さて、本日の放送が「スタジオ録音」による“最後の放送”になります。通称「Ｂスタ」と呼ばれる場所で１６年１０ヶ月収録してきました。１年ちょっと前までは“窓のない小部屋”がＢスタでしたが、コロナの影響で１年ちょっと前から換気の良い場所へＢスタが移動となりました。“小部屋”時代は夏は「猛暑」、冬は「極寒」というような環境で収録したのも今ではいい思い出であります。
７月の放送時間変更に合わせて収録方法を“自宅録音”に変更しようと思ったのですが、機材も揃ったということで、練習がてら１週早く来週の放送分から“自宅録音”へ変更いたします。そんな訳で先日、本日放送分を元ネタに編集作業の練習をしてみました。「録音スタイルを変更するなら…」ということで、試しに曲間のトークの最中にもＢＧＭを乗せてみました。うん、少し“高級感”が出た。ということで、次回放送分のトーク最中のＢＧＭにも注目して下さい(笑)。正直、アンマッチかも知れませんが、“高級感”は感じられると思うのですが。
現在、収録時の「マイクの位置」を模索中です。ＰＣ画面を確認しながら、というのがあるのでベストポジションを探っています。
ということで、
第858回放送の（’23年6月17日・’23年7月11日）ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. AVENGED SEVENFOLD / BLINDED IN CHAINS ('05年発表 3rd「CITY OF EVIL」)
2. DOKKEN / INTO THE FIRE ('84発表 2nd「TOOTH AND NAIL」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. Eins:Vier / Kiss is sleeping pills ('94年発表 1st Full「Risk」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. MARCHOSIAS VAMP / BARA GA SUKI ('87年発表 INDIES 1st「PLEASURE SENSATIONS!」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
★ MY FAVORITE SONG
7. C-C-B / ないものねだりのI Want You ('86年発表 9th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. E.Z.O / LOVE JUNKIE ('89年発表 2nd「FIRE FIRE」)
今回の目玉は、MARCHOSIAS VAMPのBARA GA SUKI。イカ天出演時、この音源を探し求めた記憶があります。
1. AVENGED SEVENFOLD / BLINDED IN CHAINS
1st、2ndでは所謂「メタルコア」な音楽性でしたが、メジャー契約を果たしたこの3rdでスクリームを封印し、音楽性もメロディックスピードメタルにモダンな要素を混ぜたような方向へ舵を切りました。僕はこの3rdから聴き始めたので「アメリカのバンドでこのような音楽性は新鮮だなあ」という感想でした。メタリカ、ハロウィン、メイデンを普通に聴いて育ったアメリカ人が奏でる音、と言ったら判りやすいかな？ 僕はこの音を聴いて「あ、アメリカのメタルも新世代に入ったんだな」と思った記憶があります。この作品は全米チャートで30位を記録し、4thでの大ブレイクのキッカケを掴みます。
2. DOKKEN / INTO THE FIRE
僕はDOKKENに関してはリアルタイムでは聴いていない人であります。彼等の楽曲を初めて聴いたのは僕が本格的にメタルを聴くようになった90年代の後半であります。最初はお馴染みのベストアルバムから入ったのですが、ギタープレイの素晴らしさと叙情性のあるメロディーにやられましたね。程なくして全作品を揃えました。この2ndは彼等が人気バンドになるキッカケになったアルバムと言えるでしょう。ジョージ・リンチのフラッシーなギタープレイとドン・ドッケンの甘い歌声が高次元で結合した作品ですね。同時期のLAメタルバンドと比べて楽曲の完成度も演奏力も頭一つ抜けていましたね。
3. Eins:Vier / Kiss is sleeping pills
