さて、先週ご紹介した書籍「作編曲家 大村雅朗の軌跡 1951-1997」が無事にとどきました。現在、熟読中です(笑)。面白い! この書籍との連動企画で4枚組CD「作編曲家 大村雅朗の軌跡 1976-1999」が発売されているのを知り、レンタルショップで取り寄せしてみました。これも楽しめる内容でした。
大村雅朗さんといえば全盛期の松田聖子さんの楽曲のアレンジャーとしても有名であります。その集大成ともいえる「SEIKO MEMORIES -Masaaki Omura Works-」という3枚組の商品が発売になっていまして、こちらも通常のベスト盤とは違った作りになっていて楽しめました。
大村さんの書籍で「編曲家の本は最後かな」と思っていたら、「音楽と契約した男 瀬尾一三」という書籍を発見。もちろん、速攻でカートに入れました(笑)。これまでアレンジャーの書籍を数冊読みましたが、「あ、この曲も●●さんの編曲かあ」という発見があって勉強になります。また、アレンジャーに着目して楽曲を聴くのも、いつもとは別の楽しさがありますね。
今日は年賀状を出す枚数の確認をしました。時代の流れか、我が家も年々枚数が減っている気がします。
ということで、
第728回放送の(’20年12月12日・’21年1月10日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. STEEL PANTHER / CRITTER ('11年発表2nd「BALLS OUT」)
2. ZENO / LOVE IN YOUR EYES ('98年発表2nd「LISTEN TO THE LIGHT」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. Luis-Mary / JUNK FOOD ('93年発表4th「RUSH」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. SODOM / JOY & PAIN ('90年発表4th「P.E.-PEAK EXPERIENCE」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 杏里 / Surf City ('13年発表SELF COVER「Surf City -Coool Breeze-」)
6. 杏里 / SURF & TEARS ('14年発表SELF COVER「Surf & Tears」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 小泉今日子 / 水のルージュ ('87年発表 21st SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. Unlucky Morpheus / Unending Sorceress ('20年発表「Unfinished」)
今回の目玉は、Luis-MaryのJUNK FOOD。レアではないけど、西川さんの黒歴史なのか楽曲を耳にすることはほとんどありませんね。
1. STEEL PANTHER / CRITTER
このバンドは凄く好きですね(笑)。元々は80年代メタルをカバーする“トリビュートバンド”してスタートを切ったバンドです。クラブにおいて、そのパフォーマンスが話題になり、多くのハードロックファンが詰めかけるようになり09年にデビューを果たします。80年代メタルがいかにも喜びそうな楽曲づくりが最高ですね。“パクリ”ではなく“オマージュ”が感じられるセンスがいいなあ。ボーカルも演奏も文句無しですね。僕は英語が判らないから「カッコイイなあ」で終わるのですが、英語が判る人が聴いたら激怒するような“下品な歌詞”だそうです。
2. ZENO / LOVE IN YOUR EYES
ZENOはウリ・ジョン・ロートの実弟、ジーノ・ロートのリーダーバンドで、FAIR WARNINGの母体となったバンドであります。86年に1stを発表するものの89年に解散。メンバーのウレ・リトゲンはFAIR WARNING結成に動きます。95年に未発表曲集を発表し再結成、この作品は12年ぶりの2ndとなります。僕がZENOを聴くキッカケになったのはやっぱFAIR WARNINGかな。なんか“原点”を知りたくなって、という感じ。“メロディアスハード”が好きな人は必聴かなと思います。彼等はこの後、05年に未発表曲集第2弾を発表し、06年に3rdを発表しましたが、中心人物ジーノが18年に死去したことで、遂に新作は永遠に聴くことができなくなりました。
3. Luis-Mary / JUNK FOOD
ボーカルは聴いてお判りのとおり西川貴教さんです。西川さんがT.M.RevolutionでブレイクしたのをキッカケにLuis-Maryの編集盤が立て続けにリリースされたので、意外に知っている人が多いバンドかも知れません。私はというと、実はインディーズ1stの発売時から購入しておりました。確か雑誌広告でかなりプッシュされていてそれに「乗せられた」という感じでしたね(笑)。作品は買い続けていましたが、一向にブレイクの気配はありませんでしたね。そんな訳で西川さんがT.M.Revolutionとしてブレイクした時、「Luis-Maryの灰猫じゃねーか」と驚いたものです。この当時の彼のボーカルは粗削りながらも上手さを感じますね。
4. SODOM / JOY & PAIN
SODOMは音楽性がかなり変化したバンドであります。1stはハードコアパンク、2ndはポジティブパンク、3rd以降はハウスミュージックとなります。1st、2ndでの歌唱方ではボーカルZAZIEの歌唱力は判らなかったのですが、ハウスミュージックにシフトした後で「あ、下手だ」と判ってしまいました(笑)。このZAZIEという方はとにかく“先見の目”がある人だったと言われます。当時、ハウスに目を付け、バンドメンバーに福富幸宏を加入させるというのは凄かったと思います。ただ、やっぱり残念だったのはZAZIEの歌唱ですかね。
5. 杏里 / Surf City
6. 杏里 / SURF & TEARS
さて、杏里特集、20週目です。本日は2曲ともセルフカバー作品です。やはりセルフカバー作品の評価は賛否が分かれます。やはりアレンジも違いますし、何より“声”も30年後ですからね。ファンからも「セルフカバー出すくらいなら、昔の作品をリマスタリングして再発して欲しい」「声に衰えが」という声もありました。僕も正直、「また、セルフカバーかよ」と思った一人でしたね。オリジナルの方が“昔と比べられないからいいのに”なんて思ってしまいました。ただ、この“変化”を楽しんでいる人も結構いるのかなと思いますね。
7. 小泉今日子 / 水のルージュ
筒見先生はキョン2の83年から87までのヒットシングルの多くを手掛けていました。本日紹介する曲も結構迷いました。彼女の代表曲「なんてったってアイドル」にするかどうかなど。こちらにしたのは大村雅朗先生のアレンジが気に入ったのもあったのですが、この曲が筒見先生最後の「キョン2のシングル曲」だったのもあります。この曲はそれまでのキョン2のイメージとはちょっと違った“大人っぽさ”が魅力的な楽曲でしたね。
8. Unlucky Morpheus / Unending Sorceress
オリジナルアルバムとしては2年振り4作目となる作品からの1曲です。今回の作品、これまでの作品より“デスヴォイス”の導入が多かったですね。賛否は判れるかも知れませんが、おそらくFUKIの歌声をより効果的に聴かせるための“対比”としての導入なのかな。やっぱ、FUKIは凄いなあ。今、日本のメタルシーンでこれだけ歌える女性ボーカルってほとんどいませんね。もっとメジャーな場所へ進出して欲しいなあ。もっと一般層で評価されても良いシンガーですからね。
来週は「REBECCA」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Liveです。
★ Midnight Live Vol.342 ON AIRリスト
BABYMETAL / LIVE AT BUDOKAN -RED NIGHT- -BLACK NIGHT- ('15年発表)
放送時間は2時間24分。 深夜ですが、頑張って聴いて下さると嬉しいです(笑)!
以上!
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/
放送局は 【エフエムもえる】(北海道)>
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Live」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分頃に放送開始(前後します)