第494回ON AIRリスト（①2016年3月26日放送 ②2016年7月3日放送）

　さて、ウチのYU-KIクンが春休みということで、今日から定山渓温泉へ。今の職場にいると「ゴールデンウィーク」というものは無いに等しいので、この時期に旅行にいっておこうという訳です。ま、札幌でのショッピングも兼ねているのですけどね。

　今週で１４週に渡ってお送りした「本田美奈子特集」が最終回となります。アーティスト特集としては番組史上最長の特集でした。自分としては“波乱の音楽人生”を結構上手く伝えられたかな、なんて思っています。もし暇があったら、特集の部分だけを編集して一番組にしてみたいですね。４時間弱になるけど(笑)。

　今週、通勤の車中で聴いた作品は、REBECCA「全オリジナルアルバム」。モロに青春時代ですね。

　ということで、

第494回放送の（'16年3月26日・'16年7月3日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. FIGHT / NAILED TO THE GUN ('93年発表 1st「WAR OF WORDS」)
　2. BLIND GUARDIAN / AND THE STORY ENDS ('95年発表 5th「IMAGINATION FROM THE OTHERSIDE」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. Laputa / Scapegoat ('95年発表 1st「眩暈 -めまい-」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. THE BLUE HEARTS / NO NO NO ('87年発表 1st「THE BLUE HEARTS」)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. 本田美奈子 / 天国への階段 ('06年発表 10th「心を込めて…」)
　6. 本田美奈子 / アメイジング・グレイス ('05年発表 Mini「Amazing Grace」)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. WHAM! / WAKE ME UP BEFORE YOU GO GO ('84年発表 2nd「MAKE IT BIG」)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. SHOW-YA / 秒殺Crazy Love ('15年発表 10th「PROGRESS」)

　今回の“目玉”は、 本田美奈子 の アメイジング・グレイス 。コレを聴くと、何とも言えない気持ちになっちゃうな・・・。

1. FIGHT / NAILED TO THE GUN
　聴いてお判りのとおりボーカルはロブ・ハルフォード。このバンドはプリーストと喧嘩別れしたロブが無名の若手と組んだバンドであります。ただ、ドラムスだけはプリーストのスコット・トラヴィスが参加。音楽性は当時、ロブがお気に入りだったPANTERAの影響が強く表れているかな。プリーストのメタルとは違う方向性ですが、これもまた優れたメタル作品でありました。これを聴くと彼が何故プリーストを脱退したのか良く判る気がします。さすがにこの音は当時のプリーストでは発表できなかったでしょうね。

　
2. BLIND GUARDIAN / AND THE STORY ENDS
　個人的に彼等の作品で最も気に入っている作品からの１曲です。彼等の魅力はやっぱり“ドラマティックな曲展開”かなと思います。僕はメタルを本格的に聴き始めて、比較的早くにこのバンドに巡り合いました。確かディスクガイドで「欧州ではHELLOWEENを凌ぐほどの人気バンド」みたいな紹介があって、それに魅かれて購入した記憶があります。初期の作品はいかにも「HELLOWEENのフォロワー」みたいな音でしたが、作品を重ねるごとにオリジナリティー溢れる作風に成長を遂げます。個人的には初期の作風での作品も聴いてみたいのですが。

　
3. Laputa / Scapegoat
　この楽曲は彼等の1stフルのオープニングを飾るナンバーです。この作品からギターに元Silver-RoseのKouichiを迎えたことで“メロディアスさ”に磨きがかかることになります。今ではほとんど忘れ去られているバンドかも知れませんが、当時のV系シーンでは楽曲の良さに関してはピカイチのバンドだったと僕は思っています。ダークでハードでメロディアス、というモロに“名古屋系”の音。ま、簡単に言うと黒夢の系譜ですね。もう２０年以上前の音ですが、今聴いても僕はカッコイイと思いますよ。

　
4. THE BLUE HEARTS / NO NO NO
　このアルバムは高１のときリアルタイムで聴きました。僕のパンクロック初体験はこの作品です。「あ、パンクロックってこういう音楽ね」とインプットされました。当時は「いいね」とは思いましたが、後に「ジャパニーズロックの超名盤」と呼ばれる作品になるとは正直、思いませんでした。この作品、何が凄かったのかなと考えるとやっぱり“ストレートでシンプルな歌詞”の力かな。メロディーラインもいたってシンプル。結局、ストレートでシンプルなものが心に響く、ということなのですかね。

　
5. 本田美奈子 /天国への階段
6. 本田美奈子 / アメイジング・グレイス
　「大型企画　本田美奈子特集」最終回。05年１月に急性骨髄性白血病の診断を受け彼女は闘病生活を送ることになります。一時的に状態も良くなり退院もしますが、同年11月6日に38歳という若さでこの世を去ります。１曲目「天国への階段」はもちろんZEPの楽曲です。8thのアウトテイクの楽曲です。「心を込めて…」という作品は元々、彼女のデビュー20周年記念という位置付けで制作されていた作品でしたが、彼女の闘病生活により制作が中断されていました。しかし、彼女の逝去により未完になるところでしたが、スタッフの熱意により「１年遅れの20周年記念」として発表されました。２曲目「Amazing Grace」は闘病生活中の彼女がファンの支援への感謝の気持ち、ということで発表されたセレクションアルバムからのテイク。もう何も言う事はないでしょう。この特集の最後を飾るのはこの曲意外に思い浮かびませんでした。

　
7. WHAM! / WAKE ME UP BEFORE YOU GO GO
　全英・全米で共にチャート１位を獲得した彼等の代表作のオープニングナンバーです。80年代のポップスを語る時にやっぱりWHAM!は外せないのかなと思います。と言いながら、当時は洋楽ポップスなんて熱心に聴いていなかった私が言うのもヘンですが(笑)。とにかく当時20歳そこそこで、この作品のほとんどを手掛けたジョージ・マイケルの才能が素晴らしい。捨て曲無しの極上ポップアルバムですね。

　
8. SHOW-YA / 秒殺Crazy Love
　再結成第１作目となった前作ではゴリゴリのヘヴィーサウンドのアルバムでしたが、今作は“シンプルで骨太”というような音に仕上げている感じがしました。楽曲は“歌謡ロック”時代を思わすような感じの曲もあったのですが、その時代の楽曲も結構好きだった私はそれほど気にはなりませんでした。「これもSHOW-YA」という感じですかね。この曲の間奏部分にもありますが、キーボードのプレイが時にプログレっぽさを出していて個人的には気に入りました。平均年齢53歳のガールズバンド、流石ベテラン、というプレイを聴かせてくれますね。

　
　来週はCOLORが登場します。　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.109　ＯＮ　ＡＩＲリスト

LOVE PSYCHEDELICO / LIVE PSYCHEDELICO ('06年発表)

　放送時間は１時間１７分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時５０分以降に放送開始（変動します）