第658回ON AIRリスト（①2019年6月8日放送 ②2019年9月1日放送）

　さて、我が家の金魚さん、オレンジ君とシロ君。オレンジ君が活発、というのは先週ご紹介しましたが、オレンジ君は“水の汚れ”に超敏感です。いつもは「いつ、寝てるの？」というぐらい、動き回っているのですが、たまに、水槽の下で動かなくなります。これが「水質、悪いよ」のサイン。見た目は全然汚れていないのに。このタイミングで水を替えてやると、元どおりに元気いっぱいに泳ぎだします。これから暑い季節を迎えるので、オレンジ君の様子は常に気に掛けたいと思います。ウチの金魚は毎年、夏になると死者が発生しているので。

　先日、カジヒデキさんがソロ活動以前に在籍していたBRIDGEの音源を初めて聴きました。いわゆる“ネオアコ”というジャンルですが、初夏にピッタリというような音で気に入りました。

　ということで、

第658回放送の（'19年6月8日・'19年9月1日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. ANGRA / THE TEMPLE OF HATE ('04年発表 5th「TEMPLE OF SHADOWS」)
　2. AVENGED SEVENFOLD / DARKNESS SURROUNDING ('02年発表 1st「Sounding The Seventh Trumpet」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. BODY / BABY,CRAZY ('95年発表 REMIX「FLAME REMIX」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. UP-BEAT / SAYONARA SEKAI ('87年発表 2nd「inner ocean」)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. 仙道敦子 / Hiromi -危険な予感- ('84年発表2nd SINGLE)
　6. 仙道敦子 / 不安(Fu・a・ne) ('86年発表3rd SINGLE「Don't Stop Lullaby」C/W)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. チェッカーズ / Friend and Dream ('90年発表 21th SINGLE)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. CROSS VEIN / HIDDEN STAR ('12年発表 1st「Birth of Romance」)

　今回の“目玉”は、 BODY の BABY,CRAZY 。このバージョン、意外と聴いた事が無い人、多いのでは？

1. ANGRA / THE TEMPLE OF HATE
　彼等はブラジルを代表するメタルバンドであります。僕が彼等を初めて知ったのは最初に買った“メタルディスクガイド”であります。紹介文の中で「ジャーマンメタル勢と一味違うニュータイプ」と書かれていて、その“一味違う”を確かめたくて購入に至ったと記憶しています。結果、“一味”とは「シンフォニックさ」や「民族音楽の影響」で、強いオリジナリティを感じ、楽しめましたね。4thからボーカルがチェンジするのですが、ボーカルチェンジ後の作品って多くは「前任者の方が良かった」と評価されるのですが、ANGRAについてはボーカルチェンジ後にピークがやってきましたね。このアルバムはキャリアの中でも最高傑作と言われている作品です。

　
2. AVENGED SEVENFOLD / DARKNESS SURROUNDING
　A7Xは日本デビュー盤となった3rdが雑誌のレビューで高評価されていたのがキッカケで聴いてみることになったバンドです。3rdがアメリカのバンドとは思えない“メロディックスピードメタル”的な音だったので、「へー、アメリカにもこんな音のバンドがいたんだな」と感心して、「ちょっと初期の音も聴いてみたいな」と購入したのがこの1st。こちらはモロに“メタルコア”でしたね(笑)。発表当時、18歳という若さもあってか、非常に“雑食性”の音でしたね。メタルコア、エモ、クラシックメタルの要素をごちゃ混ぜにした音という感じ。さすがにこの音だけでは将来、全米チャート１位獲得は予想できなかったでしょうね。

　
3. BODY / BABY,CRAZY
　元デランジェのギター、ドラムと新人２人が結成したバンドです。バンド内の力関係からなのか、完成した1stはギターとドラムの音がバカでかく、ボーカルとベースの音が引っ込んでる「バランス無視の凄まじい作品」となりました。よくレーベルがこれでOKしたよな、という仕上がり。結果、バンドはアルバム１枚で解散します。翌年、1st収録曲の約半数を“適度なバランス”でリミックスした作品が発表されます。その内の１曲がコレ。最初からこういうミックスのアルバムだったら、バンドはもっと長く活動していたかも知れませんね。

　
4. UP-BEAT / SAYONARA SEKAI
　GLAYのTAKUROさんなどが影響を受けたバンドのひとつに挙げていたのがこのUP-BEAT。僕が最初に聴いたのは高３の頃だったと記憶しています。友人が彼等を好きでアルバムを借りて聴いていましたね。自分でCDを買い揃えたのは解散後だったと思います。実は彼等の1stはスタジオミュージシャンが演奏していると言われています。だとすれば、この2ndが「バンドとしての実質的な1st」だと思います。このバンドの魅力は“ルックスからは余り想像できない広石さんの骨太な声”でしょうかね。

　
5. 仙道敦子 / Hiromi -危険な予感-
6. 仙道敦子 / 不安(Fu・a・ne)
　「アクトレス・シンガー」、６週目です。今回のシリーズではおそらくトップクラスの歌唱力を誇る仙道敦子さんです。彼女は10代の頃に２枚のアルバムを残しておりますが、１曲目が収録されている1stは現在、かなり入手が難しい作品となっています。僕は「今を抱きしめて」のヒットに便乗して再発された時に購入したので、１枚1500円の定価でゲットしました。ま、単純に彼女のファンだったから買っただけなのですが。同時期のアイドルなんかよりずっと上手いですね。彼女にはもっと歌手活動をしていて欲しかったなと思います。

　
7. チェッカーズ / Friend and Dream
　彼等が2ndシングルの「涙のリクエスト」でブレイクしたのが84年ですから僕が中１のときです。周囲の女子にはかなりの人気を誇っていました。まだ、ジャニーズ全盛の時代ではなかったので。実は僕も当時からのファンでしたが、「男子のクセにチェッカーズ好きなの？」と思われるのが嫌で、ひとりでひっそりと聴いていた思い出があります。セルフプロデュースになってからはセールスは若干落ちますが、楽曲は素晴らしいものを残しております。その中でもかなりのお気に入りがこの曲。男同士の友情を歌った歌詞が好きですね。ただ、これを聴くと「絶対に再結成しないだろうなあ」といつも思ってしまい、少し悲しくなります。

　
8. CROSS VEIN / HIDDEN STAR
　女性ボーカルを擁したシンフォニックメタルバンドであります。とにかく演奏力が素晴らしい。このバンドを好きになるか嫌いになるかの基準はやっぱりJULIAのボーカルを受け入れられるかどうかの１点だけだと思います。個人的にはOKですが、「このアニメ声がダメだ」という人も多いのかなと。この1stはインディーズ作品なのですが、インディーズとは思えない完成度に驚きです。現在はメジャーで活動していますが、もっと音楽的に評価されてもいいバンドではないでしょうか。

　
　来週は「BOOWY」が登場します！　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.273　ＯＮ　ＡＩＲリスト

ROYAL HUNT / 1996 ('96年発表)

　本日の放送時間は１時間５８分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時００分頃に放送開始（前後します）