music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第865回ON AIRリスト(①2023年8月5日放送 ②2023年8月29日放送)

 さて、私は来週月曜日に夏季休暇を取得するので、本日から3連休であります。正直、集中的に夏季休暇を取得して5連休にしたかったのですが、今の仕事の状況ではとても無理。今年度は様々な事情があって「ルーティン業務」以外の業務に追われています。気が付くと夕方、ということが続いております。3日間の休暇で少しリフレッシュできればと思っております。でも、1日目は昼寝で終わってしまった…。

 息子がラジオ番組を始めて1ヶ月。しばしばBGMの曲やリクエストされた曲の提供を求められます。先程も1曲求められました。すぐに用意できるのが我が家の強みであります(笑)。ただ、オムニバス盤に収録されている楽曲を求められると探すのに苦労します(笑)。

 私の番組、music maniaですが、トークのバックで流すBGMの“丁度良い音量”を探っています。編集時に「丁度いいな」と感じても、放送で流れると「あれ? 効いていないな」と感じることも。これは“放送にのらないと答えが判らない”ものでありますので、今日もチェックします。

 ということで、

第865回放送の(’23年8月5日・’23年8月29日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. U.D.O. / FRIENDS WILL BE FRIENDS ('99年発表7th「HOLY」)
2. W.A.S.P. / BALLCRUSHER ('85発表 2nd「THE LAST COMMAND」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. Silver-Rose / Lonely Dancer ('92年発表 Mini「Keen Kiss Me」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. THE POGO / (GIVE ME)POWER ('92年発表 Major 2nd「1990」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 中森明菜 / 赤のエナメル ('86年発表 10th「CRIMSON」)
6. 中森明菜 / 駅 ('86年発表 10th「CRIMSON」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 福山雅治 / Good night ('92年発表 5th SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. JACKS'N'JOKER / JOKER ('90年発表 1st「JACKS'N'JOKER」)

 今回の目玉は、福山雅治Good night。この曲がキッカケで注目されることになりました。

1. U.D.O. / FRIENDS WILL BE FRIENDS

 改めて紹介いたしますと、U.D.O.は音楽的方向性の違いからACCEPTを電撃的に脱退したボーカル、ウド・ダークシュナイダーを中心に結成されたバンドであります。ウド脱退後のACCEPTの音楽性はアメリカナイズされたものでありましたが、こちらのU.D.O.は“従来のACCEPT”を継承する音楽性であったため、ファンはこちらを支持しましたね。本家ACCEPTは失速して89年に解散しますが、U.D.O.は順調に活動を続けます。91年にウドが「ミュージシャン引退」を宣言しバンドは4枚のアルバムを残し解散します。その後、ウドは引退を撤回し、再結成ACCEPTに参加しますが、バンドは96年に解散、U.D.O.を再始動させます。この「HOLY」という作品は再結成後3枚目のアルバムで、突出したスピード曲やヘヴィな曲はないものの、メロディーセンスが充分に発揮されている作品だと思います。この作品を最高傑作に推すファンも多いですね。
 

2. W.A.S.P. / BALLCRUSHER

 W.A.S.P.はボーカル、ブラッキー・ローレスを中心としたLAメタルを代表するバンドのひとつです。過激なパフォーマンスで名を馳せた彼等ですが、音楽は至ってまともであります(笑)。簡単に言うと“ワイルドだけどキャッチー”という音楽性ですね。僕も最初は雑誌などで得た情報から「音楽性も過激なのかな?」なんて思ったのですが、聴いてみるとこのような音楽性でイメージが変わりましたね。ただ、これは僕にとっては“嬉しい驚き”だったかな。とにかく楽曲がキャッチーで、完成度が高いと思いましたね。80年代の音が好きな私は「コレだよコレ!」という感じで大満足でしたね。1stは話題づくりもあって“過激さ”を前面に出した感がありましたが、この2ndは“音楽性”を前面に押し出した感じですね。W.A.S.P.の良いところは見た目に反してミュージシャンシップに溢れた完成度の高い楽曲を生み出すところかな。
 

3. Silver-Rose / Lonely Dancer

 90年代初期のV系インディーズシーンは「関東中心のエクスタシー」「関西中心のフリーウィル」が2大巨頭でありました。そこに割り込んだ“第3勢力”が愛知県発祥の「名古屋系」であります。名古屋系のバンドは主に「ティアーズミュージック」というレーベルを中心に活動しており、円盤屋というショップが全国的に販売を手掛けていました。このSilver-Roseもその系譜であります。黒夢とともに初期の名古屋系を引っ張ったのがこのSilver-Roseですね。僕は当時、「名古屋系」というのを意識して聴き始めた訳ではありません。インディーズでセールスを伸ばしているバンドの音源を買ってみると「あ、これも名古屋のバンドだ」という感じで自然に増えて行った感じですね。いつも言いますが、名古屋系の特徴は「ダークでメロディアス」。当時はこの音楽性が大好きでしたね。
 

