さて、今日は朝から雨。「家で引きこもっていよう」と思ったのですが、食パンが無い、いう事でコンビニへ行って購入しました。平日の朝食は米食なのですが、土日はパンというのが私のルーティーンであります。模試のある息子を高校に送って帰宅してからは読書。デジタル書籍が主流になった時代でも私は「紙の本」にこだわっております(笑)。本格的に雪が積もる前にもう一度買い出しに行きたいですね。
今週は一気に冷え込みようになりました。“秋”の期間が短い、と思うのは私だけでしょうか? この季節になると「車のタイヤ交換をいつ行うか」というのを考えなければなりません。昨年は交換を引っ張りすぎて、とんでもない事になったので、今年は早めに行おうかなと思っております。
最近、マイケル・シェンカーの「インストアルバム」を揃えてみました。CDコレクターの私ですから、基本的にはシェンカーの作品は“ほぼ”網羅していたのですが、「インストアルバム」だけはありませんでした。「インストは退屈かなあ…」なんて勝手に思って、集めておりませんでしたが、「やっぱ、聴いておかなければ」と思い、揃えました! 聴いてみての感想は「凄くイイ!」です。特にアコギのTHANK YOUシリーズが素晴らしいですね。なんとなく“秋”にピッタリという感じです。もっと早く聴いておくべきでした。
ということで、
第976回放送の(’25年10月18日・’25年10月28日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. HAMMER FALL / WARRIORS OF FAITH ('98年発表 2nd「LEGACY OF KINGS」)
2. HAREM SCAREM / NO JUSTICE ('93発表 2nd「MOOD SWINGS」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. THREE EYES JACK / 不確かな明日に… ('93年発表 1st Full「T・E・R・R・O・R・I・S・T」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. THE PRIVATES / 気まぐれロメオ ('89年発表 3rd「SPEAK EASY」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. DREAMS COME TRUE / LOVETIDE ('93年発表 6th「MAGIC」)
6. DREAMS COME TRUE / 愛してる 愛してた ('93年発表 6th「MAGIC」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 小柳ゆき / 愛情 ('00年発表 4th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. LOUDNESS / SOLDIER OF FORTUNE ('89年発表 8th「SOLDIER OF FORTUNE」)
今回の目玉は、小柳ゆきの愛情。カッコいいです!
1. HAMMER FALL / WARRIORS OF FAITH
このHAMMER FALLは個人的に非常に思い入れのあるバンドであります。僕が洋楽メタルを本格的に聴き始めた時、最初は定番のメイデンやプリーストから入ったのですが、その後、アメリカのバンドにいっちゃうんですよね。そして、いよいよ“欧州のメタルを聴いてみよう”という時に出会ったのがこのHAMMER FALLであります。当時、初めて買ったディスクガイドの評価で購入を決めたのですが、これが非常にカッコ良く、一発で欧州メタルの虜になりました。HAMMER FALLは93年にギタリスト、オスカー・ドロニャックとIN FLAMESのギタリスト、イェスパー・ストロムブラードが中心の「サイドプロジェクト」としてスウェーデンで結成されました。バンド活動の初期では現DARK TRANQUILLITYのボーカル、ミカエル・スタンネがボーカルを務めていた時期もあります。イェスパーについては作曲やドラムでバンドに関わっていましたが、IN FLAMESの活動に専念するため、バンドを離れることになるのですが、現ボーカルのヨアキム・カンスの加入した96年からフルタイムバンドへと移行し、97年に1st「GLORY TO THE BRAVE」でデビューを果たします。今思えばグランジ、オルタナが中心の時代でここまで“ピュア”なメタルで勝負したのは凄い事だなあと思います。結果的に彼等の1stは“欧州メタル”復興の呼び水になったアルバムになったと言われます。個人的にはこのアルバムのヒットが無ければメイデンやプリーストの復活も無かったと思っております。![]()
