さて、シルバーウィーク(←あまり定着していない呼び方)も終盤ですが、私は家でゆっくりと過ごしております。職場でもコロナ感染者がぽつりぽつりと出始めました。「すぐ側まで来ている」といった感じです。ウチの職場は“高齢者施設”とうことで、うっかりするとすぐ“クラスター”となってしまいます。そんなこともありまして、いくら「行動制限解除」となっても、なかなか遠出する気になりません。なんとなく“気が重い”というか。早く気兼ねしないで外出したいなあ。
暑い季節が終わった、ということで、今年もウチの金魚さんは暑い夏を乗り切りました。10歳ということで、お年寄りなのかも知れませんが元気であります。食欲も旺盛であります。餌を食べたくなる時間になると水温計をつついて音を鳴らします。これはこの子たちの親もそうでした。やっぱ親子は似るのかな? 卵から育てている金魚なので、長生きしてくれて嬉しくなります。
周りでは長袖を着る人が多くなりました。やっぱ秋ですね。私はあと3週間ぐらいは半袖で過ごしたいと。
ということで、
第821回放送の(’22年9月24日・’22年10月23日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. EDGUY / THE PRIDE OF CREATION ('08年発表 8th「TINNITUS SANCTUS」)
2. LEATHERWOLF / LEATHERWOLF ('84発表 1st「LEATHERWOLF」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. La:Sadie's / 舞夢 ('96年発表 DEMO TAPE「呪ワレタ楽園ノ影…」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. G.D.FLICKERS / 古きドリアン・グレイに ('89年発表 1st「Rebellious Heroes」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. GO-BANG'S / 狂った天使 ('93年発表 6th「DANGEROUS CHARMES」)
6. GO-BANG'S / ジャングルエンジェル ('94年発表 7th「BIONIC ROCK」)
★ MY FAVORITE SONG
7. shela / Love Again -永遠の世界- ('01年発表 1st「COLORLESS」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. FLATBACKER / ACCIDENT ('85年発表 1st「戦争 -アクシデント-」)
今回の目玉は、La:Sadie'sの舞夢。多分、貴重な音源だと思うのですが…。
1. EDGUY / THE PRIDE OF CREATION
初期はHELLOWEENタイプのメロディックパワーメタルを演奏していた彼等ですが、この前作の7thから「より普遍的なロック」にシフトした感じです。この作品では典型的なスピードメタル曲もありませんがキャッチーなメロディーを抜群のコーラスと曲の展開でまとめている感じですかね。初期からのファンには賛否が分かれる作風ではありますが、中心人物トビアス・サメットの才能が感じられる作品となっているのは確かであります。個人的には初期の頃に合った“哀愁感”がかなり薄れてしまったのが残念ですかね。この路線はAVANTASIAでやってもらって、EDGUYではメロパワ路線で行って欲しいのですが。
2. LEATHERWOLF / LEATHERWOLF
LA出身のLEATHERWOLFはボーカルがギターも兼任するトリプルギターの5人組バンドであります。この時期のLAはその名の通り「LAメタル」と呼ばれるラットやモトリーなどの“見た目が派手”なバンドの人気が高かった訳ですが、彼等のような音楽性のバンドも存在しておりました。聴いてお判りと思いますが、初期メイデンからの影響が非常に大きいバンドであります。87年に発表した2ndでは重厚なコーラス、劇的な曲展開、トリプルリードをふんだんに取り入れた楽曲で評価されましたが、この1stでも粗削りながらその萌芽が見て取れると思います。
3. La:Sadie's / 舞夢
La:Sadie'sは一般的には「DIR EN GREYの前身バンド」とされ、95年に元STELLA MARIAのベーシスト、KISAKIにより結成されました。数本のデモテープと2枚のシングルを残し97年1月に解散、翌2月にKISAKIを除いた4人はベーシストにToshiyaを迎えDIR EN GREYを結成します。という訳で、ボーカルを務めているのは京であります。DIRでの彼の声しかしらない人は「マジ?」と思うかも知れませんね。音楽性は初期のDIRに通じるところもあるのかなと。インディーズでアルバムを残すことなく解散したので、僕はリアルタイムではまったく存在を知らなくて、DIRが注目されてから知ったバンドであります。もしかしたらDIRのメンバーにはこのバンドでの活動は“黒歴史”になるのかな。
4. G.D.FLICKERS / 古きドリアン・グレイに
G.D.FLICKERSは85年にボーカルのJOEを中心に結成されたバンドであります。当初は「グラスデッドフリッカーズ」と名乗っておりました。後に“グラスデッド”を“G.D.”と略します。初期には後にZIGGYに参加する戸城さん、大山さん、松尾さんも在籍していました。インディーズで2枚のミニアルバムを発表し89年にメジャーデビューを果たします。個人的にこの1stで最も気に入った楽曲がコレ。印象的なイントロからサビに入る展開、そして何より歌メロが良かったな。
5. GO-BANG'S / 狂った天使
6. GO-BANG'S / ジャングルエンジェル
さて、多くの人のGO-BANG'Sのイメージって「あいにきてI・NEED・YOU!」のような“ポップなGO-BANG'S”だと思います。ま、全盛期はそのような曲調でヒットを飛ばしましたからね。しかし、彼女達はレーベルを移籍してから音楽性を変えました。特にラスト2作についてはチャート圏内に入らなかった事もあってか語られることが少ない作品です。そんな作品に目を向けてみよう、というのが今回の主旨であります。森若さんの声がキュートなのですが、音は本格的な“ロック”であります。全盛期にこの路線で作品を発表していたらどうなっていたのか興味が沸きます。
7. shela / Love Again -永遠の世界-
shelaは本名、大泉めぐみ。テレ東の「ASAYAN」オーディション出身であります。97年、女性3人組ユニット「FBI」でデビュー。シングル3枚を残しフェイドアウト。99年に「20世紀最後の大型新人」のコピーでavexより再デビュー。01年の1st「COLORLESS」でチャート1位を獲得。ここまでが全盛期。この後、楽曲の制作陣を変更したのですが、結果的にこれが良くなかったのか、セールスは下降します。05年に2枚のベストを発表後、ほとんど表舞台から姿を消しました。個人的には復帰して欲しいアーティストですね。
8. FLATBACKER / ACCIDENT
今では“伝説”とも言われる札幌のFLATBACKER。音楽性は簡単に言うと「スラッシュ+パンク+ハードコア」と言ったところでしょうか。もちろん僕はリアルタイムでは聴いていませんが、この作品が85年という時代に発表されたのが驚きです。当時のジャパメタにはなかった“オリジナリティー”、特にMASAKIの声とSHOYOのギターリフは特筆ですね。アルバム2枚を残し渡米、KISSのジーン・シモンズのプロデュースでE・Z・Oとしてデビューを果たすのでが、個人的にはFLATBACKERの音楽性で3rd以降の作品というものを聴きたかったな。40年近く前の作品ですが、ジャパニーズメタルでコレほどの衝撃を与えた作品はほとんど発表されていないのでは、と思います。
来週は「Mardelas」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.090 ON AIRリスト
Mr.Children / Mr.Children 2001-2005 ('12年発表) Mr.Children 2005-2010 ('12年発表)
放送時間は2時間40分。深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです!
お知らせ:「エフエムもえる」のHPで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。(6分間)
アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
【ページのいちばん下であります】
以上!
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/radio/687/
または、JCBAサイマル専用のスマートフォンアプリ「Radimo」をインストールして下さい。
放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始