music mania ちばちゃん

11月23日(土)は21時から「第929回」の放送! 11月26日(火)の18時からは「第928回」の再放送! '24.9月から19年目に突入です! 書き込みヨロシク!

第922回ON AIRリスト(①2024年10月5日放送 ②2024年10月15日放送)

 さて、詳細は後日に報告しますが、現在、私と息子が“取り調べ”じゃなくて“取材”を受けております。親子でそれぞれラジオ番組を担当している、というのが目に留まったようです。そんなことで、先日取材先から“電話インタビュー”を受けました。「いつから番組を始めたか?」「息子さんがラジオ番組に始めるにあたって、アドバイスをしたことは?」などなど。普段、大して考えてもいないので、いざ改まって聞かれると少し困りますね(笑)。「2人のツーショット写真」「お部屋で作業をしている写真」なども求められました。「普段着でいいかな?」とも思ったのですが、普段着には自信がないので、いちおう仕事のスタイルで写真を撮りました。職業なども聞かれたので答えましたが、「あくまで個人での取材なので、職業にはあまり触れないで」と断りを入れたのですが。どうなることやら。

 ということで、

第922回放送の(’24年10月5日・’24年10月15日)ON AIRリスト

HM/HR GUIDE for BIGINNERS

1. SKID ROW / PIECE OF ME ('89年発表 1st「SKID ROW」)
2. TIME REQUIEM / SIN TO SIN ('06発表 3rd「OPTICAL ILLUSION」)

★ VISUAL ROCK LEGENDS

3. SIAM SHADE / SADNESS ('95年発表 2nd「SIAM SHADE Ⅱ」)

★ BAND BOOM MEUSEUM

4. THE STALIN / 革命的日常 ('81年発表 1st「trash」)

★ MINI SPECIAL of THIS WEEK

5. JUSTY-NASTY / 今すぐに君を… ('93年発表 7th「SEND NO MORE ROSES」)
6. JUSTY-NASTY / センシティヴが瞳にしみる ('93年発表 7th「SEND NO MORE ROSES」)

★ MY FAVORITE SONG

7. 福山雅治 / そのままで… ('95年発表 10th SINGLE「HELLO」C/W)

★ JAPANESE HARD & HEAVY

8. GRAND SLAM / INTO THE NIGHT ('93年発表 3rd「INSIDE or OUTSIDE」)

 今回の目玉は、GRAND SLAMINTO THE NIGHT。個人的に彼等の楽曲では3本の指に入るくらい好きな楽曲です。

1. SKID ROW / PIECE OF ME

 SKID ROWは86年にニュージャージージョン・ボン・ジョヴィの幼馴染でBON JOVIの前身バンドのメンバーであったデイブ・セイボとレイチェル・ボランを中心に結成されたバンドであります。ジョンの支援もあり、89年に1stを発表、これが全米チャート6位、500万枚を超えるセールスを記録しました。91年に2ndを発表、全米チャート1位を記録します。ここまでは順調過ぎるほどの快進撃でしたが、アメリカでは“グランジブーム”が起こり、従来のメタルバンドには逆風が吹くことになります。95年発表の3rdはそんな中で発表された作品で、当時の流行でもある“モダン・ヘヴィネス”を取り入れたところ、1st、2ndが好きだったファンからの評判は非常に厳しいものになりました。「スキッドもモダン化か…」と。その後、ボーカルのセバスチャンバックと他のメンバーは袂を分かつことに。そんな歴史なのですが、振り返ると僕はやっぱりこの1stが一番好きなアルバムかな。BON JOVIほど甘くなくハードで、だけど“キャッチー”で、という部分が魅力かなと思います。
 

2. TIME REQUIEM / SIN TO SIN

 TIME REQUIEMは2001年にキーボーディスト、リチャード・アンダーソンが当時在籍していたMAJESTICの活動に行き詰まり、メンバー数名を引き連れ、新たに結成したスウェーデンネオクラシカル・パワーメタルバンドであります。僕がこのバンドに注目したのは、キーボーディストがリチャード・アンダーソンだったからです。彼の実質のデビュー作、MAJESTICの1stを“ジャケ買い”で購入し聴いてみたところ、その超絶プレイに度肝を抜かれすっかりファンになってしまいました。そんな彼が次に始動させたバンド、ということで当然、最初から“買い”でしたね。このTIME REQUIEM、MAJESTIC同様にボーカルと同じくらいに目立つキーボードプレイが特徴的ですね。また、冒頭で“ネオクラシカル・パワーメタル”と紹介したのですが、かなりプログレメタル的な要素が強い音でもあります。本日紹介した楽曲などは、“プログレメタル”として聴いた方がすんなり聴けるかも知れませんね。テクニカル性も他のネオクラバンドとの違いを見せてくれていますね。実はギターもなかなかのテクニックであります。
 

3. SIAM SHADE / SADNESS

 SIAM SHADEは89年にボーカルの栄喜が「女の子にもてたい。そのためにも格好良いバンドを組んで目立とう!」と思い立ち、友人のNATCHINを誘って母体となるバンド「POWER」を結成したことでスタートします。数度のメンバーチェンジを経て、94年12月に1st「SIAM SHADE」を発表、このアルバムがインディーズチャート2位を記録したことで注目のバンドとなります。僕が彼等の存在を知ったのがこの頃でしたね。ただ、この時点では「まだ、様子見かな」という感じで、手を出していません。ま、今思えば、当時、ネット環境が充実していて彼等の楽曲を聴くことができていたら、すぐに“買い”だったでしょうね。当時の彼等はライブで「コント」をやったり、その流れでライブにおけるコント内で高木ブーさんと共演したり、僕からみて「真面目に音楽をやれ!」という活動だったので、なかなか「聴いてみよう!」という気持ちにならなかったのは事実ですね。そんな事もあり、実際に彼等の楽曲をきちんと聴いたのはブレイク作「1/3の純情な感情」でしたね。楽曲のキャッチーさも良かったのですが、「演奏力の高さ」に魅かれましたね。
 

