music mania ちばちゃん

6月22日(土)は21時からは「第908回」の放送! 6月25日(火)の18時からは「第906回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第907回ON AIRリスト(①2024年6月15日放送 ②2024年7月2日放送)

 さて、今週はウチの金魚さんが体調を崩してしまいました。最初は“小”金魚。「あれ? 死んじゃってる?」というような状態でしたが、網ですくって別の水槽に移すと復活してくれました。次は“中”金魚。身体が横に倒れていたりしていたので、こちらも別水槽へ隔離。“小”金魚はすっかり回復したので、元の水槽へ戻しました。“中”金魚はもうちょっと様子を診ることに。水温が原因なのかは不明ですが、我が家に来て初めての夏なので注意していこうかなと。

 今日は朝から部屋の片付けを行いました。それ程ちらかっていた訳ではなくて、雑誌や文庫本が乱雑に積んで置いた状態でしたので、それを整理するといったところ。月刊の雑誌などは1年をメドに廃棄するのですが、2年前のモノが残っていたり、「あ、しばらく整理していなかった」というのを実感。1時間程で作業終了。少しだけスッキリしました。

 ということで、

第907回放送の(’24年6月15日・’24年7月2日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. YNGWIE MALMSTEEN / MY RESURRECTION ('97年発表 9th「FACING THE ANIMAL」)
2. CARCASS / THIS MORTAL COIL ('93発表 4th「HEARTWORK」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. STRAWBERRY FIELDS / 虜 ('92年発表 3rd「ALIBI」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. PASSENGERS / Gypsy ('88年発表 1st「GYPSY BLUE」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. THE ROOSTERS / She Broke My Heart's Edge ('83年発表 4th「DIS.」)
6. THE ROOSTERS / Sad Song ('83年発表 4th「DIS.」)

★ MY FAVORITE SONG

7. DEEN / このまま君だけを奪い去りたい ('93年発表 1st SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. TERRA ROSA / A HELL RAY ('99年発表 COMPILATION「Primal」)

 今回の目玉は、PASSENGERSGypsy。歌いっぷりがイイですね!

1. YNGWIE MALMSTEEN / MY RESURRECTION

 83年、当時地元スウェーデンで活動していたイングヴェイのデモテープを聴いた“ギタリスト発掘レーベル”であるシュラプネル・レコーズのマイク・ヴァーニーが彼をアメリカに招聘いたします。すぐにロン・キール率いる「STEELER」に加入し、常識を超えた速弾きでロスのメタルファンの度肝を抜きます。あっという間にSTEELERを脱退し、グラハム・ボネット率いる「ALCATRAZZ」に加入するもアルバム1枚で脱退し84年からソロ活動を開始いたします。この作品は歴代シンガーを集めて制作されたカバーアルバム「INSPIRATION」に続いて発表された作品であります。ドラマーに名手、コージー・パウエル、また、前作までの2作でボーカルを務めた元LOUDNESSのマイク・ヴェセーラを解雇し、スウェーデンからマッツ・レヴィンを迎えて制作されました。キャッチーな歌メロを前面に押し出したコンパクトな曲作りが魅力のアルバムであります。彼の歴代の作品の中でもかなり評価の高い作品かな。
 

2. CARCASS / THIS MORTAL COIL

 CARCASSはイングランドのエクストリームメタルバンドで、85年にギターのビル・スティアーを中心に結成されました。結成当初はディスチャージに影響を受けたハードコアパンクを演奏しておりましたが、徐々に音楽性がグラインドコアにシフトします。88年に1stを発表、この1stは死体のコラージュを使用したジャケットだった為、レコードを置かない店もあったとのことです。89年に2ndを発表、この作品から日本でもアルバムが発表されることになりました。彼等はライブ時のギターに厚みを持たせるため、セカンドギタリストを加入させることを決定し、オーディションを敢行します。ここで加入が決定したのがマイケル・アモットであります。マイケルの加入により音楽性がグラインドコアからデスメタルにシフトするのですが、マイケルの流麗なギタープレイによって“メロディックデスメタル”の源流が出来あがり、91年に3rdを発表、そして3rdの音楽性をさらに進めて“メロディックデスメタル”の元祖となったのが93年に発表されたこの4thであります。
 

3. STRAWBERRY FIELDS / 虜

 STRAWBERRY FIELDSは89年に元D'ERLANGERのボーカル、福井さんと元JUSTY-NASTYのギタリスト、LEZYNAを中心に結成されたバンドであります。90年1月にキャプテンレコードよりミニアルバムを発表します。僕が彼等の存在を知ったのはこの時期でした。高3の冬でしたね。雑誌で彼等の経歴を知り「元デランジェ、元ジャスティー」というのが気になり、購入を考えていたところ、市内のショップで前述のミニアルバムを発見、「あれ? インディーズ作品が売っている…」と少し不思議だったのですが、「通販しなくていいからラッキー」と思い購入しました。ショップの店員さんに確認すると、「インディーズでも、キャプテンレコードの作品は扱えるようになった」との事でした。当時、インディーズ作品は“札幌の専門店で購入”か“現金書留の通販”しかなかった時代でしたので非常に朗報でしたね。本日の楽曲はメジャー2ndからの楽曲です。個人的には独特なギタープレイが好みのバンドだったのですが、ブレイク前に解散したのが残念でしたね。
 

