第653回ON AIRリスト（①2019年5月4日放送 ②2019年7月28日放送）

　さて、「令和」最初の放送です。“平成”の改元では生前退位ではなかったので、ここまでのお祝いムードではなかったな、と改めて思いました。このような改元のほうがイイかな、と思った次第です。

　さて、ＧＷも後２日となりました。YU-KIクンとの旅行も無事に終わり、最近は家でゆっくり過ごしているところです。旅行では高速道路で渋滞に巻き込まれたりしましたが、順調にスケジュールを消化し、楽しい２泊３日でした。やっぱ、温泉はイイですね。野球も勝ちゲームだったし。次は夏休みの旅行かな。

　最近、AC/DCのベストを繰り返し聴いております。ロシア発売の２枚組ブートレッグ盤なのですが、選曲が良いこととボリュームが凄いことで大満足です。DISC1がブライアン・ジョンソン時代、DISC2がボン・スコット時代となっているのも高評価です。「WARNING! HIGH VOLTAGE GREATEST HITS!」という作品なのですが、AMAZONで入手可能。

　ということで、

第653回放送の（'19年5月4日・'19年7月28日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. VAN HALEN / PANAMA ('83年発表 6th「1984」)
　2. RAGE / SOLITARY MAN ('92年発表 6th「TRAPPED!」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. Of-J / SADNESS OF De ja vu ('93年発表 1st「anamorphosis」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. SODOM / Material Flower ('86年発表 12inch SINGLE)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. 小川範子 / 永遠のうたたね ('88年発表2nd SINGLE)
　6. 小川範子 / こわれる ('88年発表3rd SINGLE)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. 村下孝蔵 / 初恋 ('83年発表 5th SINGLE)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. SHOW-YA / TROUBLE ('89年発表 7th「Outerlimits」)

　今回の“目玉”は、 小川範子 の こわれる 。歌詞はかなりキワドイです。これを当時中学生の小川さんが歌っているのが凄い。

1. VAN HALEN / PANAMA
　VAN HALENの代表作からの１曲でした。このアルバムは全米チャートで５週に渡り２位をキープした作品であります。ちなみにその時の１位はマイケル・ジャクソンの「スリラー」であります。78年のデビュー以来、アルバム発表のたびにチャートポジションをアップし、アメリカを代表するハードロックバンドとなりました。この作品は本格的にシンセサイザーを導入した作品で、結局、これがボーカル、デイヴ・リー・ロス脱退の引き鉄となってしまいます。この曲に関してはバンドが本来持つハードロック色とキャッチーさが前面に出ている楽曲です。

　
2. RAGE / SOLITARY MAN
　ドイツのスリーピースバンドです。メタルでスリーピースというのも珍しいですが、音に関しても個性的なバンドであります。一般的な“ジャーマンメタル”とは一線を画す存在のバンドです。特徴的なギターリフとメロディーは一聴して「RAGEだ」と判る程であります。と、判っているような説明をしておりますが、私、RAGEに関してはベストアルバムを３作しか所有しておりません(笑)。「広く、浅く、歴史を追う」みたいな感じで。そんな訳で番組でもなかなか紹介する機会がなかったのですが、次は５年も間隔を空けず紹介したいと思います。

　
3. Of-J / SADNESS OF De ja vu
　このバンドの音源も最近、中古で仕入れてみました。黒夢結成前の清春さんが在籍していたGARNETのギタリスト、間宮香が結成したバンドであります。購入理由もその部分であります。名古屋出身で地元では高い知名度を誇っていたバンドですが、シーンが“ダークでハード”な路線に向かう中で埋もれてしまった感のあるバンドです。結局、メジャー進出をすることなく解散したのですが、“良質な楽曲を書くバンド”としてV系ファンには評価されていましたね。

　
4. SODOM / Material Flower
　SODOMはハードコアパンク→ポジティヴパンク→ハウス、と目まぐるしく音楽性を変化させていったバンドであります。この楽曲はポジティヴパンク時代末期の楽曲になります。後のハウス期に繋がるような要素も見え隠れする曲ですね。このバンドはボーカル、ZAZIEのルックスもあって当時のインディーズシーンで絶大な人気を誇ったバンドと言われています。ただ、僕は当時中学生だったので、そんな事はまったく知らなかったのですが。ZAZIEはこの時期までこのような歌唱方なのですが、ハウス期では普通の歌唱方で歌うことになります。そこで「実は歌が下手だった」というのを露呈することになります。

　
5. 小川範子 / 永遠のうたたね
6. 小川範子 / こわれる
　今週から新シリーズ「アクトレス・シンガー」がスタート。“歌う女優さん”の特集です。１週目は小川範子さんであります。僕の中では女優としての代表作は「はぐれ刑事純情派」での藤田まこと演じる安浦刑事の娘役ですかね。彼女は元々、子役として活動していて、14歳のときに歌手としてもデビューしました。今日の２曲は14歳当時の作品です。彼女、非常に歌が上手いです。また、楽曲に関しても切ないメロディーにちょっと大人びた歌詞、ということで萌え要素がたっぷりです(笑)。この楽曲を中学生に歌わせる、というのが確信犯的で凄いと思います。それにしても上手い！

　
7. 村下孝蔵 / 初恋
　この曲がヒットしたのは僕が小６の頃ですね。ベストテン番組にチャートインしていた時、彼は肝臓病の治療のためテレビ出演をしていませんでした。そんな訳でこの曲はもっぱらラジオで聴いていた思い出があります。調べてみるとこの曲、元々はバラードだったそうで、アレンジャーの水谷公正さんがテンポを上げポップス調に仕上げたとのこと。作詞、作曲と比べると地味な印象がある「編曲」ですが、実は楽曲を完成させるには非常に重要な要素はこの「編曲」なんですよね。

　
8. SHOW-YA / TROUBLE
　SHOW-YAは5thぐらいまでは職業作家の楽曲をメインに演奏していましたが、6thで原点であるハードロック路線に回帰したもののセールスに変化は見られませんでした。この7th制作時にそれまで主に作詞を担当していたボーカルの寺田さんは音楽家の安藤芳彦に作詞を依頼、プロデューサーに笹路正徳を迎えました。これまでで最もメタル色の強い作品となり、先行シングル「限界LOVERS」「私は嵐」のヒットもあり、アルバムは60万枚のセールスを記録する大ヒットとなりました。

　
　来週は「RED WARRIORS」が登場します！　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.268　ＯＮ　ＡＩＲリスト

WHITESNAKE / LIVE AT DONINGTON 1990 ('11年発表)

　本日の放送時間は１時間４３分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時００分頃に放送開始（前後します）