music mania ちばちゃん

6月22日(土)は21時からは「第908回」の放送! 6月25日(火)の18時からは「第906回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第905回ON AIRリスト(①2024年6月1日放送 ②2024年6月18日放送)

 さて、今週は寒い日が続きました。暑がりの私でも、「半袖ではちょっと寒いな」と感じるほどでした。今日は朝から天気も良かったので、滝川市まで夏服を買いに行ってきました。デザインはもちろんなのですが、私の必須条件は「左胸にポケットがあること」であります。喫煙者なのでコレが付いていないと何かと不便なのです。そんな条件を満たす3着を購入しました。昼食は回転寿司にしました。久し振りに行った店でしたが、心なしかメニューが減ったような気がしました。ま、美味しかったので良いのですが。

 最近、Apple Musicのサブスクで、「聴いてみたかったけど、まだ聴いたことのないアーティスト」の楽曲を見付けました。とあるバンドのアルバムなのですが、これまで「アルファベット」で検索して見つからなかったので、あきらめていたのですが、「カタカナ」で検索してみたら出てきました。とても嬉しかったのですが、あの検索機能、もうちょっとどうにかならないものですかね。

 ということで、

第905回放送の(’24年6月1日・’24年6月18日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. RAINBOW / STARGAZER ('76年発表 2nd「RISING」)
2. SECRET SPHERE / STRANGER IN BLACK ('08発表 5th「SWEET BLOOD THEORY」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. Laputa / ロゼ ('98年発表 4th「麝香-ジャコウ-」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. REBECCA / TENSION LIVING WITH MUSCLE ('87年発表 6th「POISON」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. THE ROOSTERS / SITTING ON THE FENCE ('81年発表 2nd「THE ROOSTERS a-GOGO」)
6. THE ROOSTERS / DISSATISFACTION ('81年発表 2nd「THE ROOSTERS a-GOGO」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 森口博子 / Last, Last Dance ('89年発表 3rd「Prime Privacy」)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. SEX MACHINEGUNS / 桜島 ('98年発表 1st「SEX MACHINEGUN」)

 今回の目玉は、RAINBOWSTARGAZER。素晴らしいの一言!

1. RAINBOW / STARGAZER

 RAINBOWはDEEP PURPLEのギタリスト、リッチー・ブラックモアが自分の思うとおりの音楽を追求するために結成されたバンドであります。リッチーは68年からDEEP PURPLEのギタリストとして活躍していましたが、73年の7th制作中にメンバーとの意見の相違があり、ELFというアメリカのバンドと一緒にソロシングルを制作することを思いつきます。実際に作業をしてみると、ELFのシンガー、ロニー・ジェイムズ・ディオの力量が想像を遥かに超えた素晴らしさで、アルバム制作に方向転換します。リッチーは75年に正式にDEEP PURPLEを脱退し、ソロアルバムとして制作した作品をRAINBOWの1stとして発表します。リッチーがELFを乗っ取る形で始まったRAINBOWですが、ツアーを始める前にロニー以外のメンバーを全員解雇し、ドラマーのコージー・パウエルを含む実力者揃いのラインナップに切り替えます。そして制作されたのがこの2ndであります。このアルバム、リッチー、ロニー、コージーというHR史上最高峰のミュージシャンが“最も脂の乗り切った時期”に力のすべてをぶつけた「HR史に残る名盤」となりました。
 

2. SECRET SPHERE / STRANGER IN BLACK

 SECRET SPHEREは97年に結成されたイタリアのメタルバンドであります。結成翌年の98年に制作したデモCDがドイツのメタル専門誌「メタル・ハマー」のデモチャートで1位を獲得するなど、欧州で話題になりメジャーレーベルとの契約に成功いたします。99年に1stを発表して以降、コンスタントに作品を発表し、シンフォニックメタルシーンではトップクラスの実力を誇るバンドに成長します。シンフォニックメタルと紹介しましたが、“クラシックのエッセンスを取り込んだ”という感じで、ネオクラシカルメタルとメロディックスピードメタルの要素の方が強い音楽性ですかね。この5thは2ndでも取り組んだコンセプトアルバムとなっております。コンセプトアルバムというと大仰な作品になりがちで、それほど楽しめないのが多いのですが、この作品はそれほど大仰な感じではなく、“ストーリーが繋がっている楽曲集”といった感じかな。変に身構えなくてもスっと自然に入ってくる音ですね。唯一残念なのが、ジャケットがB級感丸出し、といったセンスの無いものになっていることですかね(笑)。
 

3. Laputa / ロゼ

 Laputaは93年に名古屋で結成されたバンドであります。「黒夢とともに名古屋ヴィジュアルシーンを創生したバンド」ともいわれております。デモテープの発表を経て94年にマキシ「私が消える」を発表、この頃から名古屋のヴィジュアルシーンでは注目のバンドとなります。95年に1stを発表するも予約のみで5000枚を完売し、翌96年にインディーズでは最後のミニアルバムを発表、この作品がインディーズチャートで2位を獲得します。僕が初めて彼等の楽曲を聴いたのはこの時期ですね。「歌唱方にクセはあるけど、ボーカルは凄く上手い」と思いました。また、「ハード、ダーク、メロディアス」という僕がこの時期求めていた音にドンピシャでしたね。同年秋にメジャーへ進出、以降もコンスタントに作品を発表し4th、5thではチャート10位を記録し、ヴィジュアル系バンドとしては成功を収めたといっていいかも知れません。今日の楽曲はその絶頂期に発表されたアルバムからの1曲です。ハードでメロディアス、という彼等の持ち味が充分に発揮されている楽曲だと思います。00年以降、セールスが急降下したのが個人的には今でも不思議に思っております。
 

