さて、今週はなにかと「人前で話をする」という場面が多い週でした(笑)。他団体からの視察の対応、職員対象の研修の講師などなど。ま、このような番組をやっているので、話すことは苦手ではありませんが、聞いている人がどのように思っているかは判りません(笑)。私が心掛けているのは「適度な大きさの声で」「ハッキリと」「聞き取りやすいスピードで」と、まあ、ラジオの収録と同じですが以上の事を心掛けております。また、“講師”的な立場では聞き手を飽きさせないために「少しの笑い」も入れております(笑)。来週もそのような場面があるのですが、何か新しい試みをしてみようかな。
今週、Vaundyの新作を聴きました。この人の才能には驚かされますね。何より「声が良くて上手い」。ちょっとズルイですね(笑)。
ということで、
第877回放送の(’23年11月18日・’23年12月5日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. STRATOVARIUS / SHINE IN THE DARK ('15年発表 15th「ETERNAL」)
2. HAMMER FALL / THE METAL AGE ('97発表 1st「GLORY TO THE BRAVE」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. DIE IN CRIES / Nocturne ('93年発表 4th SINGLE)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. G-SCHMITT / カソリック ('87年発表 COMPILATION「STRUGGLE TO SURVIBE」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 中森明菜 / LOVE GATE ('06年発表 22nd「DESTINATION」)
6. 中森明菜 / 嘘つき ('06年発表 22nd「DESTINATION」)
★ MY FAVORITE SONG
7. MR.CHILDREN / HANABI ('08年発表 33rd SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. GYZE / HORKEW ('19年発表 3rd「NORTHERN HELL SONG」)
今回の目玉は、G-SCHMITTのカソリック。バンド名の読みは「ジー・シュミット」ではなく「ゲー・シュミット」です。もうそろそろ再発されても良いのでは。
1. STRATOVARIUS / SHINE IN THE DARK
このSTRATOVARIUSは87年にデビューを果たしたフィンランドのメロディックパワーメタルバンドであります。当時のバンドの中心人物はギタリスト、ティモ・トルキでありました。3rdまではトルキがボーカルを兼任し、4thで専任ボーカルとしてティモ・コティペルトが加入、5thからはキーボードに“名手”イェンス・ヨハンソンが加入します。以降、6thがヨーロッパと日本で大ヒットしてからはシーンを代表するバンドとなります。しかし、03年末からメンバーの脱退に端を発する解散騒動があり、結果的に中心人物であったトルキが脱退するに至ります。バンドの体制を新たに整え09年に“新生” STRATOVARIUSとしてのアルバムを発表、以前と比較してプログレッシヴ色が強くはなりましたが、概ね高評価を受けます。この作品は新体制での4作目でありますが“安定”の音を聴かせてくれています。基本、ハズレは無いバンドですね。
2. HAMMER FALL / THE METAL AGE
このHAMMER FALLは個人的に非常に思い入れのあるバンドであります。僕が洋楽メタルを本格的に聴き始めた時、最初は定番のメイデンやプリーストから入ったのですが、その後、アメリカのバンドにいっちゃうんですよね。そして、いよいよ“欧州のメタルを聴いてみよう”という時に出会ったのがこのバンドです。ディスクガイドの評価で購入を決めたのですが、これが非常にカッコ良く、一発で欧州メタルの虜になりました。今思えばグランジ、オルタナが中心の時代でここまで“ピュア”なメタルで勝負したのは凄い事だなあと思います。結果的に彼等のこの1stは“欧州メタル”復興の呼び水になったアルバムになったと思います。個人的にはこのアルバムのヒットが無ければメイデンやプリーストの復活も無かったと思っております。アルバム1曲目から「これぞメタル!」という曲が続きます。名盤!
