第601回ON AIRリスト（①2018年4月28日放送 ②2018年7月29日放送）

　今回の放送からＢＧＭが替わります。これまでも概ね１００回を区切りに変更していたので、このＢＧＭも１００回、約２年のお付き合いになると思いますのでよろしくお願いいたします。
　
　さて、本日からＧＷです。今週末の「前半」は特に予定は無かったので、YU-KIクンとドライブがてらに外食を楽しみました。今年のＧＷはあまり天気が良くなさそうなのがちょっと残念・・・。

　最近、「Ｊポップとは何か」「Ｊポップは死んだ」という２冊の本を読みました。内容は省略しますが、個人的には「なるほど」と思えることがたくさんあり勉強になりました。

　ということで、

第601回放送の（'18年4月28日・'18年7月29日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. ANGRA / LIGHT OF TRANSCENDENCE ('18年発表 9th「OMNI」)
　2. ZENO / MEET ME AT THE RAINBOW ('98年発表 2nd「LISTEN TO THE LIGHT」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. Valentine D.C. / N.J ('93年発表 Mini「SAINT」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. UNICORN / 働く男 ('90年発表 3rd SINGLE)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. SWING OUT SISTER / NOW YOU'RE NOT HERE ('96年発表SINGLE)
　6. WHITNEY HOUSTON / I WILL ALWAYS LOVE YOU ('92年発表 SINGLE)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. Ms.OOJA / Be… ('12年発表 5th SINGLE)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. SNIPER / LET IT SHINE ON ME ('85年発表 2nd「QUICK & DEAD」)

　今回の“目玉”は、 ZENO の MEET ME AT THE RAINBOW 。疾走感があってメロディアス、最高です！

1. ANGRA / LIGHT OF TRANSCENDENCE
　ブラジルの至宝、最新作からの１曲です。ボーカルがファビオ・リオーネにチェンジしてから２作目、ギタリストのひとり、キコ・ルーレイロが脱退して初の作品。率直な感想としては「メンバーチェンジの影響はまったくナシ」といったところ。ラファエル・ビッテンコートがいれば大丈夫、といったところを見せ付けた感じですね。前作はファビオの歌唱が“ANGRAとしてはシックリこなくて”微妙だったのですが、今作は見事にハマった感じです。楽曲もここ数作の中では最も充実していました。このバンド、ボーカルチェンジ後の２枚目の作品に傑作が生まれますね。

　
2. ZENO / MEET ME AT THE RAINBOW
　先日他界したギタリスト、ジーノ・ロートが在籍していたバンドです。FAIR WARNING結成のキッカケになったバンドとして知られていますね。32年間でオリジナル３作、編集盤２作と非常に寡作ではありましたが、残した楽曲はどれも素晴らしい作品でした。基本的にキャッチーなメロディーに叙情的なギタープレイというのがこのバンドの特徴だと思うのですが、今日はちょっと異色な“疾走感のある楽曲”をチョイスしてみました。ギターソロがとてもドラマティックで気に入りましたね。「メロディアスハード」が好きな方は必聴のバンドではないでしょうか。

　
3. Valentine D.C. / N.J
　彼等の存在はインディーズ時代から知っていましたが、音源を購入したのはかなり後になってからです。僕が結婚して１年ぐらいかな、カミさんが「このバンド気になる」と言ったので、「じゃ、揃えましょうか」ということで全作品を購入(笑)。本日紹介したのは入手がちょっと面倒だったインディーズ作品からの１曲です。９３年当時のインディーズ作品にしては“音がしっかり”しています。演奏力も高いのですが、何よりもギターとベースの“主張”が強いな、と思いましたね。ボーカルもバックに負けていないし。振り返ると当時、このような“アメリカンハードロック”をベースにしたV系バンドって珍しかったかも。

　
4. UNICORN / 働く男
　89年に発表したシングル「大迷惑」、アルバム「服部」のヒットで一躍ブレイクを果たしたUNICORN。そんな彼等が翌年に発表したシングルがこの曲。「大迷惑」に続いての“サラリーマンの悲哀”をテーマにした楽曲で、奥田さんの自信作でもありました。後に発表された4th「ケダモノの嵐」でチャート1位を獲得し、バンドブームの中心に躍り出ます。僕はUNICORNに関しては2nd以降、“ロックっぽさ”を感じなくなり、軽く聴いていた程度でした。本格的に聴いたのは95年の廉価版再発時でしたね。改めて聴くと、型にとらわれない楽曲、演奏力の高さ、アレンジの面白さなど、“バンドとしての面白さ”が判りましたね。このオリジナリティーは特筆ものでしたね。

　
5. SWING OUT SISTER / NOW YOU'RE NOT HERE
6. WHITNEY HOUSTON / I WILL ALWAYS LOVE YOU
　「90年代洋楽ポップス特集」４週目、最終回。１曲目「NOW YOU'RE NOT HERE」は織田裕二主演のドラマ「真昼の月」の主題歌として96年8月19日付から１１週に渡りオリコン洋楽チャート１位を獲得した作品です。邦題は「あなたにいてほしい」。ここ日本では元々、ラテン、ジャズまでも許容したクロスオーバーなアプローチが人気のグループでしたが、一般層にまで知れ渡ったのはこの曲がヒットしてからでした。２曲目「I WILL ALWAYS LOVE YOU」は映画「ボディガード」の主題歌として93年1月11日付けから27週連続でオリコン洋楽チャート１位を獲得した楽曲で、この年の年間洋楽チャート１位にも輝いた楽曲です。「ボディガード」は当時の彼女と映画館で一緒に観たこともあって、この曲を聴くとその時代を思い出しますね。

　
7. Ms.OOJA / Be…
　彼女に関しても“存在は知っていたが、聴いてこなかった”アーティストでありますね。興味が湧かなかったのは“カバーアルバムの多さ”が気に入らなかったのが理由かな。僕は基本的には“カバーアルバム”というのがそれ程好きではありません。なんか“発想が安易”だったり、“他人のふんどしで相撲を取っている”みたいで。ただ「歌が上手い」というのは知っていたので試しにベストアルバムを聴いてみたところ、コレが良かった(笑)。特に本日紹介したこの「Be…」という楽曲にやられましたね。声質も“癒し”を感じますし、一気に「お気に入りアーティスト」になってしまいました。

　
8. SNIPER / LET IT SHINE ON ME
　かつて名古屋が誇ったメタルバンド、SNIPERです。大きなメンバーチェンジがあったため、メジャー進出こそなりませんでしたが、ジャパメタファンには知る人ぞ知るといったバンドでしょう。インディーズ作品でありながら、かなりの完成度の作品だと思いますね。聴きどころはギターのBURNYこと日下部氏のプレイですかね。トリッキーなプレイはなく、あくまで正統派のプレイなのですが、メロディーラインを大切にした表現力豊かなプレイスタイルです。

　
　来週は「田原俊彦」が登場します！　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.216　ＯＮ　ＡＩＲリスト

D'ERLANGER / Moon And The Memories THE ETERNITIES LAST LIVE ('91年発表)

　本日の放送時間は１時間３９分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時００分頃に放送開始（前後します）