4. REBECCA / TENSION LIVING WITH MUSCLE

 僕等50代の人間は「REBECCABOOWYでロックに目覚めた」という人が多いと思います。僕はそんな一人であります。改めて紹介しますと、REBECCAは82年にギタリスト、木暮武彦を中心に結成されたバンドであります。83年にCBS SONYのオーディションに合格し、キーボーディストの土橋さんが加入します。84年に晴れてデビューを果たしますが、ライブの動員の割にセールスが上向かないという状況でありました。85年に方向性の違いを理由に木暮とドラムスの小沼が脱退、バンド存続の危機を迎えますが、土橋を新しいリーダーとし、新メンバーを加入させ再出発します。それを機にこれまでの“ロック路線”からボーカルNOKKOを前面に出した“ポップ路線”へ音楽性をシフトします。これが見事にハマり、SG「フレンズ」でブレイク、4thはミリオンセールスを記録することになります。以降は解散まで発表するアルバムは全てチャート1位を獲得するなど大成功を収めます。この6thは絶頂期の作品です。僕が高1のときのアルバムですね。当時繰り返し聴いた思い出の作品でもあります。
 

5. THE ROOSTERS / SITTING ON THE FENCE
6. THE ROOSTERS / DISSATISFACTION

 THE ROOSTERSオリジナルアルバム特集、2週目、この作品は前作1stから7ヶ月後に発表された作品であります。1st同様にオリジナル曲とカバー曲で構成されています。この2ndでよく言われるのが「1stよりもソフトになった」ということ。確かに1stがソリッド過ぎたのか、ポップさを前面に出した感じもしますが、アルバム後半は結構な勢いで攻めている感じです。ま、僕はリアルタイムで聴いていた人ではなく、遡りで聴いた人なので、最初に聴いた時は「あ、やっぱ時代を感じるな…」というのが正直な感想でした。このように遡って作品を聴く場合、“その当時の音楽シーン”に重ねてみて評価する、という作業を自分で行うのですが、81年というと僕の場合「ルビーの指環」が大ヒットした年、という印象があります。そう考えると、この音は当時充分に刺激のある音だったのかな、と思います。
 

7. 森口博子 / Last, Last Dance

 森口さんについては、今ではすっかり「アニソン界の大御所」的な位置になっていますね。僕は「Zガンダム」をリアルタイムで観ていなかった人なので、彼女のデビュー当時の印象はまったくありません。彼女を初めて知ったのはバラドル転向以降でしたね。確か工藤静香のモノマネをやっていた時だったかな。その時は「あ、歌上手いな」という印象が残りました。ある時、彼女が自分の持ち歌を歌う番組があって、その時に歌っていたのがこの「Last, Last Dance」でした。これが完全に僕のツボにはまりましたね。翌日にはCDショップに行って取り寄せの注文をしましたからね。マイナーな作品だったので、店頭には並んでいませんでした(笑)。この曲が収録されている「Prime Privacy」というアルバム、実は個人的にはかなりの名盤であります。高3の後半に一番よく聴いたアルバムは実はこのアルバムであります。以来、彼女のアルバムは買い続けております。彼女に関しては個人的に“実力派シンガー”として30年以上前から認めております。先日、調べてみたらこの「Prime Privacy」、普通に配信されておりました。みんなに聴いて欲しいですね。
 

8. SEX MACHINEGUNS / 桜島

 90年代に入り、80年代に活動していたジャパニーズメタルバンドの多くが「活動停止」や「解散」に追い込まれる事態が続きました。世界的に音の主流が“グランジ”に影響されたものになったのが原因かも知れません。日本ではヴィジュアル系が主流になり、従来のメタルバンドは苦戦を強いられました。90年代後半に欧州で従来のHMが復権すると、日本でも同様の動きが現れます。僕の中ではそれを牽引していたのはCONCERTO MOONSEX MACHINEGUNSだと思っています。このSEX MACHINEGUNSについては活動当初「ヴィジュアル系ヘヴィメタルバンド」として活動していたのが吉と出たと思います。ヴィジュアル系のファンを取り込むという部分で。歌詞はコミカルでも、演奏力は素晴らしいという部分もファンを引き付けた大きな理由かな。僕が最初に彼等の楽曲を知ったのは「みかんのうた」です。彼等がアマチュア時代に出場した「BSヤングバトル」で初めて拝見しました。「あ、コレ、かっこいいじゃん!」と思いました。それから2年後、まさかメジャーデビューするとは思っていませんでした(笑)。でも、1stを聴いて「コレは一般層にもウケるかも」と思いましたね。予想どおり、メジャーで一定の成功を収めることになりました。
 
 次回は「ANTHRAX」が登場します!

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