music mania ちばちゃん

4月20日(土)は21時からは「第899回」の放送! 4月23日(火)の18時からは「第897回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第855回ON AIRリスト(①2023年5月27日放送 ②2023年6月18日放送)

 さて、先週の記事にいつもより多くのアクセスがありました(笑)。職場の管理職としての「期首面談」の話題でしたが、少し驚きました。たまに「52歳管理職の思い」を綴るとアクセスが増えるのかな、と思ってしまいました。毎回、話題があるといいのですが、今週は平穏な毎日でありました。強いて言えば、役職柄、「夜の会議」が続いたという事ぐらいですかね。会議、収録、会議、みたいな感じでしたね。

 現在、20年前に購入したムック本を読み直ししています。別冊宝島「バンドブーム・クロニクル1985-1987」「バンドブーム・クロニクル1988-1990」。そう、タイトルからお判りのとおり、この番組の1コーナー「BAND BOOM MEUSEUM」に大きな影響を与えた本であります。元々は、「この本で紹介されている全部のバンド音源を紹介したら面白いかも」と思い付いたコーナーです。全部とは言えませんが、かなり網羅できているのでは、と自負しております。もちろん、この本がキッカケで初めて聴いたバンドもあります。そういう意味では僕の“バイブル”でもあります。

 ということで、

第855回放送の(’23年5月27日・’23年6月18日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. RACER X / SNAKEBITE ('99年発表 3rd「TECHNICAL DIFFICULTIES」)
2. VANDENBERG / NOTHING TO LOSE ('82発表 1st「VANDENBERG」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. 黒夢 / NITE&DAY ('97年発表 10th SINGLE)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. 筋肉少女帯 / 大釈迦 ('92年発表 BEST「筋少の大車輪」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. TM NETWORK / Alive ('14年発表 12th「QUIT30」)
6. TM NETWORK / STORY ('14年発表 12th「QUIT30」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 松田樹利亜 / だまってないで ('22年発表 2nd SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. Unlucky Morpheus / "M" Revolution ('22年発表「evolution」)

 今回の目玉は、Unlucky Morpheus"M" Revolution。これも非常にレベルが高い楽曲です!

1. RACER X / SNAKEBITE

 RACER Xは80年代半ばにギタリスト、ポール・ギルバートを中心に結成されたバンドであります。86年に1st、87年に2ndを発表し順調な活動をしておりましたが、ボーカルのジェフ・マーティンが脱退を表明、ポールもビリー・シーンからMR.BIG結成の話を持ち掛けられ脱退、バンドは結局解散することになりました。97年にMR.BIGが活動を停止し、ポールはソロ活動を始めますが、同時にRACER Xの再結成に動きます。そんな彼等の再結成後初のアルバムがこの作品。MR.BIGが“メロディー重視”の方向性に傾いたことへの鬱憤があったのか、このアルバムでのポールはテクニカルで豪快なプレイを披露しております。ポール以外のメンバーのプレイも80年代の2作よりも大きく進化しておりました。
 

2. VANDENBERG / NOTHING TO LOSE

 このバンドは元々「TEASER」という名で78年にデビューした後、ギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンヴァーグによって再編されVANDENBERGとして再デビューいたしました。この1stはエイドリアンの多彩なギターワークとボーカル、バート・ヒーリンクのメロディアスな歌唱が見事に融合した作品であります。どの曲も英米のバンドには無い“哀愁感”を感じさせます。アルバムの完成度は2nd、3rdが上だと思いますが、個人的にはアメリカナイズされていないこの1stが好みですね。でも、エイドリアンってギターヒーローになれそうでなれなかった人ですよね。
 

3. 黒夢 / NITE&DAY

 僕が黒夢を聴き始めたのは93年発表のインディーズ1stフル「亡骸を…」からでした。当時はもちろん「現金書留の通販」でした。メジャーデビュー以降、シングルではポップな方向性に行って「あれ?」と思ったこともありましたが、すぐに軌道修正してくれたので安心しました。この時期はメジャー進出から3年が経っていた頃で個人的には「清春のメロディーセンスが冴えに冴え渡っている時期」と思っております。元々、センスのイイ人でしたが、ほんとこの時期は絶好調でしたね。後に5thアルバムに「Album Ver.」で収録されますが、圧倒的にこちらのバージョンがオススメです。
 

4. 筋肉少女帯 / 大釈迦

 この曲の原曲である「釈迦」はインディーズ時代から演奏されていた筋少の代表曲であります。このバージョンはベストアルバムに再録するにあたり歴代ギタリストが集合して録音されたバージョンになります。この楽曲、バンド結成当初、JAGATARAのような“ファンクバンド”を志向していた大槻さんがメンバーの内田さんにファンクを伝えたところ、上手く伝わらず、内田さんはなぜか「ディープパープルのような曲調」と捉え(笑)、出来上がったのがこの楽曲と言われています。確かに“ファンク”ではなく“パープル”かなと。僕は昔、大槻ケンヂのボーカルはまったく認めておりませんでしたが、今は“筋少のボーカルはやっぱコレでないと”と認めるに至っております。
 

5. TM NETWORK / Alive
6. TM NETWORK / STORY

 TM NETWORK特集、17週目、最終回です。このアルバムは“デビュー30周年記念”として制作されました。2枚組という大作で個人的には久しぶりに「本気」を観た気がしました(笑)。トータルで22分を超える組曲を収録していたり、1曲を除いてすべて小室さんの楽曲、というのも本気度が伺えます。1曲目「Alive」は作詞に“盟友”小室みつ子さんを迎えた楽曲。2曲「STORY」目はアルバム中唯一の木根さん作曲の楽曲です。木根さん楽曲のファンはちょっと不満だったかも。個人的には組曲を“分割して収録”したのが不満でしたが、00年代以降のアルバムで一番納得のできる作品でした。6月に9年振りの新作が発売。
 

7. 松田樹利亜 / だまってないで

 個人的に“過小評価されているアーティスト”の一人が彼女ですね。この2ndSGで知名度を上げ、1stアルバムはチャート2位を獲得しました。その後、3rdアルバムまでは順調でしたが、所属プロダクションとの確執やレーベル移籍問題などが重なりセールスが一気に下降し、一時的に活動を停止します。00年代以降は曲調をハードロックにシフトし活動を継続していますが、セールスには結び付いていません。ま、私は彼女のボーカルスタイルが好きということもあって、ずっと追い続けていますが、「勿体ないなあ」といつも思っております。
 

8. Unlucky Morpheus / "M" Revolution

 ジャパニーズメタルシーンで最も期待しているのがこのバンドですね。Fukiのボーカルが素晴らしいのはもちろんですが、このバンドは演奏陣も素晴らしいです。このバンドがメタルファンにしか知られていない、というのが残念ですね。ということで、今回は“一般層にもアピールするような楽曲”ということでチョイスしてみました。Fukiさんのボーカルも“可愛らしさ”を前面に出しています。ちなみに彼女は“迫力のある声”を出すことも全然可能であります。これを聴いてこのバンドに興味を持ってくれたら嬉しいですね。
 
 次回は「有頂天」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。

★ Midnight Best Vol.124 ON AIRリスト

HANOI ROCKS / THIS ONE'S FOR ROCK'N'ROLL - THE BEST OF HANOI ROCKS ('08年発表)

 放送時間は2時間05分。深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです!

お知らせ:「エフエムもえる」のHPで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。(6分間)
 アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
      【ページのいちばん下であります】
以上!

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放送局は  エフエムもえる です!

「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)

※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始