4. THE POGO / (GIVE ME)POWER

 THE POGOはボーカルのRYOTAを中心に85年に結成されたバンドであります。87年にインディーズの大手、キャプテンレコードと契約し3枚のミニアルバムを発表します。2nd、3rdはインディーズチャート首位を獲得しました。僕がPOGOを聴き始めたのがインディーズ3rdが首位を獲得した時期でしたね。高2の時に札幌のインディーズショップ「U.K.EDISON」に買い出しに行った時、店員さんに「今、オススメのバンドは?」と聞いたところ「やっぱり、POGOですね」と教えてくれたので、3枚とも購入しました。当時、業界では「ブルハ、ジュンスカに続く第3のバンド」という扱いだった記憶があります。88年のロックフェスではブルハより観客を沸かす、という出来事もあったとか。レーベル各社の争奪戦の末、89年にメジャー進出を果たします。が、当時のシーンは飽和状態、ということもあって、思った程のセールスを挙げることが出来なかったのがファンとしては残念でした。ただ、アルバムの内容はどれも素晴らしかったですね。この「1990」はビートパンクの枠にとらわれないサウンドの成長が見える作品です。
 

5. 中森明菜 / 赤のエナメル
6. 中森明菜 / 駅

 中森明菜オリジナルアルバム特集、10週目です。この「CRIMSON」は問題作「不思議」からわずか4ヶ月で届けられたアルバムです。当時の僕が一番心配したのは「ボーカルが聴きとれるのか?」でした(笑)。1曲目で“ハッキリ”ボーカルが聞こえてきたときはホっとしましたね。このアルバムのコンセプトは「女性作家陣による女性的な温かみや、優美さ」でした。そんなこともあって、作曲に関しては竹内まりやさんと小林明子さんが5曲づつ提供しております。特徴的なのは歌唱方です。「力を抜いた囁きにも似た歌い方に終始している。」というのが最大の特徴ですね。前作とはうってかわって“ボーカルが前面に出ている”作りなのですが、歌い方もあって“浮遊感”の感じられる作りですね。「駅」という楽曲に関して、今、話題の山下達郎さんが「この曲に対して示した解釈のひどさにかなり憤慨した」とコメントし、明菜ファンの怒りを買いましたね。
 

7. 福山雅治 / Good night

 僕が初めて買った福山さんのアルバムはチャート1位を獲得した5th「Calling」でした。シングルは「MELODY」と「All My Loving」が収録されていた作品ですね。それを聴いて気に入り、一気にアルバムを揃えた、という流れですね。おそらく、彼が“ただのシンガー”だったら作品を集める、というところまで行かなかった気がしております。“シンガーソングライター”だった、というのが大きかったかな。この「Good night」はドラマ「愛はどうだ」の挿入歌でした。デビューから“ロック”にこだわっていた福山さんがバラードに初挑戦した楽曲であります。現在の福山さんを考えると、この楽曲は“大きな転機”になったと思います。今は「バラード歌手」という感じですからね。大袈裟に言うと、この曲の存在が無ければ、今の福山さんの存在は無かった、と言えなくもないでしょう。本人も「自身にとって特別な曲」と公言していますしね。
 

8. JACKS'N'JOKER / JOKER

 JACKS'N'JOKERはGASTUNK解散後にギタリストのTATSUが中心になって89年に結成されたバンドであります。当時の僕はまだGASTUNKを聴いていなかったので、それだけでは興味は湧かなかったのですが、彼等の楽曲のソノシートが雑誌の付録に付いていて、それを聴いてみたところ「お、こりゃカッコイイ!」となりまして、「CDが発売されたら絶対に買う!」と決めました。その時のソノシート音源がこの「JOKER」という楽曲でありました。このバンド、最終的にはベーシストは後にジュディマリを結成する恩田さん、ドラマーは元REACTIONのUME-CHANが務めることになり、80年代ジャパメタシーンで活躍した人達が結集したカタチになりました。ボーカリストのNIXXだけが“新人”でしたが、新人とは思えない堂々とした歌いっぷりが良かったですね。オリジナルアルバム2枚で解散したのがちょっと残念でしたね。
 
 次回は「犬神サアカス團」が登場します!

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