さて、先日fripSideのベストアルバム「the very best of fripSide 2009-2020」「the very best of fripSide -moving ballads-」が発売になりました。2枚組×2で全57曲という結構なボリュームでした。僕がfripSideを聴き始めたのは1stアルバム(第2期)発表直前の2010年からでした。丁度10年前ですね。たまたまBS放送を観ていたら彼等のライブシーンが放送されていたのがキッカケでした。小室サウンド、浅倉サウンドと聴き続けていた僕には「あ、これが次の世代か」という感じで懐かしくもあり、新鮮な感じもあり、一気にハマった記憶があります。もちろん過去音源もコンプリートしましたし。それから10年、ちょっと感慨深いですね。
今週、冬タイヤにチェンジしました。例年よりちょっと早めです。冬が近付いてくると実感しますね。今年の積雪が多くなるのかが気になります。考えてみると、冬は早起きして除雪という運動をしますので「健康的な」生活を送れるのかなとも思います(笑)。
ということで、
第723回放送の(’20年11月7日・’20年12月7日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. VANDENBERG / SHADOWS OF THE NIGHT ('20年発表4th「2020」)
2. ALCATRAZZ / FINN MCCOOL ('20年発表4th「BORN INNOCENT」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. SOLID / WET DANCE ('99年発表1st「HYBRID SIDE」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. ECHOES / GENTLE LAND ('87年発表4th「Goodbye gentle land」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 杏里 / 千年の恋 ('00年発表22nd「The Beach House」)
6. 杏里 / River of Life ('01年発表23rd「My Music」)
★ MY FAVORITE SONG
7. C-C-B / Romanticが止まらない ('85年発表 3rd SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. ALDIOUS / BIND ('20年発表SELF COVER「Evoke 2010-2020」)
今回の目玉は、ECHOESのGENTLE LAND。最近になってハマりました(笑)。
1. VANDENBERG / SHADOWS OF THE NIGHT
VANDENBERG名義では35年振りとなる作品からの1曲です。ギターのエイドリアンを除いて全て新メンバーであります。ボーカルはRAINBOW、THE FERRYMEN、DESTINIAで活動中のロニー・ロメロであります。VANDENBERG以降のエイドリアンの活動からブルージーな楽曲を想像していたのですが、アルバムのトップに疾走曲を持ってきていてちょっと驚きましたね。ただ、VANDENBERGの音を期待すると肩透かしを食うかも知れません。どちらかというとWHITESNAKEの音に近いかなと感じましたね。個人的にはブルージー過ぎず、キャッチーさを強調した作品で良かったと思います。
2. ALCATRAZZ / FINN MCCOOL
こちらはALCATRAZZ名義で34年振りとなる作品からの1曲です。こちらはボーカル、グラハム・ボネット以外、オリジナルメンバーが2人。ギタリストにイングヴェイのフォロワー、ジョー・スタンプを起用していることで判るように、音楽性はイングヴェイ在籍時の1stを目指したものと思われます。レビューでの評価は悪くはなかったのですが、「何かが足りない」という意見が多かったですね。おそらくそれはジョーのプレイが“イングヴェイのフォロワー”で終わっていて“個性”が感じられなかったのではないでしょうか。個人的には72歳のグラハムの元気な歌声が聴けて良かったなと。
3. SOLID / WET DANCE
この番組ではお馴染みのバンドですかね。彼等が残した作品はアルバム1枚、シングル3枚ということで「彗星の如く現れ消えて行ったバンド」と言われています。レーベルはデンジャークルーということで“それなりのクオリティー”を期待して購入したのですが、中身は想像を遥かに超えたモノでしたね。歌唱力、演奏力、楽曲の出来、すべてが高いレベルにありました。レビューでは「優等生過ぎて面白みに欠ける」という評価もありましたが、そんなことは無いと思います。これだけの実力であれば、セールス方法ひとつでブレイクしたと思われるのでね。個人的には20年以上聴き続けている愛聴盤であります。
4. ECHOES / GENTLE LAND
ECHOESに関しては正直、リアルタイムでは聴いていませんでした。当時はバンド名だけ知っている、というような感じでしたね。楽曲をきちんと聴いたのも2000年にシングル「ZOO」が再発されてヒットした時が初めてだったと思います。最近になってちょっと気になり、旧作を揃えて聴いてみたのですが、80年代半ばデビューのバンドとしては音作りが凄く洋楽的だなと思いましたね。歌詞も凄く刺さってくる感じで良い。これは高校時代に聴いていたらハマッたと思いますね。今まで聴いていなくて損した感じですね(笑)。
5. 杏里 / 千年の恋
6. 杏里 / River of Life
さて、杏里特集、15週目です。22th「The Beach House」はデビュー以来在籍していたフォーライフから発表された最後の作品となります。彼女の作品はザックリと分けて“ダンサブル”か“メロウ”に分かれると思いますが、このアルバムは後者の“メロウ”かな。今日はアルバムの最後に配置されたバラードをチョイスしてみました。チャート成績は振るわず、最高位20位となっております。23th「My Music」はレーベルをドルフィンハーツに移籍しての初の作品。この作品も前作に続き、スローテンポのバラードを中心とした作品。彼女の素晴らしい歌唱力を楽しめる作品ですが、チャート最高位は48位と完全に“過去の人”となった感じがしました。内容はいいのにね。
7. C-C-B / Romanticが止まらない
今週から「追悼 筒見京平先生」ということで、「私の思い出に残った筒見作品」ということでお送りいたします。この曲は僕が中1の3学期に発表された作品ですね。人気ドラマ「毎度おさわがせします」の主題歌でした。この曲でC-C-Bはブレイクし、一躍人気バンドになりましたね。作曲の筒見先生は船山基紀がアレンジしたイントロフレーズが気に入らなく、アレンジャーを変更しようとしたのですが、メンバーがこのイントロを気に入り採用されたとのことです。後に大ヒットをうけて筒見先生が船山先生に「なんでもやってみるものだね!」と言ったそうです。
8. ALDIOUS / BIND
ALDIOUSもメジャーデビューから10年が経ちました。この作品はボーカリストが3代目のRiNにチェンジしたことに伴い、過去曲をバッキングはそのままにボーカルのみリレコーディングされた作品です。バンドにとって“ボーカリストのチェンジ”というのはかなりの重圧になると思います。海外の大物バンドもこれにより苦汁をなめたこともしばしばあるくらいですから。そこでこのALDIOUS。ボーカルは確かに上手い。歴代で一番かも知れません。パワーもそこそこ感じられます。だけど何だろう、伝わるものがない、というのが感想。現メンバーでのオリジナル作で判断したいと思います。
来週は「AMARANTHE」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Liveです。
★ Midnight Live Vol.338 ON AIRリスト
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/
放送局は 【エフエムもえる】(北海道)>
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Live」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分頃に放送開始(前後します)