さて、ここの記事でもたまに書きますが、私は「自作」のCDをよく作ります。当然、作るのは“市販されていない作品”になります。先頃も少し触れましたが、「シングルコレクション」「B面コレクション」は数多く作ります。私はデータベースソフトAccessを使ってCDの在庫管理をしているのですが、「自作のCD」に関しては、データベースに入力しておりませんでした。「商品として扱われているモノ」と「趣味で作ったモノ」の区別をしたかったのもあるのですが、自作のCDが増えすぎて、「何を作ったのか、わからなくなる」という事が起こり始めたので、ついにデータベースに入力することにしました。調べてみると、その数およそ300枚。一気にコレクションの枚数が増えました。(現在、15,900枚を超えました)多分、まだ100%調べきれていないと思いますが。あとは、見つけた時に入力しようと思います。自作の中には「コレは是非、レーベルに提案したい!」という自信作もあります(笑)。ところで、最近は配信が主なので、“カップリング曲”という概念が薄れてきましたね。
今日から3連休です。ウチでは明日から温泉旅行へ行ってきます。久し振りなので、楽しんできたいと思います!
あ、局からの指示で「番組と番組の間は数分空けること!」とありましたので、これまで「60分フル」で番組を作っていたのですが、今後は「数分短く」なります。内容は変わりませんので、ヨロシクお願いいたします。
ということで、
第919回放送の(’24年9月14日・’24年9月24日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. GAMMA RAY / TIME TO LIVE ('10年発表 10th「TO THE METAL!」)
2. EDENBRIDGE / HALL OF SHAME ('22発表 11th「SHANGRI-LA」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. Valentine D.C. / NASTY ROSE ('94年発表 1st SINGLE「Deluxe Chocolate」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. BLANKEY JET CITY / RAIN DOG ('92年発表 2nd「BANG!」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. JUSTY-NASTY / あすも夢を ('90年発表 Mini「すべてをこの夜に」)
6. JUSTY-NASTY / すべてをこの夜に ('90年発表 Mini「すべてをこの夜に」)
★ MY FAVORITE SONG
7. B'z / HOT FASSION -流行過多- ('90年発表 4th「RISKY」)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. ANTHEM / SHOW MUST GO ON! ('87年発表 3rd「BOUND TO BREAK」)
今回の目玉は、JUSTY-NASTYのあすも夢を。コレは凄く好き。
1. GAMMA RAY / TIME TO LIVE
GAMMA RAYは1988年に様々な問題からHELLOWEENを脱退したギタリスト、カイ・ハンセンが結成したバンドであります。カイは、ハンブルク大学の分校で音楽理論や幅広い音楽性を学びつつ、BLIND GUARDIANのアルバムにゲスト参加をするなどの活動をしながらソロ・プロジェクトを進め、89年下旬から録音を開始します。ボーカルには元タイラン・ペイスのラルフ・シーパースを迎え、GAMMA RAYというバンドとして翌90年に1st「HEADING FOR TOMORROW」を発表します。この作品がHELLOWEENを継承したメロディックスピードメタルの楽曲を軸にしつつ、キャッチーな楽曲、ヘヴィでグルーヴィーな楽曲も交えたカイのコンポーザーとしての引き出しの多さを感じさせる作品で、日本のファンからも大好評を持って迎えられます。3rd 発表後にボーカルのラルフ・シーパースがJUDAS PRIESTのボーカルオーディションを受けることを理由に脱退し、カイ自らがボーカルを取ることになります。以後もコンスタントに作品を発表し続けております。カイは「メロディックパワーメタルを確立させた重要人物」と言われるだけあり、注目度が高いのですが、常に期待に応える作品を発表してくれています。惜しむらくは彼の“ボーカル”でしょうか(笑)。歌える専任シンガーがいれば文句無しなのですが。
2. EDENBRIDGE / HALL OF SHAME
EDENBRIDGEはオーストリアのシンフォニックメタルバンドであります。98年にソロで活動していたギタリストでキーボーディストのランヴァルが女性ボーカル、サビーネ・エデルスバッカーと結成したバンドであります。00年に1st「SUNRISE IN EDEN」でデビューを果たします。この時期、NAGHTWISHやEVANESCENCEなどの“女性ボーカル”メタルが注目されていたこともあったのですが、何よりも雑誌の高評価で購入を決めました。NIGHTWISHは当時、オペラティックなボーカルでしたが、こちらのEDENBRIDGEは“正統派”でしたね。ボーカル、サビーネの何というか“浮遊感漂う歌声”が良かったですね。“シンフォニックメタル”と紹介しましたが、彼等の場合、オーケストレーションやクワイアを取り入れた荘厳な感じではなく、シンセサイザーを“効果的に”取り入れたサウンドが特徴です。コンスタントに作品を発表し続け、気が付けばキャリア20年越えの“ベテラン”になりました。サビーネの美声はまったく衰えませんね。ちなみに本日の楽曲は彼等の楽曲ではかなりハードな部類に入る楽曲です。基本的にはもう少し“おとなしい音”であります。
3. Valentine D.C. / NASTY ROSE
