第505回ON AIRリスト（①2016年6月11日放送 ②2016年9月18日放送）

　さて、先日“５週間ぶり”の番組収録を行いました。僕も相方の小野ちゃんも「５月は激務」という状態が判ったいたので、ＧＷ前にかなりの“録り貯め”をしておりました。さすがに１ヶ月以上も間隔が空くと新鮮な気持ちで収録に望めます。気持ちは“新鮮”なのですが、選曲は“相変わらず”のチョイスでございます(笑)。

　このブログ、アクセス解析をしたところ訪問者が“４０代の男性”がほとんど、という結果でした。改めて「若年層向きの番組ではない」ということが判明。かといって、選曲のスタイルを変えることはありませんがね(笑)。

　今週、通勤の車中で聴いた作品は、マドンナ「CEREBRATION」。やっぱ、彼女は「クイーン・オブ・ポップス」です。

　ということで、

第505回放送の（'16年6月11日・'16年9月18日）ＯＮ　ＡＩＲリスト

★ ＨＭ／ＨＲ ＧＵＩＤＥ ｆｏｒ ＢＩＧＩＮＮＥＲＳ
　1. ANGRA / SPREAD YOUR FIRE ('04年発表 5th「TEMPLE OF SHADOWS」)
　2. QUEENSRYCHE / BEST I CAN ('90年発表 4th「EMPIRE」)
★ ＶＩＳＵＡＬ ＲＯＣＫ ＬＥＧＥＮＤＳ
　3. Gilles de Rais / PLEASURE SONG ('93年発表 3rd「BECAUSE」)
★ ＢＡＮＤ ＢＯＯＭ　ＭＥＵＳＥＵＭ
　4. PEARL / センチュリー・トイズ ('88年発表 3rd「Century Toys」)
★ ＭＩＮＩ ＳＰＥＣＩＡＬ ｏｆ ＴＨＩＳ ＷＥＥＫ
　5. PRINCESS PRINCESS / STAY THERE ('88年発表 3rd「LET'S GET CRAZY」)
　6. PRINCESS PRINCESS / 瞳だけはみつめない ('88年発表 3rd「LET'S GET CRAZY」)
★ ＭＹ ＦＡＶＯＲＩＴＥ ＳＯＮＧ
　7. 大黒摩季 / 求める未来が変わった ('93年発表 2nd「DA DA DA」)
★ ＪＡＰＡＮＥＳＥ ＨＡＲＤ＆ＨＥＡＶＹ
　8. EACH OF THE DAYS / OPEN THE HELL'S GATE ('15年発表 2nd「REBEL CITY」)

　今回の“目玉”は、 PEARL の センチュリー・トイズ 。この“ちょっとブルージー”な感じがカッコイイです。

1. ANGRA / SPREAD YOUR FIRE
　彼等にとって初のコンセプトアルバムにしてファンの間では「最高傑作」と呼ばれている作品からの１曲です。コンセプトアルバム、と言ってもうざったい効果音や無意味に冗長な楽曲は無く、普通のアルバムとして聴けるところがＧＯＯＤ。自らの出自である「ブラジルの民族音楽」や「クラシック」そして「メタル」が絶妙なバランスで成り立っている作品です。一時はギタリストの２人を残して全員脱退というバンドの危機を乗り越えて復活したバンドです。正直、メンバーチェンジ後の方が強力な作品を生み出していますね。

　
2. QUEENSRYCHE / BEST I CAN
　前作「OPERATION : MINDCRIME」で高評化を得た彼等がトータルコンセプトに拘らず、「メロディーの質」に重点を置いて制作した作品です。結果的に全世界で400万枚以上のセールスを挙げ商業的にも成功を収めた作品となりました。私、実はこの作品は正直、余り聴き込んではいません(笑)。今回の選曲にあたって「このバンドの最も売れた作品のオープニング曲ってどんな感じかな？」なんて聴いてみたところ、こんな曲でした(笑)。緊張感のあるイントロで世界に引きずり込まれた、という感じですかね。

