さて、ここ留萌では木曜日から低気圧による“強風”が吹いております。テレビのニュースでもその模様が中継されていました。ただ・・・。非常に誇張された表現で笑っちゃいました。そんなに酷くないって(笑)。どんなけ「インパクトのある映像」を撮りたいか知りませんが、“事実”を伝えるのが報道の仕事でしょ。「予想されていたより酷くありません」って正直に伝えればいいのに、と思いました。決して“暴風雪”ではありません。ま、僕は普段からテレビで伝えられる事は真実が6割くらい、と思っている人なので「やっぱり、こういう作り方か…」と感じましたけど。
今週は80年代に活動していた“じゃがたら”の本を読み直しています。江戸アケミを中心としたファンクバンドであります。彼等の楽曲、基本的には長尺の曲が多いので、番組ではなかなか紹介できませんが大好きであります。精神疾患を患いながら活動したアケミ。そのバンド活動の歴史が語られている本であります。
ということで、
第681回放送の('19年11月16日・'20年2月9日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. DEF LEPPARD / LET IT GO ('81年発表 2nd「HIGH 'N' DRY」)
2. SINERGY / BEWARE THE HEAVENS ('99年発表 1st「BEWARE THE HEAVENS」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. PIERROT / 蜘蛛の意図 ('98年発表 Major 1st SINGLE「クリア・スカイ」C/W)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. YBO2 / SAHARA SUNRISE ('88年発表 3rd「pale skin pale face」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 沢田研二 / おまえにチェックイン ('82年発表36th SINGLE)
6. 沢田研二 / 晴れのちBLUE BOY ('83年発表39th SINGLE)
★ MY FAVORITE SONG
7. 吉川晃司 / 星の破片 ('92年発表 8th「Shyness Overdrive」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
1. DEF LEPPARD / LET IT GO
大ヒット作である3rd「PYROMANIA」4th「HYSTERIA」の音しか知らない人が聴いたらDEF LEPPARDの曲には聞こえないかも知れません。そのくらいストレートなハードロックサウンドであります。個人的にはこのアルバムこそが“DEF LEPPARDの本質”だと思います。バンドは米国進出当初から「ポップ・アクトでありたい」と発言し、ロックでありながらポップフィールドで勝負してきました。今ではこのようなサウンドの新作は聴けそうにもありませんが、僕的にはこのサウンドがもう一度聴きたいですね。
2. SINERGY / BEWARE THE HEAVENS
このバンドはCOBのアレキシ・ライホ、彼の当時の妻、キンバリー・ゴス、IN FLAMESのイェスパー・ストロムブラードらで結成されたバンドです。99年というと僕がメロデスを聴き始めた年で、最初に聴いたメロデスバンドが前者の2バンドであったので、「その2バンドの中心人物が結成したサイドプロジェクト」ということで即、購入を決定。これは非常に気に入りましたね。この年の夏にかなりのヘビロテで聴いた記憶があります。ハードでありながら、メロディアスな楽曲が多いのもGOOD。でも、一番の衝撃はキンバリーのパンチの効いたルックスかな(笑)。
3. PIERROT / 蜘蛛の意図
PIERROTに関しては音源を揃えたのがメジャーデビュー直前の98年の半ばだったと記憶しています。音楽番組でPVを観て「楽曲がイイな」ということで購入を決定。遡って聴いてみると、改めてメロディーセンスの良さに感心しましたね。この楽曲、カップリング曲ではありますが、ライブではアンコール以降に演奏される“ファンにはお馴染みの”楽曲であります。実は彼等のシングルカップリング曲は名曲が多いです。シングルベストも良いですが、2枚組のカップリングベストもオススメです。ちなみに僕はシングルを全て所有していたので、ベストアルバムは全て自作であります(笑)。しかも勝手にボーナストラックを付けたスペシャル版です。
4. YBO2 / SAHARA SUNRISE
YBO2をWikiで調べると、音楽ジャンルに「アヴァンギャルド」と記されています。アヴァンギャルドとは“前衛”の意味です。ま、実験音楽といったところでしょうか。これはまさに“アヴァンギャルド”ですね。変拍子を多用した複雑な曲構成、大胆な曲の編集、ある意味聴きどころが満載です(笑)。僕は80年代の日本のインディーズシーンを調べていく中で彼等の存在を知りました。結構、衝撃的な音でしたね。「こりゃ、一般人には理解できないわな」という感じ(笑)。ただ、番組のネタとしてはこれ程に面白いものはないかなと。
5. 沢田研二 / おまえにチェックイン
6. 沢田研二 / 晴れのちBLUE BOY
ジュリーでございます。僕は小学校低学年の頃、大好きでしたね。とにかくカッコ良かったです。80年代に入ってセールスが下降線になっていく時期の楽曲を紹介したのですが、本日の楽曲は「大沢誉志幸が作曲」という共通点があります。81年のジュリーのシングルは自身が作曲したものでしたが、82年になって、当時の“新鋭”の楽曲を積極的に採用するようになりました。2曲目「晴れのちBLUE BOY」に関してはジャングルビートを大胆に導入しており、当時としては異色の楽曲だったと思います。
7. 吉川晃司 / 星の破片
この楽曲は亡くなった親友のことを歌っている、と言われている楽曲であります。この92年の4月、彼の親友であった尾崎豊が亡くなります。そう、尾崎のことを歌っていると思われます。尾崎の楽曲で「太陽の破片」という楽曲があることからも、そのように推測されています。ファンは御存知でしょうが、吉川、尾崎、岡村靖幸の3人は非常に仲が良く、いつもつるんでいた、ということです。僕はこの作品をリアルタイムで聴きましたが、この曲にそのような意味があるとは知りませんでした。この自分の鈍感さが悔しいですね。
8. DEAD END / 摩天楼ゲーム
僕が今でも大好きなバンドのひとつがこのDEAD END。彼等のファンになったのが高3の時でした。ただ、悲しいことにその翌年に彼等は解散。大ショックでしたね。それから18年、“奇跡の”再結成を果たします。最初にそのニュースを知ったときは「夢か」と思いましたね。05年にボーカルのMORRIEのプロジェクトが始動したときも、「DEAD END再結成は絶対にない」と思っていましたからね。MORRIEのボーカルもまったく変わっていませんでしたし、YOUのギターワークも昔のままで、期待を裏切らないアルバムでしたね。
来週は「RAINBOW」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Liveです。
Midnight Live Vol.296 ON AIRリスト
Unlucky Morpheus / LIVE 2017 CD ('17年発表) 奇跡の平日 ('18年発表)
本日は2本立て!放送時間は1時間59分。 深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)!
以上!
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
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放送局は 【エフエムもえる】(北海道)>
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Live」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分頃に放送開始(前後します)