Valentine D.C.は89年に「VALENTINE」としてツインギターの5人編成のバンドとして大阪で結成されました。数度のメンバーチェンジを経て91年に「Valentine D.C.」に改名します。これはワシントンD.C.がアメリカの首都であると同様に、「ロックの首都になりたい」という思いを込めて改名したと言われているが、「VALENTINEという同名のバンドがいたために改名を余儀なくされた」と言われております。92年にメジャーデビュー時のメンバーが揃い、93年にインディーズから1stミニ「SAINT」を発表、この頃から徐々に知名度を上げていきます。94年2月にインディーズラスト作品「Deluxe Chocolate」を発表、9月にメジャー進出を果たします。聴いてのとおり、この時期の彼等の音楽性はモトリー・クルーなどのLAメタルに影響を受けた“キャッチーなハードロック”であります。音だけ聴くと一般的な「ヴィジュアル系の音」に聴こえませんが、そのド派手なルックスは“ヴィジュアル系”そのものでありました。ただ、僕は彼等にはそれ程興味が無く、音源も買わずにいました。僕が音源を揃えたのは98年でした。ウチのカミさんが当時、彼等のスタジオライブを観て気に入ったらしく、「Valentine D.C.って持ってないの?」と聞かれ、「ない。じゃあ、揃えるか」となりました。そこで遡って一気に揃えました(笑)。一気に揃えるところが“らしい”でしょ。
4. BLANKEY JET CITY / RAIN DOG
BLANKEY JET CITYは87年に結成され、活動を開始します。90年8月に「イカ天」に出場、5週連続で勝ち抜き、第6代グランドイカ天キングに輝きます。正直、彼等はテレビに出演するまで、ほぼ限られたファンにしか知られていなかったバンドだったと思います。インディーズシーンを取り上げる雑誌などにもまったく載っていませんでしたからね。「イカ天」出場がなかったら、間違いなく埋もれた存在になったと思います。ただ、僕はリアルタイムで彼等の「イカ天」での演奏を観ていましたが、ボーカル浅井さんの声質がちょっと苦手で、「雰囲気もあって、カッコイイと思うけど、声がちょっと…」という感じで敬遠しておりました。メジャー進出後も「イカ天出身だから、数作で消えるかも…」という思いもあり、購入に至りませんでした。ところが作品を重ねるたびに高評価が続き、トップバンドへ上り詰めます。僕が作品を揃えたのは彼等が解散発表をしてからでした(笑)。遡って聴いてみると、やっぱ最初からカッコ良かったです。3ピースでこの音ですからね。最初は苦手だった浅井さんの声もすぐに慣れました(笑)。この声が“味”なんですよね。
5. JUSTY-NASTY / あすも夢を
6. JUSTY-NASTY / すべてをこの夜に
JUSTY-NASTY特集、6週目、今回は前作から半年後に発表された5曲入りのミニアルバムからお送りしました。「なんか中途半端」と思うかも知れませんが、実はかなり充実した内容となっております。実際にベストアルバムなどではこの作品から数多く選曲されているので、ミニとは言え彼等の歴史の中では“重要作”と言ってもいいでしょう。実はこの作品の発表2ヶ月前にインディーズ時代の2枚のEPをカップリングして1枚にまとめた「TOO BAD-BLUE」というアルバムを発表しているので、この90年は3作の作品を発表しております。バンド側もレーベル側も「ここが勝負の時!」と考えていたのが判る気がします。振り返ってみても90年~91年がバンドとしても最も充実していたのかなと思います。インディーズの1stと比べると「ああ、かなり成長したな」と感じられる作品ですね。ちなみに1曲目「あすも夢を」はライブでの重要ナンバーで、ボーカルの藤崎さんがバンド解散後のソロ活動でも歌い続けているナンバーでもあります。
7. B'z / HOT FASSION -流行過多-
B'zのブレイクのキッカケは89年10月に発表したミニアルバム「BAD COMMUNICATION」のロングヒットであります。ただ、僕はこの時まだ彼等に注目はしておりませんでした。その翌年90年に発表された3rd「BREAK THROUGH」発表時に雑誌等での扱いが大きくなり、また、テレビの音楽番組に出演するようになったことから注目するようになりました。90年の春、僕は札幌での生活を始めたのですが、マンションの隣の部屋の住人がたまたま高校時代の隣のクラスの人で、彼がB’zのアルバムを所有していたので、借りて聴いてみたところ、一発でハマりましたね。特に「BAD COMMUNICATION」は繰り返し聴きましたね。そして彼等は5thSG「太陽のKomachi Angel」でついにチャート首位を獲得、続くミニアルバム「WICKED BEAT」はチャート3位、6thSG「Easy Come, Easy Go!」、7thSG「愛しい人よGood Night...」がともにチャート首位を獲得、そして満を持してのこの4th「RISKY」の発表です。この年の彼等の勢いを考えると「ミリオン間違いなし!」と思っていましたが、結果はそのとおりで、この後現在まで続く「オリジナルアルバム連続首位獲得」の記録が続くことになります。内容は初期B’zの「ハードロックサウンドとデジタルビートの融合」の集大成と言える内容となっております。
8. ANTHEM / SHOW MUST GO ON!
音楽シーンではよく「3枚目のアルバムは真価が問われる」とか「3枚目のアルバムは勝負作」とか言われます。ANTHEMの3枚目の作品がこの「BOUND TO BREAK」であります。結論から言うと、彼等のファンの多くが今でも“最高傑作”と呼んでおいるアルバムです。当時、ジャパニーズメタルには非常に厳しかったメタル専門誌「BURRN!」のアルバムレビューで、なんと96点を叩き出した作品でもあります。これは当時、メタルファンの間でも大きな話題になったそうです。「あのBURRN!が日本の作品に高得点」ということで。ただ、点数に偽りなしの作品です。楽曲はもちろんですが、特にボーカルの坂本英三の成長がハンパありません。この作品発表後に彼等はアメリカでライブを行うなど、海外進出も期待されたのですが、ボーカルの坂本が様々なプレッシャーからバンドを脱退することになります。今思うと、ANTHEM関してはつくづく「高校時代に聴いておけば良かったなあ」と思いますね。
次回は「LED ZEPPELIN」が登場します!
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