music mania ちばちゃん

5月11日(土)は21時からは「第902回」の放送! 5月14日(火)の18時からは「第900回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第111回 ON AIRリスト(①2008年10月25日放送 ②2009年2月15日放送)

 さて、今週は先日友人に勧められた「BAND LIFE」という本を読み終えました。80年代後半のバンドブームを牽引したアーティスト20人のロングインタビュー集なのですが、これがもの凄く楽しめた。ブームの裏側を語るという内容で学生時代をバンドブームで過ごした私には、モロにツボにはまりました。この本で判ったのは「ミュージシャンは儲からない」「5分以上の曲は2曲分の印税収入がある」ということ。特に後者は結構驚きでしたね。5分以上の曲ばかり10曲集めたアルバムは20曲分になるんですね。それがバカ売れすると凄いことになる。そうやって儲けるのか“メタリカ”(笑)。
 
 この本を紹介してくれた札幌のI沢クンに感謝です!
 
ということで、

第111回放送の(’08年10月25日・’09年2月15日)ON AIRリスト

★ 初心者の為のHM/HRガイド
 1. EMPEROR / INNO A SATANA ('94年発表1st「IN THE NIGHT SIDE ECLIPSE」)
 2. MR.BIG / STRIKE LIKE LIGHTNING ('04年発表 BEST「GREATEST HITS」)
ヴィジュアル系黄金伝説
 3. FANATIC◆CRISIS / クライム バレエ ('96年発表2nd「MASK」)
★ BACK TO THE BAND BOOM
 4. MADAM EDWARDA / プリンセス・リータ ('84年発表 V.A.「時の葬列」)
★ 今週の「ミニ特集!」
 5. LED ZEPPELIN / TRAMPLED UNDER FOOT ('75年発表 6th「PHYSICAL GRAFFITI」)
 6. B'z / BAD COMMUNICATION E.Style ('98年発表 BEST「B'z The Best“Pleasure”」)
★ MY FAVORITE SONG
 7. 工藤静香 / 宙船(そらふね) ('08年発表 COVER「MY PRECIOUS」)
★ JAPANESE HARD&HEAVY
 8. GOLDBRICK / STRIKING MY HEART ('03年発表 1st「GOLDBRICK」)

 今回の“目玉”は、MADAM EDWARDAプリンセス・リータ!  このバンドの曲は普通ラジオではオンエアしないでしょうね。

1. EMPEROR / INNO A SATANA
 この番組では初めて紹介するジャンル「ブラック・メタル」の代表的なバンドです。「ブラック・メタル」とはメタルフィールドのジャンルでは最も「思想性」が重んじられるジャンルです。アンチキリスト、悪魔崇拝などをテーマにした楽曲がほとんど。彼等はノルウェーのバンドで別名「闇の皇帝」と呼ばれています(笑)。この曲は暴虐性の中にも叙情的な旋律を絡めるというワザを使っている曲ですね。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/maniachibachang/20190903/20190903045834.jpg
 
2. MR.BIG / STRIKE LIKE LIGHTNING
 1曲目とはうって変わって、とても聴きやすい楽曲。メタルシーン屈指の実力者が集まりながらテクニック重視にならず、エリック・マーティンの歌を聴かす構成がイイですね。それでも中盤のギターソロではポール・ギルバートが嫌味にならない程度の弾きっぷりを聴かせてくれています。彼等のベスト盤は多数発売されていますが、この曲が収録されている「GREATEST HITS」は曲数、価格、内容と無難にまとめた初心者にはもってこいの商品。
 
3. FANATIC◆CRISIS / クライム バレエ
 この曲はインディーズ時代の曲ですね。まだ、彼等が「ダークな名古屋系」だった頃です。この曲はアルバムの1曲目を飾るだけあって疾走感がある曲です。ギターの音にアマチュアっぽさを感じるのはご愛敬。当時、アマチュアながら、なかなかの楽曲構成力です。石月努のボーカルを生かすつくりですね。メジャー進出後はこの時代より幾分ポップになります。
 
4. MADAM EDWARDA / プリンセス・リータ
 いかにも“マニア”らしい選曲(笑)。この辺じゃ誰も知らないバンドでしょう。彼等はこのコーナーで以前紹介したAUTO-MODやG-SCHMITTらと日本のポジティブ・パンクシーンを牽引したバンドですね。確かメンバーはこの頃10代だったハズ。このゴシックっぽいのが私には結構ツボですね。彼等はもしかすると「ヴィジュアル系」のハシリかも知れません。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/maniachibachang/20190903/20190903050018.jpg
 
5. LED ZEPPELIN / TRAMPLED UNDER FOOT
6. B'z / BAD COMMUNICATION E.Style
 今週は「もしかして・・・」というテーマでお送りします。聞き比べて「パクリかどうかをリスナーに判断してもらう」という主旨です。結論からいえばB’zがパクリましたね(笑)。柔らかく言うと「オマージュ」ですかね。これは結構有名な話ですよね。「BAD COMMUNICATION」は聴いたことがあるけど、ZEPPELINの原曲を聴いたことが無い、という人が結構多いかなと思い、実際に聞き比べて検証しようと思いました。ZEPPELINといえばブリティッシュ・ハードロック、というイメージがあるかなと思いますが、当時ではかなりファンキーな曲も演奏していたんですね。「BAD COMMUNICATION」は第1回放送でオリジナルバージョンを使用したので今回は英語バージョンでお送りします。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/maniachibachang/20190903/20190903044545.jpg
 
7. 工藤静香 / 宙船(そらふね)
 この曲は中島みゆきの曲ばかり集めたカバーアルバムに収録されていた曲です。TOKIOでお馴染み(笑)。ソロデビュー20周年記念ということで発売されたアルバムです。工藤と中島の相性ってつくづく良いなあと思いました。僕等と同じような世代に「こういうアルバムが発売されていますよ」というのを伝えたくてね。https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/maniachibachang/20190903/20190903050640.jpg

8. GOLDBRICK / STRIKING MY HEART
 ボーカルの声に聞き覚えがある人もいたかと思いますが、ボーカルは元ANTHEMの森川之雄。ちなみにギターは以前に紹介したこともある梶山章です。やっぱり森川のボーカルは素晴らしいですね。今日は余りにもレインボーっぽい曲を紹介してみます。レインボー好きなら結構ツボにはまるのでは? ちなみにこのアルバム、陰陽座のベースとドラムが全編に参加。
 
 さて、来週は今じゃ伝説(?)のユニットを紹介!

以上!