さて、昨日はYU-KIクンの体育大会でした。自分が中学生の時は、「もう、応援に来なくてもいいから」と言っていたこともあって、勝手に「中学生の親の応援は少ない」と思っていたのですが、今の時代はそうではないみたいですね。ま、今回はコロナの関係で一度延期になったということもあって平日開催になったこともあって応援はそれほど多くありませんでしたが。私も本来、「もう、応援はいいかな」と思っていたのですが、今年は「PTA会長」ということもあって、必ず出席しなければならなくなりました。そう、最後に“講評”を述べる、という仕事があります。人前で話すのは嫌いではないのですが、こういう挨拶は「文章を考えなければならない」ので好きではありません。とりあえず、今回は無難にこなせたかなと。
先日、雑誌「ヘドバン」で「X Jealousy 30周年メモリアル」という特集がありました。そう、もう30年も経つのですね。僕が専門学校2年の時にリアルタイムで聴いた作品です。正直、当時は「物足りなく」感じた作品です。10曲中、3曲がインストということやレコーディングの遅れから収録を断念した楽曲があった、ということも原因です。後に自分で3曲追加して「Jealousy ほぼ完全版」としてCDを作って、「この形なら、かなり満足できたのになあ」と思いましたね。ちなみに曲順は①Es Durのピアノ線 ②Silent Jealousy ③Miscast ④Desperate Angel ⑤Sadistic Desire(New Recording) ⑥White Wind From Mr.Martin -Pata's Nap- ⑦Voiceless Screaming ⑧Standing Sex ⑨Love Replica ⑩Joker ⑪Stab Me In The Back ⑫Say Anything ⑬ART OF LIFE(Radio Edit)です。66分弱と、BLUE BLOODとほぼ同等の長さとなります。
ということで、
第758回放送の(’21年7月10日・’21年8月8日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. IRON MAIDEN / THESE COLOURS DON'T RUN ('06年発表14th「MATTER OF LIFE AND DEATH」)
2. BAD MOON RISING / SUNSET AFTER MIDNIGHT ('91年発表1st「BAD MOON RISING」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. EX-ANS / ILL GRAFF ('16年発表2nd「La Nuit」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. ASYLUM / Tight Rope ('87年発表1st「CRYSTAL DAYS」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. サザンオールスターズ / マチルダBABY ('83年発表6th「綺麗」)
6. サザンオールスターズ / 旅姿六人衆 ('83年発表6th「綺麗」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 河合奈保子 / ハーフムーン・セレナーデ ('86年発表27th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. BOW WOW / Getting Back On The Road ('82年発表8th「ASIAN VOLCANO」)
今回の目玉は、EX-ANSのILL GRAFF。“復活作”からの1曲です!
1. IRON MAIDEN / THESE COLOURS DON'T RUN
この作品はブルース・ディッキンソン復帰後、トリプルギター編成になって3作目の作品です。前作とはガラっと作風を変え、非常にコンセプチュアルな作風になりました。6分から9分の楽曲が7曲を数えプログレッシヴな方向に進んだことが判る作品でもあります。アルバムのトータツテーマとして「戦争」を取り上げていることもあって“暗く重たい”というイメージの作品ですが、中身は“MAIDENサウンド”そのものであります。ファストナンバーは1曲しかありませんが、楽曲構成の複雑さもあって“退屈しない”作品となっています。「格調の高い」メイデンを楽しむにはもってこいの作品ですね。
2. BAD MOON RISING / SUNSET AFTER MIDNIGHT
