さて、私がCDというものを初めて買ったのは今から26年前、高校進学祝いとしてCDミニコンポを購入した時でした。87年の春はまだ「レコード」が主流でしたので、「CDプレーヤーなんて使うかな?」なんて思っていましたが、「CDというものがどんなものか実感したい」と思い、試しに2作品を購入してみました。GODIEGO「THE BEST COLLECTION」とアリス「ツインベスト30」。高1の割に渋いセレクトです(笑)。まず驚いたのは「プログラム機能」でしたね。それまではレコードやカセットテープが主でしたので、好みの曲をプログラムして繰り返し聴ける、という機能に非常に感動したことを思い出します。高校へ入学してからはアルバイト(学習塾の講師)を始めた事もあって、バイト代でCDを大量に購入するようになりました。その時は1年後に完全にCDが主流の時代になるとは思っていなかったのですがね。
ということで、
第323回放送の(’12年12月15日・’13年3月24日②)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS1. BRIDES OF DESTRUCTION / I DON'T CARE ('03年発表 1st「HERE COME THE BRIDES」)
2. POVERTY'S NO CRIME / EVERY KIND OF LIFE ('03年発表 5th「THE CHEMICAL CHAOS」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. ZI:KILL / I 4 U ('90年発表 2nd「CLOSE DANCE」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. MASTURBATION / 童貞 ('84年発表 ソノシート「死顔」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 近藤真彦 / いいかげん ('89年発表29th SINGLE)
6. 近藤真彦 / 泣いてみりゃいいじゃん ('87年発表23th SINGLE)
★ MY FAVORITE SONG
7. 小柳ゆき / あなたのキスを数えましょう -You were mine- ('99年発表 1st SINGLE)
★ JAPANESE HARD&HEAVY
8. X JAPAN / BLUE BLOOD ('89年発表 2nd「BLUE BLOOD」)
1. BRIDES OF DESTRUCTION / I DON'T CARE
このバンドはモトリー・クルーのベーシスト、ニッキー・シックスと元L.A.ガンズのギタリスト、トレイシー・ガンズが結成したバンドです。LAメタル出身者とは思えない(笑)、ハードな音づくりが特徴的でしたね。ボーカルにエフェクトを掛け過ぎているのが気になりましたが、良い出来だと思います。00年発表のモトリーの8thがイマイチの出来だったので、ファンには歓迎された作品でした。しかし、ニッキーは1st発表後にバンドを脱退、バンドも2nd発表後に活動休止となります。
このバンドはモトリー・クルーのベーシスト、ニッキー・シックスと元L.A.ガンズのギタリスト、トレイシー・ガンズが結成したバンドです。LAメタル出身者とは思えない(笑)、ハードな音づくりが特徴的でしたね。ボーカルにエフェクトを掛け過ぎているのが気になりましたが、良い出来だと思います。00年発表のモトリーの8thがイマイチの出来だったので、ファンには歓迎された作品でした。しかし、ニッキーは1st発表後にバンドを脱退、バンドも2nd発表後に活動休止となります。
2. POVERTY'S NO CRIME / EVERY KIND OF LIFE
かなりマニアックなドイツのプログレメタルバンドです。プログレメタルでありながら、聴きやすい音づくりをしているのが特徴的です。それでいて、マニア受けするような展開も楽曲中にしっかり組み込んでいるのは流石です。英語は判らないのですが、歌詞は結構、哲学的なことを歌っているそうです。演奏力も高いのでレビューでは概ね評価が高かったようです。ただ、やっぱりマニアックなバンドですよね。
3. ZI:KILL / I 4 U
この番組ではすっかりおなじみのZI:KILLです。インディーズ作品でありながら予約だけで3万枚を売り上げ、オリコンにもチャートインしたという伝説の作品からの1曲。彼等の楽曲の中ではかなりメロディアスな楽曲になります。個人的には彼等の楽曲の幅を広げた重要な1曲だと思っております。僕はこのバンドはポジパンっぽい楽曲ばかりだと思っていたので最初に聴いた時は「え、ZI:KILLでこの楽曲ってアリ?」と思いましたけどね。ボーカルのTUSKは特別に上手い訳ではありませんが、ハートフルな声で味がありますね。
4. MASTURBATION / 童貞
バンド名も楽曲もヤバイです(笑)。京都の伝説的なパンクバンドであります。ブランキーのドラムス、中村さんが在籍していたことでも知られています。かなりハードコアに近いおとなので、正直、歌詞カードを見なければ何を歌っているのかは聴き取れませんが(笑)、個人的にはこの手の音は勢いを楽しむものだと思っています。日本のパンクについて調べていったら必ずたどり着くバンドですね。いつも言いますが、僕は完全に後追いで聴いた人です。何といってもバンド名のインパクトで「聴きたい!」という欲望に駆られましたね。音質はちょっと厳しいけど、バンド名どおりの過激な音でかなり満足しました。
5. 近藤真彦 / いいかげん
6. 近藤真彦 / 泣いてみりゃいいじゃん
1曲目の「いいかげん」発売当時、彼が当時付き合っていた明菜さんが自殺未遂を起こした直後だったので、「いいかげんにしろよ!」というのは「これはマッチの本音か?」と勘ぐっちゃいましたね。2曲目「泣いてみりゃいいじゃん」はマッチ最後のオリコン1位獲得曲。歌唱力はともかく(笑)、メロディー、歌詞の両方ともが良く出来ていると思います。個人的にも凄く好きな楽曲です。
7. 小柳ゆき / あなたのキスを数えましょう -You were mine-
彼女が高校在学中に発表されたデビュー曲です。ロングヒットで70万枚を超えるセールスを記録。この時期の音楽界はいわゆる「ディーヴァブーム」でして、こういうR&B系の楽曲が売れてましたね。この当たりで僕も「時代が変化したかな」と思ったのは確かですね。ところで、小柳さんですが02年を境に急に失速します。僕の分析では(笑)、路線を定めきれなかったレコード会社の戦略ミスだと思いますね。こんな実力者なのに勿体無いですね。
8. X JAPAN / BLUE BLOOD
メジャー初期のライブではオープニングで演奏されることが多かった曲です。X JAPANに改名後は1度しか演奏されなかったという事です。やっぱ、僕みたいなメタラーはバラードよりもこういう楽曲を彼等には求めてしまいますね。彼等が凄かったのは「一般層に受けた」ということではないでしょうかね。当時の僕の友人でもメタルは聴かないけどXは聴く、という人が多かったですものね。ところで、新譜はいつ発表?
来週はMETALLICAが登場します!
以上!