さて、5日間の夏季休暇で取り組んだのはPC内の「音楽ファイルの整理」。私は基本的にはCD化するのですが、未CD化の音源がPC内にわんさかと入っております。特にアルバムタイトルのみでアーティスト名が判らないファイルが非常に多く、今回はそれらをフォルダを作ってきちんと整理しました。結構な時間がかかりましたね(笑)。おかげでかなりスッキリしました。いらないファイルも整理できたので少しだけ容量が減りました。今後はこのような事にならないよう、普段から整理を心掛けたいと思います。
今週は今シーズンいちばんの“暑さ”となりました。2階の私の部屋も35℃となる日も。とてもじゃないけど部屋で寝ることができず、1回のリビングでマットレスを敷き寝ることに。やっぱ、かなり違いましたね。息子の部屋にはスポットエアコンがあるのですが。「俺の部屋にも欲しいな…」と思っていたところ、大きな荷物が家にと届き、確認したところ「スポットエアコン」でした。カミさんが「もう1台必要かなと思って」とのこと。これで、なんとか暑さをしのげそうです。
ということで、
第916回放送の(’24年8月17日・’24年9月3日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. FAIR WARNING / ANGELS OF HEAVEN ('97年発表 3rd「GO!」)
2. DIMENSION ZERO / THE MURDER-INN ('02発表 2nd「SILENT NIGHT FEVER」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. MASCHERA / WAIT ('97年発表 BEST「tales」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. JUSTY-NASTY / TOO SCARLET LOVE ('89年発表 2nd「CRASH」)
6. JUSTY-NASTY / SUSIE ('89年発表 2nd「CRASH」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 岡村靖幸 / カルアミルク ('90年発表 4th「家庭教師」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
1. FAIR WARNING / ANGELS OF HEAVEN
FAIR WARNINGの母体は元スコーピオンズのギタリスト、ウリ・ジョン・ロートの弟、ジーノ・ロートが84年に結成したバンド「ZENO」であります。89年にZENOが解散し、その当時のメンバーであったベーシスト・ウレ・リトゲン、ボーカリスト・トミー・ハート、サポートドラマー・C.C.ベーレンスに加え、2人のギタリスト、ヘルゲ・エンゲルケ、アンディ・マレツェクを迎えが結成されます。93年1st「FAIR WARNING」を発表し、この作品がここ日本で大好評となり、日本での地位が築かれます。1stはZENOの流れを汲みつつ、キレと快活さを取り入れた音楽性が特徴で、ボーカルメロディは叙情性もあり、キャッチーさもあるというような作風でした。ちなみに雑誌「BURRN!」のファン投票による93年度の“ブライテストホープ”、つまり「最優秀新人賞」に輝いております。日本では絶大な人気を誇る彼等でありますが、本国ドイツではまったく知られておりませんでした。そんな事もあり、彼等の活動は日本中心になってしまいます。いわゆる「ビッグ・イン・ジャパン」という状態です。以後も良質な作品を重ねますが00年、4th発表後に活動休止となります。
2. DIMENSION ZERO / THE MURDER-INN
DIMENSION ZEROはスウェーデンのメロディックデスメタルバンドであります。96年、当時IN FLAMESに在籍していたギタリスト、グレン・ユングストロームの作る楽曲がアグレッシヴ過ぎてIN FLAMESに合わなくなってきたところから、それらの楽曲を生かす“サイドプロジェクト”として同じくIN FLAMESのギタリスト、イェスパー・ストロムブラードとグレンを中心に結成されました。97年にメロデス界の名プロデューサー、フレドリック・ノルドストロームを迎え1stをリリース、01年にIN FLAMESのボーカル、アンダース・フリーデンを迎え2ndをリリースします。僕が彼等に興味を持ったのがこの時期です。やっぱりIN FLAMES人脈が大きく絡んでいる、というのが聴くキッカケでしたね。音楽的な特徴は“初期IN FLAMESを更にアグレッシヴにし、ブラストビートを効かせた音”というところですかね。メロディックデスというより、デスラッシュに近いサウンドだと思います。また、もう一つの特徴は、楽曲をコンパクトにまとめるため、ギターソロがほとんどない、ということですかね。これが一番かな。そんなこともあって、メロデス特有の“叙情性”は感じられません。
3. MASCHERA / WAIT
MASCHERAは92年に姫路で結成されたバンドであります。93年8月にデモテープ「ca・tas・tro・phe」、94年3月に「ca・tas・tro・phe II」を発表、ちなみにこの2作は後年にCD化されます。94年12月に1st「悪徳の栄え」を発表、96年12月にメジャー流通でミニアルバム「PRETTY NEUROSIS」を発表、97年9月にインディーズベスト「tales」を発表しメジャーに進出します。ちなみに私はこの時点でまだ彼等の存在は知りませんでした。我が家でこのバンドを意識したのは98年5月に発表された3rdSG[ékou]であります。ドラマ主題歌になっていたみたいで、ウチのカミさんがまず気に入りました。「インディーズ作品も聴いてみたい」ということになり、ここから“収集の旅”が始まります(笑)。先程述べた作品の内、確か2枚は本州のインディーズショップからの通販でゲットし、2作は旭川のインディーズショップでゲットした記憶があります。苦労なく買えたのはメジャー流通の1作のみでしたね。収集するのに苦労したこともあって、我が家にはとって思い出深いバンドであります。ただ、買って損なしでしたね。当時の同世代のバンドと比べて演奏力が頭ひとつ抜けていましたからね。