　
3. Gilles de Rais / PLEASURE SONG
　ほぼ「年に１回」の割合で紹介しているGilles de Rais。この番組ではそろそろお馴染みでしょう。エクスタシーレコードの刺客です。タイトルとは裏腹に望んでいない赤ん坊の誕生を祝福する歌、また、その子の無邪気な歌声が聞こえてくるような妄想に苦しむ、といった病的な歌であります。このアルバムがインディーズでの最後の作品になるのですが、当時は「アレ？　若干、聴きやすくなったかな？」という印象がありました。メジャー進出後は更なるポップ化を図って見事に私をガッカリさせてくれました。

　
4. PEARL / センチュリー・トイズ
　僕は正直、リアルタイムではPEARLの楽曲を聴いていなかった人です。バンドブーム全盛の時代でしたけど、まったくアンテナに引っかかりませんでしたね。僕がPEARLに興味を持ったのはボーカルのSHO-TAこと田村直美さんがソロでブレイクした95年頃です。未だに続いている私のクセ、そう「とりあえずコンプリート」でPEARLの楽曲を初めて聴きました。「あ、ちょっとブルージーでカッコイイな」というのが最初の感想。この頃から田村さんの歌唱は素晴らしいです。何で88年当時、アンテナに引っかからなかったか不思議です。

　
5. PRINCESS PRINCESS / STAY THERE
6. PRINCESS PRINCESS / 瞳だけはみつめない
　「PRINCESS PRINCESS特集」５週目です。彼女達はこの作品をチャート初登場２位に送り込み、完全にブレイクを果たしました。僕が彼女達の作品を「発売日に買った」のはこの作品が初めてになります。この作品、代表曲とも言える名曲「M」を収録していることもあって、女子からの人気が非常に高い作品でしたね。クラスの女子から「貸してー！」とたくさん言われた記憶があります。やっぱ、どんな理由であっても女子から声が掛かる、というのは嬉しいものです。今、改めて聴くとキーボードやシンセの音に時代を感じるところもありますが、とにかく楽曲の質が非常に高い作品ですね。この翌年、彼女達はあの楽曲で「大ブレイク」を果たすことになります。

　
7. 大黒摩季 / 求める未来が変わった
　私みたいなオッサンはやっぱりこの時代の楽曲をチョイスしてしまいます。だから、若者が聴かない音楽番組になるのでしょう(笑)。これまでこの番組で彼女の楽曲を紹介する時はノリの良い「元気」な楽曲ばかりでしたが、本日は「泣きメロ系のバラード」をチョイスしてみました。とにかく歌唱力のある人なので、この手のバラードもとても良い仕上がりになっています。ちなみに作詞・作曲は大黒さん本人です。

　
8. EACH OF THE DAYS / OPEN THE HELL'S GATE
　久しぶりの紹介となります名古屋出身のメタルコアバンドです。余りにも音沙汰がなかったので活動を休止したのかと思いましたが、昨年末に４年ぶりとなるアルバムを発表しました。今日はそのアルバムのオープニングを飾る楽曲を紹介してみました。1stも非常に出来の良い作品でしたが、この2ndも長らく待った甲斐があって素晴らしい出来の作品でした。個人的には充分に海外でも勝負できる音だと思いますね。こういうメタルコアな音を日本のバンドが出す、というのが当たり前になっていることが僕みたいなオッサンには衝撃であり、嬉しくもあります。

　
　来週は「LOUDNESS」が登場します。　「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」終了後は引き続き、Midnight Liveです。

Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ　Ｖｏｌ.120　ＯＮ　ＡＩＲリスト

U.D.O. / LIVE FROM RUSSIA ('01年発表)

　放送時間は２時間１３分。　深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)！

以上！

「ＪＣＢＡインターネットサイマルラジオ」で番組が楽しめます！ 　
アドレス　　http://www.jcbasimul.com/

放送局は【エフエムもえる】（北海道）
「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」は毎週土曜日２３時～２４時、
引き続き２４時から「Ｍｉｄｎｉｇｈｔ　Ｌｉｖｅ」をお送りしております！（第５土曜日のみ２２時～２４時）

※「ｍｕｓｉｃ　ｍａｎｉａ」のみ再放送。毎週日曜日１４時３０分以降に放送開始（変動します）