music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第867回ON AIRリスト(①2023年8月19日放送 ②2023年9月12日放送)

 さて、先週「忙しくてなかなか夏季休暇が取れない…。」と書きましたが、木曜、金曜とスケジュールがポッカリ空いたので夏季休暇を取ることに。そんな訳で現在4連休中であります。昨日は一人で滝川市ショピングに行きました。「私服の半袖が余りに少ない…」ということで、買うことに。ただ、お盆も過ぎているということで「秋物」がメインでした。それでも何とか3着ほどゲットしました。後は昼食を食べて、家族にお土産の「ケンタ」を買って帰宅。やっぱり地元に「ケンタ」はあったほうがいいですね。たまに無性に食べたくなります。

 先日、「ジュリーがいた -沢田研二、56年の光芒」という本を買いました。なかなか面白くて一気に読んでしまいました。そんな訳で、最近の車でのBGMはジュリーの「Royal Straight Flush 1971-1979」「Royal Straight Flush 1980-1996」。62曲のシングルコレクションです。僕の幼稚園から小学校までのヒーローです。やっぱ、カッコイイ!

 ということで、

第867回放送の(’23年8月19日・’23年9月12日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. ANGRA / CARRY ON ('93年発表 1st「ANGELS CRY」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. MALICE MIZER / 幻想楽園 ('01年発表 14th SINGLE「Garnet〜禁断の園へ〜」C/W)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. COBRA / LIFE WAR ('85年発表1st「STAND THE PRESSURE」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 中森明菜 / CRYSTAL HEAVEN ('88年発表 12th「Stock」)
6. 中森明菜 / NIGHTMARE 悪夢 ('88年発表 12th「Stock」)

★ MY FAVORITE SONG

7. キンモクセイ / 二人のアカボシ ('02年発表 2nd SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. WOLF / NEVER SURRENDER ('90年発表 1st Full「SOME ASPECTS OF THE MOMENT」)

 今回の目玉は、キンモクセイ二人のアカボシ。コレは名曲! 彼等はもっと評価されても良い。

1. ANGRA / CARRY ON

 ANGRAはブラジル出身のメロディック・パワー・メタルバンドであります。元VIPERのボーカル、アンドレ・マトスが音楽学校の仲間であったギタリスト、ラファエル・ビッテンコートと91年に結成、翌年にギタリスト、キコ・ルーレイロが加入し制作されたのがこの1stであります。この「CARRY ON」はインスト曲と連続している“実質1曲目”にあたる楽曲であります。現在でも“名曲”と呼ばれているこのドラマティックな曲で日本のファンをガッチリ掴みましたね。アルバム自体もクラシックの要素を随所に取り込んだ楽曲が多く、ツインギターの超絶技巧プレイも評判になりました。元々、バンドの創始者であるマトスはVIPER時代からシンフォニックな音づくりを目指していたのですが、他のメンバーに受け入れられる事がなく脱退したのですが、振り返ると彼はANGRAでVIPER時代より遥かな成功を収めたことになりますね。
 

 DARK TRANQUILLITYスウェーデン出身のメロディック・デスメタルバンドであります。当時はギタリストであったミカエル・スタンネを中心に結成されたバンドであります。ボーカリストに現IN FLAMESのアンダース・フリーデンを迎え1stを発表。このときは“普通のHMにデスヴォイス”の域に留まっていましたが、スタンネがボーカルを取り始めたこの2ndで大化けします。スピード、アグレッションと連続する叙情的メロディーの対比が素晴らしいですね。また、ファストからミドル、という変化の激しい楽曲展開も見事です。欧州民謡や女性ボーカルも取り入れることで終始、リスナーを惹き付けますね。と、私は一生懸命に説明していますが、メタルファンであってもこの「メロデス」というジャンルは壁があると思います(笑)。「普通に歌えば良いのに」と言われますが、この「美しいメロディー」と「デスヴォイス」の対比を楽しむのがこのジャンルですからね。
 