Eins:Vierは大阪出身のバンドであります。90年にインディーズからミニアルバムを発表した後、なかなか音源が発表されなかったのですが、着実にライブをこなしておりました。93年にこの曲が雑誌「ロッキンf」のソノシート付録になり、僕は一発で気に入りましたね。この1stフルは「待ちに待った」という感じでしたね。同時期に活動していたバンドとは異なり、UKロックを基調とした“湿り気のある音”が特徴的なバンドであります。確かに同世代のバンドの中では“異色な”音作りでしたね。ただ、それが個性になったと思います。メジャーデビュー以降は若干ポップな方向に振れたこともあって、個人的にはウェッティーなこのアルバムが一番好みであります。
4. MARCHOSIAS VAMP / BARA GA SUKI
第４代グランドイカ天キングに輝いたMARCHOSIAS VAMP。彼等が番組初登場で演奏した楽曲がこの曲であります。彼等はインディーズ3rdのプロモーションのために番組に出場したのですが、この楽曲が収録されたアルバムは２年前に発表されたインディーズ1stに収録されていたため、このアルバムは一時かなりの入手困難品になっていた記憶があります。僕も結局入手したのは90年にCDで再発された時でしたからね。このアルバム、８曲入りなのですが、前半４曲はライブ音源、後半４曲はスタジオ録音となっている少し変わった作りとなっております。ちなみに聴いてお判りのとおり「BARA GA SUKI」はライブ音源であります。
5. 中森明菜 / 瑠璃色の夜へ
6. 中森明菜 / 目をとじて小旅行(イクスカーション)
中森明菜オリジナルアルバム特集、3週目。前作から5ヶ月のスパンで発表された3rdです。このアルバムの先行シングル曲は「セカンド・ラブ」。彼女最大のシングルヒット曲であります。１曲目「瑠璃色の夜へ」は当時17歳とは思えぬ“色気”を感じる歌い方が気に入っております。2曲目は「目をとじて小旅行」、こちらは“17歳”らしい等身大の歌い方の楽曲です。楽曲の良さもあって、個人的には“ホっとする”曲ですね。３週目で初めて“アイドルっぽい”楽曲だったと思います。
7. C-C-B / ないものねだりのI Want You
この曲はC-C-Bのシングル曲で唯一の「チャート１位獲得曲」であります。発売当初、ラップに免疫のなかった僕は「なんじゃこりゃ」と思った曲でしたね。それが今では、彼等の楽曲で一番気に入った楽曲になりました(笑)。このバンドの最大の強みは５人全員がボーカルを取れる、というところでしょうかね。この曲でも渡辺さん、関口さん、笠さんのトリプルボーカルが聴くことができます。最近、YouTubeでこの曲の演奏シーンを観ましたが、演奏力も素晴らしかったです。再評価されてもいいバンドですね。
8. E.Z.O / LOVE JUNKIE
結果的にラストアルバムになった作品であります。文句なしにカッコイイ作品なのですが、フラットバッカー時代の音に魅かれたファンにすると“退屈な”作品になってしまうかもしれません。E.Z.O時代の彼等の音には“フラットバッカーの香り”はほとんどありませんからね。ただ、ヘヴィメタル／ハードロックとしては最高品質であります。ギター、飯田さんの独特なリフワークに微かにフラットバッカーを感じます。E.Z.Oとして日本でライブ活動をすれば展開が少し変わったのかな、と思うのですが。
次回は「BARBEE BOYS」が登場します！ 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.127 ON AIRリスト
PERSONZ / GOLDEN★BEST ('11年発表)
放送時間は２時間２７分。深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです！
お知らせ：「エフエムもえる」のＨＰで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。（６分間）
アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
【ページのいちばん下であります】
以上！
「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます！
アドレス http://www.jcbasimul.com/radio/687/
または、JCBAサイマル専用のスマートフォンアプリ「Radimo」をインストールして下さい。
放送局は 【エフエムもえる】 です！
「music mania」は毎週土曜日２３時～２４時、引き続き２４時から「Midnight Best」をお送りしております！
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日１４時００分に放送開始