3. DIE IN CRIES / Nocturne
DIE IN CRIESは元D'ERLANGERのボーカル、KYO、元THE MAD CAPSULE MARKETSのギタリスト、室姫深、元ZI:KILLのドラマー、YUKIHIROらで結成されたバンドであります。当時、D'ERLANGERの突然の解散にショックを受けていた僕は、「KYOが活動再開!」というニュースに大興奮した記憶があります。DIE IN CRIESは元々、KYOのソロプロジェクト名で、“イメージアルバム”というほぼインストのミニアルバムを発表後、バンド体制に移行してメジャー進出しました。1stやその後に発表されたミニアルバムでは“耽美”な雰囲気を出していましたが、この2ndフルでは一気にキャッチーな方向に舵を切りました。やっぱり楽曲のセンスが素晴らしいと思います。パンクバンド出身とは思えぬコンポーザー室姫さんのセンスが感じられます。基本的には“KYOの歌を聴かす”という音作りだと思います。個人的にはYUKIHIROのドラムプレイが心地良いですね。
4. G-SCHMITT / カソリック
このG-SCHMITTは女性ボーカルSYOKOを中心としたポジティブパンクバンドであります。僕がこのバンドを知ったのはAUTO-MODがキッカケでした。AUTO-MOD周辺のバンドを集めたオムニバスアルバム「時の葬列」の参加バンドの一つが彼等でした。幻想的な歌詞、繊細なサウンドに興味が湧き、音源を集めることに。彼等のCDは中古でもかなりの高値でかなりの経費が掛かった思い出があります。ただ、現在でも再発されていないので、僕のコレクションの中でも貴重な作品となっております。この「STRUGGLE TO SURVIBE」というアルバムは2枚のミニアルバム、オムニバス参加作品などを1枚に纏めたアルバムであります。本日お送りした「カソリック」は前段に紹介した「時の葬列」収録曲で新たにボーカルを入れ直したバージョンであります。僕はかなり気に入っているバンドですが、この近辺で聴いている人はおそらく皆無でしょうね(笑)。
5. 中森明菜 / LOVE GATE
6. 中森明菜 / 嘘つき
中森明菜オリジナルアルバム特集、22週目です。この「DESTINATION」は前作から3年振りに発表されたオリジナルアルバムであります。“オリジナル”としては久しぶりなのですが、00年代の彼女はカバーアルバムやリテイクベストなどを定期的に発表していたこともあって、久し振り感はそれ程でもありませんでしたね。前作ではナチュラルな歌唱方を披露していましたが、こちらの作品では「これぞ明菜様!」というような歌唱を披露しています。ただ、歌唱方なのか“声の掠れ”が気になるかなあ。アルバムとしてはアッパーな楽曲もバラードもバランスよく収録されている作品です。アルバムタイトルどおり彼女の歌唱方の「到着点」を感じられるアルバムだと思います。
7. MR.CHILDREN / HANABI
この楽曲はたまに聴きたくなる楽曲です。ドラマ「コード・ブルー」の主題歌でありました。実は私、00年代以降はテレビドラマを観なくなっていて、「コード・ブルー」はリアルタイムで観ていませんでした。初めて観た作品が最終作の「劇場版」でした。エンディングでこの曲が流れてくると不覚にも少しウルウルしてしまいました。結局、DVDレンタルで全て観たのですが、この曲が流れてくるたびに涙していたような思い出があります。やっぱり、ドラマや映画での“音楽”って凄く重要だな、と改めて思います。先週の楽曲もそうですが、明らかに最後に“泣かす”のを目的に作られていますよね(笑)。この曲に関しては“イントロ”とサビの“もう一回”がキモですね。ちなみに僕は歌詞カードを見ながら一緒に歌うこともあるのですが、歌詞回しが非常に難しい曲です。
8. GYZE / HORKEW
このバンドは札幌出身のメロディックデスメタルバンドであります。09年に前身バンド、SUICIDE HEVENとして活動を開始し、11年にGYZEへ改名します。13年に1stが海外でリリースされ雑誌「BURRN!」の輸入盤チャートで1位を獲得します。14年には日本でも1stが発表になり、その後、2nd、3rd、4thと順調にリリースを重ねることになります。海外でのCOBの成功によりここ日本でも“メロディックデスメタル”を演奏するバンドが現れましたね。一昔前ではこのような音は想像できませんでした。当然ですが、僕が学生の頃はこのジャンルは存在すらしていませんでした(笑)。時々ふと思うのですが、「メタルってこの後、どのように進化するのかな?」と。楽しみでもありますし、ぜひその音を聴いてみたいですね。ちなみにGYZEは本年2月よりバンド名を「RYUJIN」に変更しております。
次回は「WITHIN TEMPTATION」が登場します!
お知らせ:「エフエムもえる」のHPで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。(6分間)
アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
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以上!
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放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日21時~22時の放送です!
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