music mania ちばちゃん

4月27日(土)は21時からは「第900回」の放送! 4月30日(火)の18時からは「第898回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第864回ON AIRリスト(①2023年7月29日放送 ②2023年8月22日放送)

 私、本日は「夜出勤」の為、いつもより早めのアップです。毎年恒例の「花火大会見学の引率」です。私が施設に勤務してから3回目の引率ですが、これまで花火大会が「雨で中止」になったことはないので、「もしかしたら晴れ男になった?」と思ってしまいます。昔は“イベント”になると雨が降ったり、というのが多かったので。

 今日は今シーズン一番の暑さです。部屋の扇風機は風量MAXで作動中。そんな中、朝から「番組中のトークに被せるBGM」を再考中です。宅録になって1ヶ月、「G線上のアリア」をバックにトークをしておりましたが、編集作業が面白くて「他のBGMも使ってみたいなあ」という欲求が。そんな訳で、コーナーごとにBGMを使い分けすることにしました。家には音源がたくさんあるので、使わないと損かなと(笑)。

 暑い日が続きますが、今年は快適に仕事をさせて頂いております。そう、昨年12月に引っ越したウチの新施設は「冷房完備」であります! 「冷房・Wi-Fi完備」をウリにして新規職員を集めたいのですが、地域の「合同企業説明会」の抽選に外れてしまい、PRの場を失ってしまいました(笑)。残念!

 ということで、

第864回放送の(’23年7月29日・’23年8月22日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. RAINBOW / GATES OF BABYLON ('78年発表3rd「LONG LIVE ROCK 'N' ROLL」)
2. QUEENSRYCHE / SURGICAL STRIKE ('86発表 2nd「RAGE FOR ORDER」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. SIAM SHADE / D.D.D. ('02年発表 BEST「SIAM SHADE VIII B-side Collection」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. PRINCESS PRINCESS / ロマンス ('91年発表 6th「DOLLS IN ACTION」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. 中森明菜 / Labyrinth ('86年発表 9th「不思議」)
6. 中森明菜 / 燠火 ('86年発表 9th「不思議」)

★ MY FAVORITE SONG

7. ミドリカワ書房 / 小さな母 ('19年発表 8th「屁のような」)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. LOVEBITES / My Orion ('23年発表4th「JUDGEMENT DAY」)

 今回の目玉は、ミドリカワ書房小さな母。ミドシンはもっと評価されてもイイと思います。

1. RAINBOW / GATES OF BABYLON

 改めて説明いたしますとRAINBOWはDEEP PURPLEのギタリスト、リッチー・ブラックモアがソロEPを制作するためにロニー・ジェイムズ・ディオがボーカルを務めるELFというバンドのメンバーとレコーディングを行ったことから始まります。結果的にPURPLEを脱退し「RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW」として1stを発表します。これがクラシックの様式とロックンロールの激しさとの融合を図った画期的な作品となりました。2nd制作を迎えるにあたってロニー以外のELFメンバーを解雇し、名手、コージー・パウエルらを迎え「RAINBOW」として2ndを発表します。そしてこの3rdはアメリカのマーケットを意識してかコンパクトな作品が多くはなりましたが、代表曲を多く収録した作品となりました。この楽曲はその中でも2ndまでの様式を意識した中世的なメロディー進行の楽曲であります。
 

2. QUEENSRYCHE / SURGICAL STRIKE

 “HMを革新し続けた孤高の表現者”と言われるのがこのQUEENSRYCHEワシントン州シアトルを拠点に81年に結成されたバンドであります。83年のデビューEP発表時はジェフ・テイトの驚異的なハイトーンボーカルもあって、“PRIESTの後継者”とも言われていましたが、1stでは正統派メタルの域に留まることなく、構成と楽曲のドラマ性に更なる磨きをかけ、彼等独自の“プログレッシヴHM”を打ち立てました。この2ndは前作の作風を更に推し進め、シンセサイザーによるサンプリングを導入するなどドラマ性を高めることに成功しております。ただ、あくまで核はクリス・デガーモとマイケル・ウィルトンのツインギターですね。86年という時代を考えると、この完成度は驚異的とも言えたと思います。しかし、商業的には“中ヒット”という結果に終わってしまいます。
 

