さて、今週は予想どおりかなり雪解けが進みました。朝の除雪もほぼ無しで経過しましたが、今日の朝に2cm程積もっていたので、軽く除雪しました。日中、天気が良かったので「氷割り」を敢行。家の前のアスファルトスペースは“ほぼ”雪なしの状態になりました。あと1週間もあればほぼ雪が無くなりそうです。もう、気分は“春”です(笑)。
しばしばこの番組で紹介する「オメガトライブ」。杉オメ、カルオメ、共にボーカル以外は「一流スタジオミュージシャンによる演奏」というのは今では周知の事実です。80年代に学生だった私はもちろんそんな事実は知りませんでした。事実を知ったのは数年前に発売された「35年目の真実」という書籍です。確かに今聴き直すと「演奏や音作りのクオリティーが高すぎる」というのが判ります。今週、その続編である「クリスタルサウンドの秘密」という“カルオメ”に焦点を当てた書籍を読み直しています。もちろん、BGMはカルオメです。
ということで、
第843回放送の(’23年3月4日・’23年3月26日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. CHTHONIC / LEGACY OF THE SEEDIQ ('11年発表 6th「TAKASAGO ARMY」)
2. HAREM SCAREM / CHANGES COME AROUND ('93発表 2nd「MOOD SWINGS」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. CRAZE / I LOVE YOU ('00年発表SELF COVER「THE GROTESQUE HITS」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. THE WILLARD / STINKY VICE ('85年発表 3rd EP「OUTLAW」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. TM NETWORK / Maria Club(百億の夜とクレオパトラの孤独) ('87年発表 4th「Self Control」)
6. TM NETWORK / Don't Let Me Cry(一千一秒物語) ('87年発表 4th「Self Control」)
★ MY FAVORITE SONG
7. DEEN / 未来のために ('95年発表7th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. ANTHEM / HEAT OF THE NIGHT ('08年発表 12th「BLACK EMPIRE」)
今回の目玉は、CHTHONICのLEGACY OF THE SEEDIQ。オリエンタル・ブラックメタルです。
1. CHTHONIC / LEGACY OF THE SEEDIQ
CHTHONICは台湾のブラックメタルバンドであります。僕はこの6thで初めて彼等の存在を知りましたね。雑誌のレビューでの高評価もあったのですが、何よりも「台湾のブラックメタル」というものに興味が沸きました。と言いたいところですが、ベーシストのドリスさんの美貌にやられましたね(笑)。特徴的なのは中国の伝統楽器“二胡”を導入しているところと、オリエンタルなメロディーですかね。この音を作り出すのは北欧ではまず無理でしょうね。ただ、この“オリエンタル風味”を受け付けるかどうかで評価は変わるのかな。個人的にはオリジナリティーがあってとても良いと思うのですが。
2. HAREM SCAREM / CHANGES COME AROUND
カナダ出身の技巧派バンドの日本デビュー作がこの2ndになります。彼等の代表作というだけでなく、ここ日本では“90年代を代表する作品のひとつ”にもなっています。ざっくりとジャンル分けするなら“メロディアスハード”に分類されると思います。彼等の特徴は分厚くて美しい「コーラスワーク」かな。ここ日本では人気のバンドですが、本国や米国では目立った成功は収めていない所謂「ビッグ・イン・ジャパン」であります。この後、音楽的にはダークな方向性にシフトしたり“ハードポップ”に走ったり迷走しますが、近年は初期の音楽性で落ち着いています。
3. CRAZE / I LOVE YOU
元D'ERLANGER、元BODYの瀧川さんと菊地さんを中心に94年に結成されたCRAZE。ボーカリストがなかなか定着しなかったのですが、00年に元ZI:KILLの板谷さんが加入し、ようやくラインナップが安定しました。結果、4人中3人が元ZI:KILLになりましたが(笑)。結果的に板谷さんは5年間在籍することになり“在籍期間最長のボーカリスト”となります。この「I LOVE YOU」という楽曲は元々、BODYの楽曲ですが、ライブでは頻繁に演奏されていてファンには“アンセム”のような楽曲であります。楽曲構成としては100点ですね。
4. THE WILLARD / STINKY VICE
THE WILLARDは高校時代の友人が好きだったバンドで個人的にも存在が気になっていたバンドであります。ただ実際に初めて音を聴いたのは06年の1st再発の時であります。気になり始めて20年が経っていましたね(笑)。「パンクロック」として聴いたのですが、それまで聴いてきたラフィンやスターリンとは“違った”パンクでしたね。凄くカッコ良かったです。それからは初期作品を集めましたね。苦労したのはインディーズ時代からEMI時代のベスト「GONE WITH THE WIND」。中古で1万円でしたね。ただ、現在は中古で2万4千円ということを考えれば“お得な”買い物でしたね。
5. TM NETWORK / Maria Club(百億の夜とクレオパトラの孤独)
6. TM NETWORK / Don't Let Me Cry(一千一秒物語)
TM NETWORK特集、5週目です。前作から8ヶ月のスパンで発表された4th。このアルバムが一般的に彼等の「ブレイク作品」にあたります。チャート最高位は3位を記録し、メジャーな音楽番組にも出演することになり、一般的な認知度が急激に上がりましたね。僕もこの時期に彼等の存在を意識し始めましたね。このアルバムは前半にアップテンポ、後半にスローテンポの楽曲を配置した作品となっており、今日は個人的な好みで“アップテンポ”の楽曲をチョイスしてみました。この2曲の流れが当時、大好きでしたね。2曲目は「Don't Let Me Cry (一千一秒物語)」は「ベースラインだけでも楽しめる音楽を作りたい」をコンセプトに作られた楽曲だそうです。
7. DEEN / 未来のために
「3月」は旅立ちの季節、ということで“ポジティヴな歌詞”の楽曲をお送りすることにしました(笑)。90年代、小室サウンドと共に一世を風靡したのが「ビーイング系」であります。このDEENも93年にビーイングからデビューを果たしました。1stSG「このまま君だけを奪い去りたい」がいきなりミリオンセールスを記録、1st「DEEN」も150万枚のセールスを記録し「1stSGと1stALが共にミリオン」を記録した初のアーティストになりました。この「未来のために」は“初めてメンバーが作詞、作曲した楽曲”で、チャート1位を獲得しました。
8. ANTHEM / HEAT OF THE NIGHT
1クールに1度は紹介しているANTHEMですが今更ながら「僕はANTHEMのどこに魅力を感じているのか?」を考えてみました。結論は「メロディー」ですね。どんなにハードな音でも彼等の楽曲には“メロディー”があります。“ANTHEM節”ながらマンネリにならず、似て非なる楽曲を生み出すのが素晴らしいですね。今年でデビューから38年、今でも変わらぬ“メロディー”を届けてくれるANTHEMに感謝です。
次回は「SCORPIONS」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Bestです。
★ Midnight Best Vol.112 ON AIRリスト
南野陽子 / NANNO SinglesⅢ + My Favorites ('03年発表)
放送時間は2時間32分。深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです!
お知らせ:「エフエムもえる」のHPで「music mania」の番組紹介を聴くことができます。(6分間)
アドレス http://garakuta.oops.jp/FMC/bangumi.htm#sat
【ページのいちばん下であります】
以上!
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/radio/687/
または、JCBAサイマル専用のスマートフォンアプリ「Radimo」をインストールして下さい。
放送局は 【エフエムもえる】 です!
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Best」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分に放送開始