music mania ちばちゃん

6月22日(土)は21時からは「第908回」の放送! 6月25日(火)の18時からは「第906回」の再放送! '23.9月から18年目に突入しました! 書き込みヨロシク!

第903回ON AIRリスト(①2024年5月18日放送 ②2024年6月4日放送)

 さて、ウチの職場の「期首面談」、昨日で60人終了しました。残り2人ということで、ほぼ終了です。いやー、コレはやっぱ疲れますね(笑)。1対1、もちろん、いい加減には向き合いませんからね。そんな訳で、今週は家に帰るとグッタリでした。本日もほぼ寝ておりました(笑)。ま、年に2度の機会ですので、大事にしたいと思います。

 上記の理由もありまして、今週は原稿作成、録音となかなか大変でありました。“疲れ”が声に出ているかも知れません…。

 ということで、

第903回放送の(’24年5月18日・’24年6月4日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. SCORPIONS / DYNAMITE ('82年発表 8th「BALACKOUT」)
2. DOKKEN / KISS OF DEATH ('87発表 4th「BACK FOR THE ATTACK」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. L'Arc-en-Ciel / Dune ('93年発表 1st「DUNE」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. NEWEST MODEL / Days ('89年発表 Major 1st「SOUL SURVIVOR」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. BUCK-TICK / ワルキューレの騎行 ('23年発表 23th「異空 -IZORA-」)
6. BUCK-TICK / 名も無きわたし ('23年発表 23th「異空 -IZORA-」)

★ MY FAVORITE SONG

7. YOASOBI / アイドル ('23年発表 3rd SINGLE)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. MAKE-UP / REPLY ('84年発表 1st「HOWLING WILL」)

 今回の目玉は、DOKKENKISS OF DEATH。何度聴いてもカッコイイ。名曲!

1. SCORPIONS / DYNAMITE

 SCORPIONSは65年にギタリスト、ルドルフ・シェンカーがドイツ・ハノーファーで結成したバンドであります。数度のメンバーチェンジを経て72年に1st「LONESOME CROW」を発表します。当時、バンドにはルドルフの弟でまだ十代だったマイケル・シェンカーが在籍しておりました。翌73年にマイケルはUFOに引き抜かれ、後任にウリ・ジョン・ロートが加入し、4枚のアルバムを残します。78年にバンドがコマーシャルな方向に向かっているとの理由でウリが脱退、後任にマティアス・ヤプスが加入します。マティアス加入後はウリ時代と比べてよりコンパクトでソリッドな曲調になります。80年代に入るとアメリカでも徐々に知られる存在になり、この8thで遂に全米チャート10位を記録し、“世界のスコーピオンズ”になります。このアルバムは“叙情性”という彼等最大の持ち味を失う事なく、パワフルでアグレッシヴ、かつコマーシャルな音に仕上がった作品です。彼等の歴史においてはターニングポイントになった作品と言えますね。
 

2. DOKKEN / KISS OF DEATH

 DOKKENはボーカル、ドン・ドッケンを中心にLAで結成されたバンドであります。結成当時の音源が後にドンの承諾なしで発表されますが、バンドは短期間で活動を停止してしまいます。バンドの再建を模索していてドンは81年にドラマーのミック・ブラウンを勧誘、「ギタリストのジョージ・リンチが一緒なら」という条件をのみ、バンドの骨格が固まり1stを制作します。この1stはフランスのレーベルから発表になりますが、彼等が大手の「アトランティック」と契約の後、83年に再発されることになります。84年の2nd、85年の3rdと順調なセールスを記録した後で発表されたのがこの4thであります。発売2週間でダブルプラチナムを記録し、全米チャート13位を記録いたしました。彼等の作品で最高のセールスを記録した作品ですが、この時期、ドンとジョージの仲は修復不可能な状態になっており、アルバムも両者のやりたいスタイルを妥協した形でレコードでいうとA面がジョージ、B面がドンの意見を反映させた作品に仕上がりました。この楽曲は個人的にDOKKENで一番好きな楽曲であります。ジョージのギターがたまりませんね。
 

3. L'Arc-en-Ciel / Dune

 僕はラルクに関してはこのコーナーで紹介していますが、彼等は「俺たちはV系じゃない!」と言うのでしょうね(笑)。L'Arc-en-Cielは91年にベースのtetsuyaを中心に大阪で結成されたバンドであります。92年11月にインディーズから1stSG「Floods of tears」を発表し、予約のみで1000枚を完売させ一部から注目されることになります。翌93年4月に発表されたのがこの1stであります。44MAGNUMD’ERLANGERDIE IN CRIESの作品を発表してきた「デンジャークルーレコーズ」からの発売、ということもあり、当時は1面ぶち抜きの広告が打たれていたと記憶しています。当然、僕も「コレは来るんだな…」という予感もあり、即予約しましたね。そんな訳で僕はラルクに関しては“ほぼ最初期”から聴いてきた人になります。ただ、僕がこの1stを初めて聴いた時の印象は「思っていたよりおとなしいな…」でした。もうちょっと激しめな音を期待していた事もあっての感想なのですが。ただ、「センスはイイな」と感じましたね。彼等のアルバムでは最も“ゴシック感”が強い作品ですかね。アルバムは当然のごとくインディーズチャート1位に輝き、翌年にメジャー進出を果たします。
 