3. SIAM SHADE / D.D.D.

 彼等をこのコーナーで紹介しているのは、結成当初に“長髪に濃いメイク”というV系に倣ったコンセプトで活動していたからであります。個人的には「日本屈指のハードロックバンド」と思っております。振り返ってみるとSIAM SHADEのシングルに関しては「A面は売れ線で」「B面は自分達のやりたい事で」と完全に割り切っていたと思います。この「D.D.D.」という楽曲、実は「1/3の純情な感情」のカップリングであります。A面のキャッチーさと比べ、こちらはかなりハードな仕上がりになっています。バンドの当初からのファンは「これがSIAM SHADE!」と思うのでしょうが、“楽曲目当てで購入した人”はこのハードさには驚ろいたでしょうね。この楽曲が収録されている「SIAM SHADE 8 B-side Collection」はタイトルどおりアルバム未収録のカップリング曲を集めた作品ですが、ある意味“バンドの本質”を表した作品だと思います。大好きですね。
 

4. PRINCESS PRINCESS / ロマンス

 この「ロマンス」という楽曲はファンの間では“隠れ名曲”と言われている楽曲であります。この曲が収録されている「DOLLS IN ACTION」という作品は「アルバムを発表すれば必ず1位!」という全盛期に発表された作品で、チャートではお約束の1位を獲得するのですが、ファンからの評価が賛否分かれるアルバムであります。否の意見としては「アルバム全体のトーンがバラバラで迷走している感じ」「チャレンジ要素が強く実験作みたい」など。賛の意見では「幕の内弁当みたいで多様なプリプリを楽しめる」「こじんまりとしているが、ポップでメロディアスなところは流石」など。当時の個人的な感想は「あまり印象に残らなかったなあ」でした。確かにチャートトップに輝いた作品だったのですが、先行シングルの「SEVEN YEARS AFTER」の印象しかありませんでしたね。この「ロマンス」の良さに改めて気付いたのは12年の再結成時に発表されたベスト「THE REBIRTH BEST 〜再会〜」で聴いたときですね。「あれ? こんな曲あったっけ?」という感じ。
 

5. 中森明菜 / Labyrinth
6. 中森明菜 / 燠火

 中森明菜オリジナルアルバム特集、9週目です。この「不思議」というアルバムは彼女初の「セルフプロデュース作品」で「明菜最大の問題作」と言われた作品です。聴いてお判りの通り「サウンドとボーカルが一体となって聴こえるミキシング」が最大の原因です。「ボーカルを小さく処理してヴォコーダー処理する」というのは元々、彼女のアイデアで「声も楽器の一部」というコンセプトから生まれたアイデアだったそうです。僕が中3の頃の作品ですが、最初に聴いた時は「不良品」だと思いましたね(笑)。僕だけじゃなく多くのファンがそう思ったようで、レコード会社には「ボーカルがよく聴こえない。不良品では?」の問い合わせが殺到したそうです。ちょっと攻め過ぎたアルバムでした。後の88年にこのアルバム収録曲の内、5曲が再録され、“普通のミキシングで”ミニアルバム「Wonder」として発表されました。
 

7. ミドリカワ書房 / 小さな母

 ミドリカワ書房さんは北海道上川町出身のシンガーソング“ルポ”ライターであります。普通ではなかなか歌われないキワドイ題材をテーマにして楽曲を発表しているアーティストですね。そのような作風ですから、おそらくこの先も“メジャーフィールド”ではお目にかかることはないと思うのですが、個人的にはこの作風、大好きですね。歌詞はドギツイですが、実は非常にリアルな内容です。そこに共感が持てます。この「小さな母」という楽曲で取り上げられている内容は「シングルマザーの15歳の娘の妊娠」。しっとりとした曲調なのですが、歌われている内容がリアルでハード。これがミドシンの真骨頂です。個人的には彼の才能を多くの人に知ってもらいたいのですが、無理かな(笑)。
 

8. LOVEBITES / My Orion

 LOVEBITESは16年に結成されたガールズメタルバンドであります。結成後1年余りで海外にも進出し、ワールドワイドな活動を続けております。ベーシストの脱退により、一時、活動を休止しておりましたが、後任ベーシストも決まり、無事に活動を再開しました。ここ日本では10年頃からガールズメタルバンドが活躍するようになりましたが、その多くは作品を重ねるうちに“セールスを意識してポップな方向へシフト”という「間違い」を犯してしまい失速していますが、このLOVEBITESはこれまでのところ音楽性に“ブレ”はありません。楽曲に関しては元LIGHT BRINGERのキーボーディスト、Maoの貢献が素晴らしいですね。個人的にはボーカルのasamiさんのパフォーマンスが素晴らしいと思います。ジャパニーズメタルの女性ボーカリストではかなりの上位にランクされるボーカルだと思います。
 
 次回は「福山雅治」が登場します!

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