4. 筋肉少女帯 / から笑う孤島の鬼
筋肉少女帯は79年に当時中学生だったボーカル、大槻ケンヂとベーシスト、内田雄一郎が組んだバンド「ザ・ドテチンズ」を前身とします。高校進学を経て82年「筋肉少年少女帯」を結成します。大槻さんは当初「JAGATARA」のようなファンクバンドを目指したのですが、ファンクを上手く説明できず、DEEP PURPLEのような音になってしまったそうです。84年にバンド名を現在の「筋肉少女帯」に改名し、以後、インディーズのナゴムレコードから数作の作品をリリースします。本日の楽曲もそのうちのひとつであります。80年代の日本のインディーズシーンに詳しい人ならば、必ず知っている「高木ブー伝説」というシングル。このシングルを引っ提げてテレビ出演などを果たしたのですが、ドリフターズ事務所を名乗る者からクレームが入り、レコードは自主回収の憂き目にあいます。後にクレームはイタズラと判明するのですが。この「から笑う孤島の鬼」はB面曲ですが、当時の筋少を象徴するようなプログレ的な要素もあり、個人的には好きな雰囲気の楽曲ですね。この時期の編成はピアノに三柴江戸蔵が在籍していたことが大きかったのか、後のメタル路線とは違った雰囲気の楽曲を楽しむことができます。
5. JUSTY-NASTY / TOO SCARLET LOVE
6. JUSTY-NASTY / SUSIE
JUSTY-NASTY特集、3週目、今回はメジャーデビューアルバムとなる2ndからお送りしました。音としてはインディーズ最終作のEP「BLUE」の延長線上、といったところですね。僕の第一印象は「あまりバンドらしくないな」でした。やっぱ、ドラムの音がデジタリックというかカッチリし過ぎていて、“バンド感”が感じられませんでしたね。また、ギターは上手いと思うのですが、もっと荒々しいプレイのほうが勢いがあってよかったかなと。これは当時の本人達の意向なのか、プロデューサーの意向かは判りませんがね。後にベストアルバムが発表になった際に初期の楽曲が収録されたのですが、ほとんどが「ライブバージョン」での収録となりました。この2曲もライブバージョンでの収録でした。それを聴いた時、「あ、やっぱ、当時のスタジオ音源の出来に納得がいっていなかったのかな」と思いましたね。ちなみに当時、リアルタイムで聴いてはいたのですが、このバンドの音源を買う担当は友人のM君でしたので、私は彼からCDを借りてカセットテープに録音しておりました。
7. 岡村靖幸 / カルアミルク
岡村靖幸さんは航空会社に勤務していた父親の影響で幼少時代は各地を転々としていたそうです。高校時代から本格的に音楽活動を始め、高3で高校を中退し、将来何になるかで迷い、可能性の無いものからチャレンジしようとレコード会社にデモテープを持参したところ、それが認められ19歳で作曲家としてデビューを果たします。渡辺美里さん、吉川晃司さん、鈴木雅之さんなどに楽曲を提供。その後、EPICソニーのプロデューサーに認められシンガーソングライターとして86年にデビューすることになります。僕が初めて岡村さんの名前を知ったのは渡辺美里さんの楽曲のクレジットで彼の名前を確認したのが最初でした。美里さんの2ndSG「GROWIN' UP」を聴いて、「あ、この曲イイな。誰の作曲かな?」と思い、調べてみたら岡村さんでした。発表は中2の時でしたけど、楽曲を耳にしたのは中3だったと思います。振り返ると、この時代から“誰が作曲しているか”を意識していたんですね。ただ、編曲、つまりアレンジのことまで意識していなかったのが残念ですね。そこを意識していれば「スゴイね!」と言われたと思うのですが(笑)。
8. SNIPER / OPEN THE ATTACK
このSNIPERは地元のコンテストで知り合ったメンバーがそれぞれのバンドを脱退して81年に名古屋で結成されたバンドであります。中心人物はギターのBurnyこと日下部正則さんです。82年9月より、名古屋での活動を中心に、中部・関西地方を精力的にツアーを重ね、当時のアマチュア・バンドにとって高嶺の花だった自主制作盤、「Thrilling Shot! 」というシングルを83年7月にリリースします。その後、名古屋のライヴ・ハウス「エレクトリック・レディ・ランド」のサポートを受け、自主制作レーベル「E.L.L.Records」から1stアルバムとしてライヴ盤「Open The Attack」を84年3月にリリースし全国ツアー開始します。その後、2nd「Quick & Dead」を85年6月に発表し、注目のバンドとなります。この2ndは85年12月にオランダの「メガトン・ディスク」というメジャー・レーベルから発売されるという快挙を成し遂げています。ただし、ここ日本ではまだインディーズであります。同じ頃、ギターのBURNY氏以外、大幅なメンバー・チェンジがあったこともあり、結果的にメジャー進出は果たせませんでしたが、ジャパニーズメタルに詳しいファンには知られていたバンドですね。
次回は「尾崎 豊」が登場します!
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