4. NEWEST MODEL / Days

 NEWEST MODELは85年にギタリストであった中川敬が“自ら歌うバンド”として大阪で結成されました。初期はストレートなパンクを指向しており、88年にインディーズから2枚のアルバムを発表後、レーベルメイトであり、盟友でもあるMESCALINE DRIVEと一緒にメジャーレーベルと契約を果たします。音楽性についてはパンクから様々なジャンルを取り入れたものに変化していき、“ミクスチャーロックの先駆け”として支持を受けることになります。僕が高3の時、89年にメジャーデビューしたのですが、僕の周りで彼等の楽曲を聴いていた人は1人しか知りません。僕の中では“通好みのバンド”といったイメージでしたね。当然、僕もリアルタイムでは触れておりません。僕が初めて彼等の楽曲を聴いたのはこの番組が始まって3年が経った09年でした。「もうちょっとバンドブーム期の音源を増やしたいなあ」と思っていたところで頭に浮かんだのがこのNEWEST MODELでした。感想としては「あ、面白いことやっているな」といったところですね。
 

6. BUCK-TICK / 名も無きわたし

 BUCK-TICKオリジナルアルバム特集、23週目、最終回、この作品は前作から2年7ヶ月ぶりに発表されたアルバムであります。比較的前作からのスパンが空いた作品でしたので、期待が高まりましたね。前年に35周年記念のオールタイムベストを発表したこともあり、“新たな始まり”になるアルバムでありました。でも、このアルバムが“ラストアルバム”になるとは思いませんでしたね。正直、彼等の最高傑作とは思いません。この先、凄い作品を生み出せたバンドだと思っていますので。感傷的にならず冷静に分析すると完成度としては平均的だと思います。でも、やっぱり彼等ならではの世界観は素晴らしいかなと思います。皆さんご存知のように23年10月19日にボーカル櫻井さんが急逝したことで、櫻井さんがボーカルのBUCK-TICKの新作はもう聴くことができません。それが残念ですね。初期の「悪の華」ぐらいまでの彼等しか知らない人に「BUCK-TICKって実は面白い事、凄い事をやっていたんだよ」っていうのを知ってもらいたかった、という事もあり、今回、長期の特集を組んでみました。まずはベストアルバムからでも聴いてもらいたいですね。
 

7. YOASOBI / アイドル

 たまには“今の若者が良く聴いている楽曲”を使ってみよう、ということでこの楽曲を選んでみました。これが「令和の音楽」なんだな、というのを痛感します(笑)。僕みたいなオッサンからすると、やっぱメロディーラインが斬新だと思いますし、容易に歌える楽曲じゃない、というところが特にそう思いますね。僕が彼等の楽曲を初めて聴いたのは20年だったと思います。ウチの息子に「最近の学生はどんな曲を聴いているの?」と尋ねたところ出てきたのが“YOASOBI”というユニット名でした。ためしに聴いてみたところ、メロディーにオリジナリティーが感じられ「あ、コレは面白いなあ」と思いましたね。ま、その時は今の人気は想像できませんでしたけど。この「アイドル」という楽曲、実は最初に聴いた時、僕の中ではかなりの違和感がありました。何というか“YOASOBIらしくない”というか。僕の中でのYOASOBI像は“ちょっとセンチメンタルなメロディーライン”というのがあったものですから、ここまで反対方向に振り切った楽曲というのが違和感ありましたね。ただ、何回も聴くと中毒になりました(笑)。凄いと思ったのはikuraさんの歌唱方と表現力。「あ、この子はこういうこともできるんだ」というのが驚きましたね。この曲では完全に“アイドル”になりきってますものね。
 

8. MAKE-UP / REPLY

 僕等世代で言うと、MAKE-UPはアニメ「聖闘士星矢」の主題歌「ペガサス幻想」を演奏していたバンド、と記憶している人が多いかも知れません。ま、僕に関してはその事実すらも知らなかった人なのですが。MAKE-UPは83年に結成されたハードロックバンドであります。バンド名は元々、LOUDNESSのドラマー、樋口さんとギターの高崎さんが組んでいたバンド名でしたが、それを譲り受けたとのことです。84年に樋口さんプロデュースで1stを発表、以後2年間で4作のアルバムを発表し、86年に「ペガサス幻想」を発表します。実は「ペガサス幻想」、この楽曲は活動末期の楽曲なんですよね。ヒットしていた時期、バンドは実質的に解散状態でありました。彼等の特徴は「キーボードを入れた5人編成」ということで、他のバンドとは一線を画す“メロディアスな楽曲”だと思います。今日の楽曲は1stからの楽曲でドラマティックさ、歌メロの良さなど、“MAKE-UPの良さ”が表れている楽曲かなと思い選んでみました。
 
 次回は「THE PRIVATES」が登場します!

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