2. HAREM SCAREM / NO JUSTICE
HAREM SCAREMはカナダ・トロントにおいて「ブラインド・ヴェンジェンス」というスピードメタルバンドに在籍していたボーカル、ハリー・ヘスとドラムのダレン・スミス、「ミノタウロス」に在籍していたギタリスト、ピート・レスペランスらによって87年に結成されたバンドであります。91年に1st「HAREM SCAREM」でデビュー、93年に日本デビューとなる2nd「MOOD SWINGS」を発表、日本をはじめアジア諸国でヒットすることになります。しかし、この成功が彼等を苦しめることになります。3rdで当時のシーンに合わせた“重く暗めのサウンド”を提示したところ、ここ日本では低調な評価に終わってしまいます。以降、レーベルの意向で“1st、2ndのような音楽性”を求められ苦悩することに。以降、音楽性を「パワーポップ」にシフトしたり、バンド名を変更したりした後、01年にレーベルとの契約が終了し、新たなレーベルを探すことになります。これをキッカケに「音楽性を戻し、HAREM SCAREM名義で活動する」と宣言し、パワーポップ調の曲も取り入れつつ、彼等の特徴であったテクニカルなギターソロ・重厚なハーモニーといったヘヴィな音像を取り戻しました。ここ日本では人気のバンドですが、本国や米国では目立った成功は収めていない所謂「ビッグ・イン・ジャパン」であります。![]()
3. THREE EYES JACK / 不確かな明日に…
僕にとってTHREE EYES JACKというバンドは、実は30年以上前から気になっていた存在でありました。93年にメジャーから注目されていたインディーズバンドを特集したオムニバスCD付きの「The Monsters of Shock Age」という雑誌がありまして、ラルク、黒夢、Eins:Vierなど8バンドを取り上げていたのですが、彼等もしっかりと取り上げられていました。そんな事もあり、黒夢やラルクに匹敵するような注目をされていたバンドだったのですが、音源を揃える機会を完全に逃しておりました。その人気の高さから「メジャー展開は早いかな…」なんて思っていたのですが、僕の予想よりゆっくりとしたペースでしたね。いかにも“ヴィジュアル系”というド派手なルックスなのですが、奏でる音は非常に骨太な“ハードロック”でしたね。また、当時としてはかなり演奏技術も高く、曲調もメロディアスで切ないのですが、どこか退廃的で緊張感もありました。95年末に“遅すぎる”メジャー進出を果たしますが、4枚のシングルを発表するに留まり、アルバムを残すことなく解散してしまいます。メジャーでのフルアルバムを聴いてみたかったな、というのが正直な感想ですね。![]()
4. THE PRIVATES / 気まぐれロメオ
PRIVATESは83年に東京で結成されたバンドであります。85年にキャプテンレコードよりシングルを発表、87年にメジャーから1stを発表します。僕が彼等を知ったのはこの2ndが発表になった88年でした。周りの友人が聴いていて「プライベーツ、いいよ!」と言っていた事もありますが、当時、深夜に放送されていたミュージッククリップ放送番組「ミュートマジャパン」での紹介がとても多かったと記憶しております。当時は“バンドブーム”ということもありましたが、僕自身、本格的に“ロック”に目覚めたということもありました。ほんと当時はネットという便利なモノはありませんでしたから、テレビ出演しないバンドやアーティストの楽曲って、「思い切って買う!」という選択肢しかありませんでした。音楽雑誌を読んで、その記事から勝手に音を想像して、という感じでしたね。もちろん、購入してみて「あー、コレは好みじゃなかった…」ということも数多くありました(笑)。プライベーツに関しては幸いにも音を聴く機会に恵まれたバンドでしたね。僕の記憶では2ndでじわじわと人気が浸透し、チャート的には3rdでブレイクした、という感じでしたね。僕の同級生は結構の人が聴いていたバンドだったと思います。個人的には多彩な音楽性で凄く良いバンド、と思っております。ただ、この時期に活動していたバンドの中ではそれ程評価されていない気がします。もっと評価されて欲しいバンドだと思っているのですが。![]()
