さて、最近は涼しくなり、とても過ごしやすくなりました。朝晩も冷え込むようになり「秋」を実感しますね。“秋”といえば“食欲の秋”“読書の秋”などありますが、私はやっぱ“音楽”と“読書”かな。ま、秋に限らず一年中そんな感じですが(笑)。音楽に関しては、周期ごとに聴きたい音楽が変わります。「洋楽ポップス」「メタル」「80年代」「今はやりのモノ」といったように。最近は「80~90年代のJ-POP」が部屋では多く流れております。コレはその時に読んでいる本の影響が大きいと思います。そのようなテーマの本を読んでいるとやっぱり一緒に聴きたくなっちゃいますね。
今年は番組で「編曲家」の特集をお送りしましたが、次はもっと単純に「作曲家」の特集をしたいなと思っております。この番組の数少ないファンであれば何となく登場する作曲家が判ると思いますが(笑)。
ということで、
第769回放送の(’21年9月25日・’21年10月24日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. CHILDREN OF BODOM / CHILDREN OF DECADENCE ('00年発表3rd「FOLLOW THE REAPER」)
2. HANOI ROCKS / LOST IN THE CITY ('81年発表1st「BANGKOK SHOCKS SAIGON SHAKES」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. DIR EN GREY / THE FINAL ('13年発表SELF COVER「THE UNRAVELING」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. G-SCHMITT / Someday Somewhere ('86年発表MINI「Sin, Secret & Desire」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / ブラック・タンバリン ('03年発表LIVE「LAST HEAVEN'S BOOTLEG」)
6. THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / エレクトリック・サーカス ('03年発表16th SINGLE)
★ MY FAVORITE SONG
7. 山下久美子 / 3度目のハートブレイク ('85年発表9th「BLONDE」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. DEAD END / I CAN HEAR THE RAIN ('88年発表3rd「shambara」)
今回の目玉は、DEAD ENDのI CAN HEAR THE RAIN。名曲です!
1. CHILDREN OF BODOM / CHILDREN OF DECADENCE
2019年にメンバー3名が脱退したことをキッカケにバンドは崩壊、中心人物アレキシ・ライホも2020年末に41歳の若さで死去、というCOBであります。僕が彼等の楽曲を初めて聴いたのは99年の春だった記憶があります。「メロデスというジャンルの音を聴いてみたい」という理由だったのですが、この音楽性に一発でやられましたね。初期の作品はネオクラシカル的な演奏にグロウルが乗る、という音楽性だったことも気に入る要因だったのかなと思います。この3rdは疾走感、ギターとキーボードのバトル、テクニカルな演奏、どれも非常に満足のいくものです。“初期スタイル”の完成形と言っても良いですね。
2. HANOI ROCKS / LOST IN THE CITY
ZIGGYの森重さんが「擦り切れるまで聴いた」と語っていたHANOIの1stからの1曲です。この1st、演奏は確かに荒さが残りますが、とにかくメロディが素晴らしいです。音もチープなのですが、そこがまたイイのですよ。この「LOST IN THE CITY」という楽曲については、一部では「HANOI流ロックンロールの最高峰!」というファンもいます。80年代のHANOIはアルバム毎にテクニック、サウンド、アレンジ力が進化していて聴いた時の印象がかなり異なるところが面白いかな。ロックンロールが好きな人は避けては通れないのがHANOI ROCKSというバンドなのかなと思います。
3. DIR EN GREY / THE FINAL
僕がDIR EN GREYを聴き始めたのは98年ぐらいだったと思います。「V系バンドの注目株」というだけで聴き始めたと思います。3rdを初めて聴いた時に「あれ?」と思いました。そう、音楽性が明らかに「脱・V系」のハードコアな方向性にシフトしたからです。正直、当時の僕はこの変化を歓迎していませんでした。ただ、振り返ってみるとこの変化があったからこそ、現在の評価に繋がっているのかなと思います。結局、00年代以降のV系のひな型を変えたバンドになりましたね。この楽曲は美しいメロディと重く激しい演奏のバランスが好きでチョイスしました。
4. G-SCHMITT / Someday Somewhere
G-SCHMITTはAUTO-MODが参加しているオムニバスに参加していたことがきっかけで聴き始めたバンドです。ただ、音源を揃えるのにかなり苦労した思い出のあるバンドですね。特に1stミニと2ndミニを1枚に纏めた編集盤はプレミア価格で万単位で購入しました。このアルバムが未だCD再発化していないので“宝物”となっております。ただ、廉価で再発してもらって多くの人に聴いてもらいたい、という思いもありますね。このサウンド、80年代のあの時にしかできない音だったと思います。今聴くと新鮮ですね。
5. THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / ブラック・タンバリン
6. THEE MICHELLE GUN ELEPHANT / エレクトリック・サーカス
さて、「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT特集」8週目、最終回です。LIVE「LAST HEAVEN'S BOOTLEG」はラストツアーで演奏された音源から厳選された楽曲を収録した“ライブベスト”であります。「ブラック・タンバリン」はインディーズ時代から演奏されていた初期の代表曲であります。個人的にインディーズ1stで最も印象に残った楽曲がこの曲です。「エレクトリック・サーカス」はラストライブと同日に発表されたラストシングルであります。歌詞がとても切なくて“ラスト”という感じがいっぱいです。何というか、突っ走ってきて、最後に燃え尽きた、という感じかな。いわゆる、ミッシェルらしくはないかも知れませんが名曲だと思います。
★ Midnight Best Vol.038 ON AIRリスト
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