3. MALICE MIZER / 幻想楽園

 MALICE MIZERに関しては一般的にボーカルによって第1期~第3期に分けられています。初代ボーカルTetsuの第1期は92年~94年、2代目ボーカルGacktの第2期は95年~99年、3代目ボーカルKlahaの第3期は00年~01年であります。本日の楽曲は結果的に彼等のラストシングルとなった作品からの1曲であります。第3期MALICE最大の特徴は“ゴシックテイストの強さ”でしょうかね。Klahaのボーカルは悪く無いと思います。少なくとも初代のTetsuより全然歌えています。ただ、Gacktほどかと言われればそこまでは行っていない。彼の不幸は“常に前任者のGacktと比べられてしまうこと”だったと思います。他のバンドであれば問題なしだったのに。個人的にはKlahaのボーカルでもう1枚アルバムを作って欲しかったなあ、と思います。音楽的にはかなり好きなテイストであります。
 

4. COBRA / LIFE WAR

 僕はCOBRAに関して、存在は知っていましたが、リアルタイムでは聴いておりません。90年にメジャーデビューしたのですが、“ビートパンク”ではなく“パンク”だったこともあったのか、興味が沸きませんでした。音源を初めて購入したのはこの番組が始まって1年後、07年の秋だったと思います。購入したのはメジャーからのベストアルバムでした。「あ、ポップだなあ」というのが第一印象。ま、パンクは基本、ポップなので。その次に購入したのがインディーズ1stのこのアルバムでした。ボーナストラックがガッツリ収録されていて、「インディーズ音源全曲集」みたいな作品でした。このアルバム、基本、英語詞で歌われております。これが非常にカッコイイ。メジャーからの音源の日本語詞より、こちらの方が断然良かったですね。85年の作品ですが、音だけ聴くと、90年代後半の“日本のメロコアバンド”のように聞こえます。
 

5. 中森明菜 / CRYSTAL HEAVEN
6. 中森明菜 / NIGHTMARE 悪夢

 中森明菜オリジナルアルバム特集、12週目です。この「Stock」というアルバムは個人的に僕が最も好きなオリジナルアルバムであります。このアルバムは「過去3年間にシングル候補曲となった楽曲のうち、ロックテイストの強い楽曲を集めた作品」であります。そんな訳で、シングル曲は収録されておりません。この時期の彼女の歌声はまさに“全盛期”。ドスの効いた低音、伸びやかで艶のある高音を見事に使い分け、また、抜群の表現力で歌い上げております。1曲目「CRYSTAL HEAVEN」の作詞は女優の浅野ゆう子さん。2曲目「NIGHTMARE 悪夢」の作曲は北島健二さん。北島さんはこのアルバムのほとんどのアレンジも手掛けております。個人的には100点の作品なのですが、チャート最高位は2位に留まりました。このアルバムの首位獲得を阻んだのは長渕剛「NEVER CHANGE」でした。
 

7. キンモクセイ / 二人のアカボシ

 当時、ふいにテレビから流れてきたこの曲に心を奪われました。「誰だ? こいつらは?」と。楽曲の構成、ボーカルの声質、すべてがOKでしたね。おそらく多くの方はこのキンモクセイを“一発屋”と記憶しているのかなと。確かに彼等のトップ10ヒットはこの「二人のアカボシ」のみですので“一発屋”に数えてもいいのかな。僕も当時はそのように結論付けてアルバム購入までに至りませんでした。最近になって急にこの楽曲を思い出し、彼等のベストアルバムを聴いてみると、楽曲のクオリティーの高さに驚きました。「もっと評価されていいバンド」。僕の評価はこうなります。時代が悪かったのかな、と思います。00年代の初頭はこのような“シティーポップ”は求められていなかった気がします。セールスだけで評価してはいけない、という好例ですね。
 

8. WOLF / NEVER SURRENDER

 WOLFはギタリスト、黒木政彦さんの高速ギタープレイとボーカリスト松本龍以(たつのり)さんのハイトーンボーカルで注目されたバンドであります。結果的にメジャーデビューには至らなかったバンドでありますが、ジャパニーズメタルのファンにはよく知られたバンドであります。ミニアルバム1枚、フルアルバム1枚、コンピレーション1枚を残します。後追いでこのバンドを知った僕が、「アルバム聴いてみたい!」と思った時、すでにプレミア価格でありました。フルとコンピはプレミア価格でゲットしました。コンピは通常価格の6倍、18000円でした(笑)。ただ悲しいことに入手して数年後、通常価格で再発されました(泣)。僕がプレミア価格で入手した作品って、ほぼ再発されないのですが、コレにはやられましたね。ショックが大きかったですね。このような時「高くても、イイ作品を早く聴くことができた」と思って自分を慰めます。
 
 次回は「LUNA SEA」が登場します!

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