4. THE STALIN / 革命的日常

 STALINはボーカル、遠藤ミチロウを中心に79年に結成された「自閉体」というバンドを母体に80年に結成されたパンクバンドであります。同年1stSGをインディーズで発表してデビュー。バンド名の由来はソ連の最高指導者、ヨシフ・スターリンからとっており、ボーカルの遠藤曰く「世界で最も嫌われている男の名前をつけたらすぐに覚えてもらえる」ということでネーミングしたそうです。ライブ会場では同時期に対バンなどをしていたじゃがたらの影響を受け]、ボーカルの遠藤が鳩の死骸や豚の頭・臓物を客席に投げつけ、爆竹や花火を投げ込み、全裸でステージから放尿するといった過激なパフォーマンスで話題性を呼びました。そのようなスキャンダラスな行為が評判となり、一般週刊誌に彼等の記事が掲載され、マスコミに取り上げられるようになります。彼等が他のバンドと違ったのは、自ら積極的に雑誌やテレビなどのメディアを利用し、活動をアピールしてきた所であり、音楽・芸能問わず数々のメディアに登場していました。ただ、一部の暴力的なハードコア・パンクス達はそのような「積極的にメディアを利用した宣伝」を行うスターリンを嫌っていましたね。本日の楽曲は1stからの楽曲ですが、この1st、「ジャパニーズパンクの名盤」でありますが、長らく再発されない「幻」の作品でした。現在は普通に入手できるようです。
 

5. JUSTY-NASTY / 今すぐに君を…
6. JUSTY-NASTY / センシティヴが瞳にしみる

 JUSTY-NASTY特集、9週目、前作発表後、彼等はメジャー進出後に在籍し続けていた「ポリスターレーベル」から「BMG VICTOR」へ移籍します。この作品はレーベル移籍第1弾となる作品なのですが、プロデューサーにあの「後藤次利」さんを迎え、作詞も秋元康さんに2曲ほど依頼することになりました。そう、僕からみたら「売れ線ロック」への方向転換ですね。明かにこれまでと“音”が変わったと思います。良く言えば「厚みのあるしっかりしたアレンジ」「洗練された音」ということになるのですが、「バンド感」というものは失われたのかなと。初期・中期とメインソングライターを務めていた大石さんの楽曲は1曲というのも“これまでのJ-Nファン”には納得がいかなかったのかなと思います。僕が彼等の熱烈なファンだとしたら、「あ、J-Nは終わっちゃったな…」と思いますね。ただ、楽曲は全然悪くない。けど、これをJ-Nと呼んでいいのかな、と思う作品ですね。次回は最終回です。
 

7. 福山雅治 / そのままで…

 僕が福山雅治さんを初めて知ったのは91年、今井美樹さん主演のドラマ「あしたがあるから」です。そこで福山さんを初めて知りました。ま、役柄のせいもあって「イイ男だけど、生意気そう」というのが第一印象(笑)。ちなみに主題歌は彼女の歌う「PIECE OF MY WISH」でした。もちろん歌手が本業とは知りませんでした。その後、彼が出演した「愛はどうだ」というドラマで彼が歌う「Good night」が挿入歌として使用されことで「あ、本業は歌手なんだ」と認識しました。また、シンガーソングライターというのも知りました。そこからですね、「この人はどんな“うた”を作るのだろう?」というのに俄然興味が湧き、作品を聴いてみることにしました。聴き始めは確かSG「MELODY」からだったと思います。5th「CALLING」発表時にアルバムを全て揃えました。この曲は「IT’S ONLY LOVE」に続きミリオンセールスを記録した「HELLO」のカップリング曲。「HELLO」もイイ楽曲なのですが、僕はこの楽曲のほうに魅かれましたね。個人的に彼の楽曲の中ではトップ3に入る曲と思っています。
 

8. GRAND SLAM / INTO THE NIGHT

 GRAND SLAMは元REACTIONのボーカル、JUNYA、元44MAGNUMのベーシスト、BAN、元MAKE-UPのドラマー、豊川、そして元PRESENCEのギタリスト、白田で90年に結成された所謂「スーパーバンド」でありました。このバンドの音楽性は簡単に言えば“アメリカン・ハードロック”です。メンバーの過去の経歴から「メインソングライターは白田さん」と思ってしまうのですが、実はメインソングライターはBANさんでしたね。僕は「へー、BANさんのソングライティング、いいじゃない」と思っていました。よく言われるのが、“JUNYAの歌詞がちょっと稚拙”という評判ですが、個人的には「わかりやすくてイイじゃない」と思っています。僕が本格的にジャパニーズハードロックやジャパニーズメタルを聴き始めた時とこのバンドの結成が同時期だったということもあって、個人的にはかなり思い入れのあるバンドでした。シーンではとても嘱望されていて、コンスタントに作品も発表していましたが、90年代の日本のハードロック市場の縮小には太刀打ちできず、97年に解散を発表します。
 
 次回は「GASTUNK」が登場します!

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