の休業期間があり、シングル「Dear Friend」で活動を再開しますが、デビュー以来所属していたレーベルを離れ、92年には連続ドラマの主演を務め、その後、充電と休養のためニューヨークに滞在し、並行してアルバム制作を開始します。レーベル移籍のごたごたもあったのか、この作品は前作から4年2ヶ月ぶりの作品となりました。彼女はアルバムタイトルを意識し「地声でも裏声でもない中間の微妙なバランス」に取り組んだとのこと。1曲目「NORMA JEAN」の作曲は小室さん。2曲目「陽炎」の作曲は玉置さん。音楽シーンで“4年”というのは僕の中では「流行が変わってしまう期間」と思っています。この時代は“ビーイング全盛期”でしたね。そんな訳でチャート最高位も4位に留まります。僕の中では「あ、時代が変わったかな」と実感した作品ですね。
 

7. 佐野元春 / WILD HEARTS -冒険者たち-

 先週の浜省さんに引き続き「尾崎豊キッカケ」で聴き始めたアーティスト、ということで佐野元春さんです。彼がブレイクした3rd「SOMEDAY」の頃は聴いておりません。アルバムを揃えたのは尾崎の死後、93年頃だったと思います。よく佐野さんは「メロディーへの歌詞の乗せ方に革命を起こした」と言われますが、僕が初めて聴いた時は、彼の方法が“普通”になっていましたので、個人的には衝撃的とまではいきませんでした。そんな事もあって、彼の作品を聴くときに注意しているのは「発売された時代」というのを常に頭に置きながら聴く、ということを心掛けます。そうすると「やっぱ、元春は革新者だなあ」というのが判りますね。この楽曲が発表された時は4th「VISITORS」で“時代の先を行き過ぎた”というのを彼なりに考え、ファンが求める方向へ少し戻した、という時期だったと思います。
 

8. PRESENCE / 7つのピアス

 先頃、ギタリストである白田一秀さんが逝去した、というニュースを知りました。ジャパニーズメタルファンなら誰もが知るギタリストであります。今日は追悼の意味を込めて彼が在籍していたバンドの音源を紹介することにいたしました。このPRESENCEは82年に結成され、ジャパニーズメタルブームを牽引したバンドのひとつであります。LOUDNESSEARTHSHAKERVOW WOWを第一世代とするならば、このPRESENCE、REACTION、DEAD ENDは第二世代にあたります。先の2バンドはインディーズから発表したアルバムが記録的なセールスを挙げメジャーに進出しますが、このPRESENCEはインディーズでの音源を発表せずにメジャーデビューを果たします。オリジナルアルバムを3枚発表しますが、レーベルからの指示によるポップ化する音楽性に不満を感じて白田さんが脱退を表明し、結果的には解散に至ります。
 
 次回は「DREAM THEATER」が登場します!

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