さて、本日からオープニングBGMとコーナージングルが変わります。放送100回をメドに変更しているのですが、今回は少し選曲に悩みました。ジングルは基本的には「イントロが好きな曲」という視点で選ぶのですが、「開始から8秒以内で“イイところ”が来る」という部分で、なかなかそれに見合う曲がありません。前奏自体はカッコイイのだけど、開始15秒以降が“イイところ”だとか。結局、“最初からインパクトのあるイントロ”という楽曲に落ち着いてしまいます。どんなジングルになったか“少し”お楽しみに。約2年間のお付き合いになると思います。
GWも後半に入りました。私はちょこちょこと仕事があって(笑)、昨日、今日と午前中は仕事をしておりました。残念! 今日は仕事帰りに「ちょっと昼食は外食にでも…」と思ったのですが、どこも激込みだったので、食材を購入し自宅で食べることに。メニューは「豚ニラ炒め」。最近、コレばっかり作っております。豚こま肉200g・ニラ1束・もやし1袋・市販の豚ニラ炒めのタレで作ります。最近は手馴れてきたのか、あっという間に出来上がります。コレはご飯が進みますね。食べ過ぎて昼寝してしまいました(笑)。
GW最後の2日間は層雲峡温泉へ行ってきます。途中、旭川市でランチの予定。旅行はやっぱ「温泉」と「食事」ですね。家族3人での温泉旅行は数年ぶりなので楽しんでこようと思います。
ということで、
第901回放送の(’24年5月4日・’24年5月21日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. RHAPSODY of FIRE / WISDOM OF THE KINGS ('98年発表 2nd「Symphony Of Enchanted Lands」)
2. DREAM THEATER / STRANGE DEJA VU ('99発表 5th「TMETROPOLIS PT.2 : SCENES FROM A MEMORY」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. ROUAGE / 理想郷 ('95年発表 SINGLE)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. BUCK-TICK / Ophelia ('18年発表 21st「No.0」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. Mardelas / Last Round Survivor ('22年発表 4th「Mardelas Ⅳ」)
1. RHAPSODY of FIRE / WISDOM OF THE KINGS
RHAPSODY of FIREは93年にギタリスト、ルカ・トゥリッリとキーボーディスト、アレックス・スタロポリが中心になってイタリアで結成された「サンダークロス」が前身バンドであります。95年にバンド名を「ラプソディー」に改名し、デモCDを発表、96年にラビリンスのボーカル、ファビオ・リオーネが加入し1stアルバムの制作に入ります。97年に1st「Legendary Tales」を発表します。この作品が4thまで展開される「エメラルド・ソード・サーガ」シリーズの第1作となります。メロディックパワーメタルにオーケストレーションやクワイアを盛り込んだ荘厳なサウンドが特徴的で一躍、「新星」としてシーンからの注目を浴びることになります。その翌年98年に発表されたのがこの2nd。1stを凌ぐ楽曲が揃ったこの作品で彼等の人気が決定付けられたと思います。僕が彼等の楽曲を聴き始めたのもこの頃であります。“シンフォニックメタル”というものを初めて聴きました。率直に「コレは聴きやすいなあ」と思いましたね。普段、メタルを聴かない人にもオススメですね。
2. DREAM THEATER / STRANGE DEJA VU
DREAM THEATERはアメリカのプログレッシヴメタルバンドであります。85年にジョン・ペトルーシ、ジョン・マイアング、マイク・ポートノイの3人が中心になり「MAJESTY」名義で活動を開始します。89年に1stを発表する際にバンド名をDREAM THEATERに改名してデビューを果たします。この1st、「衝撃的なデビュー作!」と言われましたが、セールス的には伸び悩みました。アルバム発表後、ボーカルが解雇され2年近くのボーカル不在期間を経てジェイムズ・ラブリエが加入し92年に2nd「Images and Words」を発表、大ヒットを記録します。以後はコンスタントに作品を発表し、初のコンセプトアルバムとして制作されたのがこの5thであります。この作品は2nd収録曲の「METROPOLIS」の続編でありまして、悪夢に悩まされる青年の前世を巡るストーリーをアルバム全体で表現している作品です。僕が本格的にメタルを聴き始めたこの時期、ディスクガイドを参考にしながら作品を集めていたのですが、“プログレッシヴメタル”というジャンルの代表格がこのDREAM THEATERというのを知り聴き始めました。元々、“プログレ”を聴いてこなかった僕にとってこの音を結構衝撃的でしたね。
3. ROUAGE / 理想郷