BAD MOON RISINGは元LIONのボーカル、カル・スワンとギターのダグ・アルドリッチが結成したバンドであります。簡単に言えば、LIONの後継バンドですね。カル・スワンのボーカルが“湿り気”があって凄く好きです。この人が歌うとポップな曲を歌っても明るく成り切れないところがイイですね(笑)。ダグのメロディアスなギターはもちろん素晴らしいの一言。LION時代よりもブリティッシュ臭くなっております。ブリティッシュハードが好きな人、メロディアスのものが好きな人には持って来いの作品かなと。
3. EX-ANS / ILL GRAFF
EX-ANSはYOSHIKI主催のエクスタシーレーベル所属で、90年にアルバム1枚を残して解散したバンドであります。そんな彼等がメンバーを一新し26年振りのアルバムを発表しました。ボーカルにcali≠gariのshuji、ギターにJASTY-NASTYのLEZYNA、ドラムスに元ZI:KILLのEBIを迎えた豪華な布陣であります。ベース以外はオリジナルメンバーではありませんが、当時の雰囲気はそのままという感じでそれ程違和感なく聴けましたね。演奏に関してはこの“再生”EX-ANSの方が断然上かな。おそらく、彼等が2ndを発表したことは余り知られていないとは思うのですが、当時のファンに聴いてもらいたい作品ですね。
4. ASYLUM / Tight Rope
黒夢を始めとする多くのV系バンドに大きな影響を与えたとされるポジパンバンドがこのASYLUM。この1stは当時のインディーズチャートでトップを獲得した作品です。僕はリアルタイムでは聴いていなくて、90年代の後半に中古で購入し初めて聴きました。「あ、確かに初期の黒夢が影響をうけたのが判る」と納得しました。個人的にはボーカル、Gazelleの声が好きですね。何だろう、“感情が響いてくる”という声ですね。また、このバンドのギターも凄くエモーショナルでイイと思います。日本のポジパン好きな人は避けては通れないバンドだと思います。
5. サザンオールスターズ / マチルダBABY
6. サザンオールスターズ / 旅姿六人衆
さて、“初期の”サザンオールスターズ特集、6週目です。このアルバムからシンセサイザーが本格的に導入され、これまでの趣味的なアメリカンロック臭やブルース臭が排除されます。僕は中学生の頃にこの作品を初めて聴いたのですが、前作「NUDE MAN」までの音づくりとの違いがハッキリ判り、中坊の私でも「すごく洗練された音になったな」と感じましたね。1曲目「マチルダBABY」はアルバムのオープニングを飾る楽曲。このイントロのシンセの音が「これまでとの違い」を感じさせる大きな要因になったのは確かです。2曲目「旅姿六人衆」はアルバムのラストを飾る曲。サザンはアルバムのラストにバラードを多く配置するのですが、個人的にはその中でも特に好きな楽曲です。平井堅さんが「初めて歌声に泣かされた曲」と言っていました。
7. 河合奈保子 / ハーフムーン・セレナーデ
「瀬尾一三先生アレンジ集」2週目、歌唱力に定評のあった彼女が“アイドルからアーティスト”に転身するターニングポイントになった楽曲と言われています。この曲は全曲本人作曲のアルバム「スカーレット」からのシングルカット曲です。僕は彼女の作品はベストアルバムしか所有していないのですが、先日アルバムを聴いていたところ、この曲がすごく気に入り、調べてみるとアレンジが瀬尾さんでした。「え、瀬尾さん、河合さんのアレンジもしていたの?」と驚きましたね。瀬尾さん、こういうスケールの大きなバラードのアレンジが得意ですね。
8. BOW WOW / Getting Back On The Road
「B」のバウワウは初登場ですね。76年にデビューし3rdまでは「ハードロック」を演奏していましたが、78年の4thより事務所の意向もあり「歌謡ロック」路線へシフト。ここで聴かれる音は「え、あのBOWWOWがこんな音に…」といったものであります。しかし、81年にNWOBHMの煽りを受けハードロックに原点回帰します。この作品は回帰してから2作目の作品であり、楽曲もかなり練られていてクオリティーが高い作品です。ここから彼等の名前が世界でも知られることになります。
来週は「AC/DC」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.027 ON AIRリスト
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/radio/687/
または、JCBAサイマル専用のスマートフォンアプリ「Radimo」をインストールして下さい。
放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始