5. DREAMS COME TRUE / LOVETIDE
6. DREAMS COME TRUE / 愛してる 愛してた
DREAMS COME TRUE特集、6週目、前作から約1年ぶりの発表となった6thです。発売1週目で114万枚を売り上げ、4週目で200万枚を突破いたしました。オリコン週間ランキングでは7週連続1位を獲得し、サザンオールスターズの「KAMAKURA」以来、約9年ぶりの記録となりました。現在までに累計売上は約260万枚、94年度年間アルバムチャート1位を記録している作品です。この作品、これまでのキャッチーな作風と異なり、違う雰囲気「大人びた作風」に変わった、と言われるアルバムであります。前半はこれまでのキャッチーなドリカムを感じさせますが、後半はアコースティックで大人しめのメロウな曲が占めています。また、ハープやホーンを使用した楽曲や、「愛してる 愛してた」のようにスパニッシュギターを使用した楽曲、そしてオーケストレーションのアレンジを施した楽曲など、実験的要素の強い曲も収録されております。そのため、一般的には本作は「ドリカムのアルバムの中では地味で、ドリカム上級者向けのアルバム」とも言われております。レビューでは「ドリカムの名盤。駄曲が無く、一曲一曲の完成度が一番高いアルバムなのではないか」と評価されております。“地味”であっても260万枚以上のセールスを記録するのが当時のドリカムの凄さでしょうね。![]()
7. 小柳ゆき / 愛情
小柳ゆきさんは5歳上の姉が音楽好きだったことで影響を受け、歌うことに興味を持ち始めたそうです。そして、姉の勧めで自分の歌をラジカセに録音して練習するようになったとのこと。最初は歌謡曲ばかり歌っていたのですが、その後、ホイットニー・ヒューストンやマライア・キャリーなどの洋楽を好んで歌うようになっていったそうです。94年、12歳の時に「コロムビア歌謡曲新人歌手オーディション」に出場、尊敬する大黒摩季の「永遠の夢に向かって」を歌い全国決勝大会にまで勝ち進みました。全国大会まで残った実績が評価されて音楽事務所からデビューの誘いを受けるのですが、当時、学校の部活動に没頭していた事もあって一度はデビューの誘いを断りました。しかし97年に再びデビューの誘いを受けると、今度はその誘いを受け入れ歌手デビューに向けて一歩踏み出しました。高校に通いながら、約1年間に渡ってボーカルレッスンとデモテープ作りを積み重ねます。そして、オーディションを経て、99年にシングル「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」でデビューを果たします。この曲のロングヒットで“女子高生ディーバ”としてブレイクいたしました。この「愛情」という楽曲、個人的に「80年代ディスコソング」を思わせる楽曲で非常に気に入っています。こういう楽曲に魅かれてしまうのがオッサンの証拠です(笑)。![]()
8. LOUDNESS / SOLDIER OF FORTUNE
僕はDEAD ENDやREACTIONなどの所謂「ジャパニーズメタル第2世代」から聴き始めたこともあって、LOUDNESSに関しては少し後追いで聴いた人であります。それもしばらくは「ベストアルバムのみ」という状態でありました。オリジナルアルバムを初めて聴いたのは00年ぐらいだったと記憶しております。彼等は5thでアメリカ進出を果たし、作品がビルボードチャート入りするなどの実績を残しますが、7th発表後、8th制作中の88年にボーカルの二井原さんを解雇し、新たなボーカルに元オブセッションのマイク・ヴェセーラを加入させます。初代ボーカルの二井原実はどちらかというと音域が狭いボーカリストでしたが、マイク・ヴェセーラはライブでのパフォーマンスは余り評価されていませんが、スタジオでは「歌うマーシャルアンプ」の異名どおり素晴らしい歌唱を聴かせてくれています。また、この8thは「テクニカルな部分を極めた作品」と言われており、欧州的な様式美サウンドが繰り広げられています。高崎さんのギターソロもやっぱ凄いです。ただ、当時のアメリカではそのような音楽性は受け入れられず、アメリカでのセールスは不振を極めることになります。ちなみにヴェセーラはこの後、イングヴェイのバンドに加入するも、イングヴェイの当時の妻と一夜を共に過ごしたのがイングヴェイ本人にバレてしまいクビになります(笑)。![]()
次回は「STRATOVARIUS」が登場します!
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