第517回ON AIRリスト（①2016年9月3日放送 ②2016年12月11日放送）

　さて、今週から番組も１１年目に突入です！　今週はとにかく暑かったです。ま、本州の人からしたら「そのくらい普通」と思われるかも知れませんが、何しろ“暑さ”に慣れていない私達が“毎日３０℃以上”という日が一週間も続くとグッタリです。窓を開けて寝る、ということを久しぶりにしました（笑）。冬の雪も好きではありませんが、夏の猛暑も勘弁していただきたいですね。

　今週はご覧のとおり、「８０年代色」が強いラインナップとなっております。４０代のリスナーには喜ばれるかな？

　今週、通勤の車中で聴いた作品は、オムニバス「No.1 80s billboard HITS」。先月購入した「No.1 80s ORICON HITS」の続編。曲のカブリが無いという親切な作りです。これもイイ！

　ということで、

第517回放送の（'16年9月3日・'16年12月11日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. METALLICA / FIGHT FIRE WITH FIRE ('84年発表 2nd「RIDE THE LIGHTNING」)
　2. OZZY OSBOURNE / BLOODBATH IN PARADISE ('88年発表 5th「NO REST FOR THE WICKED」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. SOPHIA / ゴキゲン鳥 -crawler is crazy- ('98年発表 7th SINGLE)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. SOFT BALLET / FINAL ('91年発表 3rd「愛と平和」)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. 浜田麻里 / Heart and Soul ('88年発表 8th SINGLE)
　6. 浜田麻里 / Return to myself 〜しない、しない、ナツ。 ('89年発表 9th SINGLE)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. KENNY LOGGINS / DANGER ZONE ('86年発表 O.S.T.「TOP GUN」)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. ANTHEM / THE BEGINNING ('06年発表 11th「IMMORTAL」)

　今回の“目玉”は、 KENNY LOGGINS の DANGER ZONE 。やっぱ、この曲を聴くとテンションが上がります！

1. METALLICA / FIGHT FIRE WITH FIRE
　スラッシュ時代のメタリカです。今でこそ評価されている作品ですが、発表当初はこの手のスラッシュ作品はまともに評価されていなかったようです。「速いだけ」「へたくそ」だとか。この2ndはドラマティックで叙情的な展開を盛り込むなど、1stと比較すると劇的に変化を遂げた音を楽しめる作品です。僕は大人になってから「メタルに慣れた耳」でこの作品を聴いたので、素直に「かっこいい！」と思えたのですが、中学・高校時代に聴いていたら「なんじゃこりゃ」で終わっていたでしょうね。

　
2. OZZY OSBOURNE / BLOODBATH IN PARADISE
　ギターにザック・ワイルドを迎えて制作された第１弾作品です。3rd、4thとキャッチーな作品が続いていましたが、ザックがオジーに「もっとヘヴィーにしなければダメ！」と進言したため、かなり重厚でヘヴィーな音作りのアルバムになっています。個人的にはオジーの作品で最も好きな作品かも知れません。とにかくザックのギタープレイが気持ちイイですね。それにしても、オジーのギタリストを見る目が素晴らしいのには驚きます。

　
3. SOPHIA / ゴキゲン鳥 -crawler is crazy-
　それまでは他のV系バンド同様にアップテンポでビートを効かせた楽曲が多かったのですが、このあたりから、音の方向性を少し変えています。ピコピコしたキーボードの音がかなり異色な楽曲ではないでしょうか。そんなこともあって、個人的にはこの楽曲あたりから「SOPHIAの個性」が出始めたと思っています。“個性派ポップバンド”というポジションを得たのがこの時期でしょうね。歌詞は自虐的だったり、皮肉めいていたり、なかなかのオリジナリティーだと思います。松岡さんの歌唱方は好き嫌いが分かれるとは思いますが、これは強烈な個性だと思います。

　
4. SOFT BALLET / FINAL
　振り返ってみると、彼等のような“エレクトリック・ボディービート”を演奏するバンドって国内にはほとんど存在しなかったような気がします。そんなこともあって、一部では“孤高のバンド”とも言われています。前も言いましたが、僕が彼等の音源を購入したキッカケは「インディーズ時代にBUCK-TICKと同じレーベルだったから」という理由だけでした。音楽性などはまったく考慮していませんでした（笑）。ただ、YMO、TMとテクノ的な音が気に入っていた僕はすんなりと受け入れられましたね。インダストリアル系のハードな楽曲があったのも気に入った理由のひとつ。今年の６月、メンバーの森岡さんが亡くなりました。今日はその森岡さんの楽曲をチョイスしてみました。

　
5. 浜田麻里 / Heart and Soul
6. 浜田麻里 / Return to myself 〜しない、しない、ナツ。
　「浜田麻里特集」５週目です。１曲目「Heart and Soul」がソウル五輪のテーマ曲になり一気にメジャー展開を図りました。チャートにおいても初のトップ１０ヒット。一般的にはこの曲のヒットで“浜田麻里”というアーティストを知った人も多いのでは。２曲目Return to Myself」は彼女の最大のヒット曲。化粧品のCMタイアップということもありましたが、楽曲としての完成度も高かったと思います。この２曲のヒットで完全に「ポップフィールド」が主戦場になりました。ただ、メタルファンは複雑な気持ちだったでしょうね。

　
7. KENNY LOGGINS / DANGER ZONE
　最近、80年代の洋楽ポップスにハマっている私。実はリアルタイムでは熱心に追いかけていた訳ではありませんでした。ただ、「ラジオやテレビでよく耳にしたな・・・」という感じ。そういう楽曲をまとめてＣＤで聴くと、すごく楽しいですね。この曲に関しては「トップガンの歌」ということで耳に残っていた程度で「ケニー・ロギンスの歌うデンジャーゾーン」というのをきちんと理解したのは数年前です（笑）。

　
8. ANTHEM / THE BEGINNING
　個人的には再結成後の彼等の作品では最高傑作と思っているのがこの「IMＭORTAL」という作品です。楽曲の良さはもちろんですが、何かと言われることの多い坂本英三のボーカルがこの作品では非常に“情熱”を感じる歌唱になっています。実力的には森川が上でしょうが、この作品にシックリくるのは英三のボーカルだと思います。

　
　来週は「聖飢魔Ⅱ」が登場します。　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.132　ＯＮ　ＡＩＲリスト

HIBRIA / BLINDED BY TOKYO -LIVE IN JAPAN- ('12年発表)

　放送時間は１時間３４分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時３０分以降に放送開始（変動します）