この番組では定期的に紹介しているROUAGE。彼等は93年12月に名古屋で結成されたバンドであります。翌94年1月に解散したSilver-Roseのベーシスト、KAIKIが加入したことで注目を浴びることになります。Silver-Roseの大ファンだった僕は「KAIKIが加入したバンド」ということで、このROUAGEというバンドを追いかけることになります。最初に聴いた音源は94年7月に発表されたインディーズ1stでした。「名古屋出身のV系バンド」ということで、僕は勝手に“ダークでハード”な音を想像していたのですが、流れてきたのは“ダークだけど、それ程ハードではない音”でした。簡単に言うと、「ダークなゴシックロック」という音かな。個人的にはゴスも好きなので、結構気に入りました。今日聴いてもらった楽曲は1stから1年後に発表されたEPの表題曲です。“初期のROUAGE”のイメージが充分に表現された音ですね。先程“ダークでゴシックな感じ”と言ったのがよく判るかと思います。しかし、メジャー後期では音楽性が変化することになります。
4. BO GUMBOS / 魚ごっこ
BO GUMBOSはローザ・ルクセンブルグで活動中だったボーカル、どんととベースの永井の2人がドラマーの岡地と87年1月にセッションを始めたことによりスタートしたバンドであります。同年8月、ローザが解散し、バンド活動が本格化します。翌88年の中頃までに「どんとが凄いバンドを作った」と音楽業界では評判になります。既にライブの動員数は500人規模となっており、デビュー前にも関わらず全国にその名が知られることになります。当時、「ライブハウスで300人の動員ができればメジャーデビュー出来る」と言われていましたからね。そんな訳で彼等を巡ってレコード会社各社争奪戦が行われ、結果的にエピックソニーと契約を果たします。89年4月にメジャーデビューし、同年7月にこの1stが発売されます。僕も雑誌での評価の高さからこの1stを購入しました。正直、この手の“ノリ”の音楽って、それまで聴いてこなかったので、最初はピンと来なかったのですが、繰り返し聴いていると、この“横ノリ”が心地良くてお気に入りの作品になりましたね。
5. BUCK-TICK / Ophelia
6. BUCK-TICK / ゲルニカの夜
BUCK-TICKオリジナルアルバム特集、21週目、デビュー30周年を迎えた彼等が不動のメンバーで発表したアルバム。この作品は前作「アトム 未来派 No.9」から1年半ぶりに発表された作品です。アルバムタイトルは「だって、№9の次だもん」と今井さんは答えておりました。おそらく、彼等の全アルバムで最も簡単に命名された作品だと思います(笑)。内容としては、歌詞が前作からの引用が度々あることから“前作からの繋がりを意識した姉妹的作品”という感じですね。曲調はかなり暗めの曲が多いかな。どなたかのレビューに書いてあったのですが、「最大のテーマは戦争、核、原爆への反対」だと。確かにそのような世界観でしたね。1曲目「Ophelia」は櫻井作詞、星野作曲の“死”と“美”をテーマにした柔らかで優しい曲。櫻井さんの世界観が強く出ている楽曲だと思います。2曲目「ゲルニカの夜」は櫻井作詞、今井作曲の楽曲。櫻井さんが幼少期に兄と映画館で前橋空襲を題材にした『時計は生きていた』を観た時の思い出を描いた楽曲です。非常に重たいテーマの楽曲だと思います。
7. 椎名林檎 / 丸ノ内サディスティック
僕は椎名さんに関してはブレイク直前から聴き始めた人であります。確か2ndSG「歌舞伎町の女王」が何となく気になって購入したところ、凄く新鮮な感じで面白かったんですよね。程なくして3rdSG「ここでキスして。」がスマッシュヒットしたこともあって、「あ、コレは来るな!」と思い1stアルバムをすぐに予約しましたね。結果的に1stは最高位2位ながら約1年半もの間チャートインするロングヒットとなり、最終的に170万枚のセールスを記録します。レコーディングは彼女が成人前に行われたということを知り、僕は「凄いアーティストが現れたな…」と思いましたね。この「丸ノ内サディスティック」は1st収録の楽曲でシングルカットはされていませんが、現在でもアレンジを変えながら演奏され続けている彼女の代表曲であります。後に彼女が結成したバンド「東京事変」でも演奏されていましたね。
8. Mardelas / Last Round Survivor
Mardelasは元DESTROSEのボーカル、蛇石マリナとギタリストの及川樹京が15年に結成したバンドであります。僕はDESTROSEの1stを聴いて「このボーカル、スゲーなあ…」と思いました。2ndに期待していたのですが、彼女がバンドを脱退したと知り、かなりガッカリした記憶があります。しばらくして「蛇石マリナが新バンドで始動!」のニュースが流れ、「おお、待ってました!」となり、期待が高まりました。そしてこのMardelasのデビューアルバムを聴いて、「お、なかなかイイじゃない」と。2nd、3rdと“凝り過ぎたコンセプト”の作品が続き、「俺的に求めているのは、こういうのじゃないんだけど…」となったのですが、19年に発表したミニアルバムから路線を修正して、ストレートなメタルに回帰してくれました。「コレだよ、コレ!」という感じですね。これまでは期待していたようなセールスは挙げていないのですが、この路線を続けてくれたら、もっと評価されると思います。
次回は「MANOWAR」が登場します!
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