4. PASSENGERS / Gypsy

 PASSENGERSは女性ボーカル、大野美樹を擁するバンドであります。僕は高校生の頃からその存在を知っていたバンドであります。それはボーカルの大野さんのヴィジュアルが原因であります。「あ、キレイな人だなあ」と。そう、ルックスに個人的に魅かれておりました。簡単に言うと“お姉さま系”のルックスでしたね。「この人がどんな声なんだろう?」と興味が湧いたのですが、当時の私の手持ち資金では購入にも限界がありまして、このPASSENGERSまでフォローできませんでした。雑誌などの情報から「見た目とは違う、太くワイルドな歌声」というのは判りましたが。そんな思い出から35年、先頃、彼等の音源をやっと聴くことができました。個人的にはほぼ想像通りの歌声で大満足でした。聴いてお判りのとおり、サウンドに“カラっとしたドライ感”があります。当時、ウェットな音が多かったので、この音は逆に新鮮だったのかなと思います。また、楽曲のクオリティーがかなり高いなと思いました。ビートロック的な音が歓迎されていた時代でしたので、埋もれた感がありましたが、作品としてはかなりの高品質だと思います。
 

5. THE ROOSTERS / She Broke My Heart's Edge
6. THE ROOSTERS / Sad Song

 THE ROOSTERSオリジナルアルバム特集、4週目、82年10月に発表されたSG「ニュールンベルグでささやいて」の録音後、ボーカル大江慎也は数々の奇行を家族に心配され精神科を受診、“神経衰弱”ということでそのまま入院することになります。予定されていたライブはすべてキャンセルを余儀なくされ、翌年6月まで半年に渡り音楽活動を停止することになります。83年6月にメンバーチェンジを経て活動を再開したルースターズ。この年の11月に発表された4rthは2年振りのアルバムとなりました。本日はその4thから2曲お送りしたのですが、聴いてお判りのように、音楽的にはこれまでの“ビートロック”の面影はかなり薄れ、ニューウェイヴ色の強い作品となりました。注目は2曲目の「Sad Song」。大江の作詞・作曲の楽曲ですが、精神的な問題を抱えていた彼にだからこそ書けた歌詞だと思います。正直、彼のボーカルに関してはピッチが甘かったり、震えていたり、技術的な部分での評価は高くありませんが、だからこその味があると思います。また、このアルバムあたりからギターの花田裕之のコンポーザーとしての才能が開花してゆきます。
 

7. DEEN / このまま君だけを奪い去りたい

 DEENは93年にボーカル、池森秀一とキーボード、山根公路を中心に結成された“元”ビーイング系のバンドであります。本日紹介した「このまま君だけを奪い去りたい」でデビューし、いきなりのミリオンセールスを記録いたします。当時はビーイングからのデビューが相次ぎ、「どのバンドに力を入れようか…」と私も迷っていたのですが、このDEENに関しては、この楽曲がNTTドコモのCMソングになっていて、サビだけですけどメロディーとボーカルが良かったこともあって、即購入を決定しましたね。実はこの楽曲、同じビーイング系列であったWANDSのSG「時の扉」の両A面曲の予定だったのですが、タイアップ先からNGが出て、ボーカル変更を余儀なくされてDEENのデビューシングルになったそうです。ということで、作詞は当時WANDSのボーカルを務めていた上杉昇であります。結果的にはDEENとしては非常にラッキーな結果となりましたね。後年になりますが、上杉さんが歌ったWANDSバージョンも発表されました。爽やかさでDEENが上回ったのかな。
 

8. TERRA ROSA / A HELL RAY

 TERRA ROSAは82年にボーカル、赤尾和重とキーボード、岡垣正志を中心に結成された大阪のハードロックバンドであります。非常に多くのメンバーチェンジがあったバンドであり、後にメタルシーンで活躍するミュージシャンが在籍していたバンドとしても知られます。86年、2本目のデモテープが雑誌「ロッキンf」が主催するアマチュアコンテストでグランプリを獲得します。本日紹介した「A HELL RAY」はそのデモテープ収録曲であります。この時点で彼等の“様式美ハードロック”は完成していますね。当時アマチュアだったとは思えない完成度であります。これはグランプリでしょうね。バンドは87年にインディーズから1stを発表し、89年にメジャー進出し2ndを発表、翌90年に3rdを発表するも、91年に解散してしまいます。当時の僕は“女性ボーカル”というのが理由だったのか、完全にスルーしていましたね。初めて彼等の楽曲を聴いたのは99年だったと思います。女性は女性でもこんなパワフルなボーカルだとは思っていなかったので、衝撃でしたね。「ああ、こんなに凄かったのを最初から知っていれば、全部買っていたのに」と後悔しましたね。
 
 次回は「RATT」が登場します!

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