さて、番組開始から13年7ヶ月、本日で「700回」到達です。「長かったな」というより、やっぱり「あっという間だったな」というのが正直な感想です。これまで「番組を辞めようかな…」と思った事はまったくありません(笑)。辞めてしまうと「あ、こんな特集やってみたいなあ」とか「こんなアーティストを紹介したいなあ」と思っても“披露する場”が無いじゃないですか。多分、ソレを失いたくないので続けているのかな、と思います。そんな訳で、来週で49歳になりますが(笑)、これからもよろしくお願いいたします!
さて、最近は「80年代のシティ・ポップ」の音源を集めています。昨年、今年とジャパニーズ・シティ・ポップのディスクガイドを購入したのですが、聴いたことのないアーティストがわんさか。当然、「これは一度聴かなくては」と思ってしまいました。ただ、学生時代のように「ジャケット買い」なんかはしません。今はYouTubeなどで音を確認してから購入できるので助かります。もうちょっとしたら、この番組でも特集をしてみたいと思います。
ということで、
第700回放送の('20年4月4日・'20年6月28日)ON AIRリスト
★ HM/HR GUIDE for BIGINNERS
1. SLAYER / CRIMINALLY INSANE ('86年発表3rd「REIGN IN BLOOD」)
2. TEN / AFTER THE LOVE HAS GONE ('96年発表1st「TEN」)
★ VISUAL ROCK LEGENDS
3. THE COOL CHIC CHILD / GROWING UP! ('96年発表1st「SPY“C”」)
★ BAND BOOM MEUSEUM
4. ROSY ROXY ROLLER / WHEN THE GIRLS ROCK ('91年発表2nd「Rock Girls Rock」)
★ MINI SPECIAL of THIS WEEK
5. 吉川晃司 / スティングレイ ('03年発表15th「Jellyfish & Chips」)
★ MY FAVORITE SONG
7. 尾崎 豊 / 卒業 ('85年発表 4th SINGLE)
★ JAPANESE HARD & HEAVY
8. BELLZLLEB / DOGS BLOOD RISING -逆情- ('90年発表2nd「SECTIONⅡ -ある愚者の生涯-」)
今回の目玉は、TENのAFTER THE LOVE HAS GONE。 これぞメロディアスハード!
1. SLAYER / NO HALOS IN HELL
おそらく彼等の作品では最も評価の高い作品がこの3rdでしょう。「子供達が望む速いアルバムを作る」というのを念頭に制作された作品で全10曲29分という作品であります。もちろん僕はリアルタイムでは聴いていなくて、大人になってから遡りで聴いたのですが、高1ぐらいで聴いていたら「なんじゃこりゃ」で終わっていたと思います。“子供達向け”の作品ではないと思うのですが(笑)。あくまでも“スラッシュメタル”に興味がある人向けだと思います。ただ単に速いだけじゃなく、曲に展開があって、起伏をつけているところがイイですね。
2. TEN / AFTER THE LOVE HAS GONE
イギリスの叙情派ハードロックバンドの1stからの1曲です。この1stは本当に完成度が高いと思います。この1stが余りにも良い出来だったので、後の作品がなかなか評価されないのが勿体ないバンドかなと感じます。それなりの作品を作ってはいるのですがね。この曲に関しては、メロディー、アレンジがとても良く練られていると思います。イントロのコーラスも素晴らしい。僕は“ハードロック初心者”が「何か聴いてみたい!」と言ってきたら、必ずこのアルバムを聴かせるようにしています。「入口」にはもってこいの作品ですね。
3. THE COOL CHIC CHILD / GROWING UP!
初登場です。と言っても最近手に入れた作品ではなくて、発売と同時に購入した作品なのですが。この“ポップさ”がこのコーナーに合わないかな? なんて思いがあって、紹介するのをためらっておりました。この作品はデランジェ、ラルクなどを輩出した「デンジャークルーレーベル」から発表された作品です。僕が購入した理由もそれが理由であります。「デンジャークルーなら大丈夫!」という感じで。でも正直、この音は想像以上でしたね(笑)。ま、メロディーは悪くなかったのですがね。当時の個性的なV系バンドの中でも明らかに“異質な音”でしたね。このポップさを逆手に取ったプロモーションをすれば面白かったかも。
4. ROSY ROXY ROLLER / WHEN THE GIRLS ROCK
90年の春にデビューしたガールズバンドであります。“ツインボーカル、トリプルギター”という編成が気になり購入したバンドでしたね。正直に言うと、メンバーのルックスが良かった、というのが一番の理由でしたが。音はポップで、当時で言えば“プリプリ系”だと思います。ただ、演奏についてはお世辞にも上手いとは言えませんでしたね。余りにもプリプリが偉大で、フォロワー的なバンドは埋もれてしまう時代だったと思います。ルックスが良かっただけに惜しかったですね。
5. 吉川晃司 / スティングレイ
6. 吉川晃司 / TARZAN
「吉川晃司アルバムソングヒストリー」、9週目です。15th「Jellyfish & Chips」は前作のようなアップテンポな楽曲は少なく、ミディアムテンポの楽曲が大半を占める作品でした。変化を恐れずに作品を制作するのは感心しますが、この方向性は個人的には余り好みではありませんでしたね。16th「TARZAN」は前作から4年振りの作品です。ここから彼のリリース間隔は空いてきます。これは4年待っただけあって、かなりのヘビロテで聴いたアルバムですね。ディスコ調の楽曲が収録されていたのもオッサンには嬉しかったですね。吉川節のロックナンバーもあり、全体的にはバランスが取れている作品でしたね。
7. 尾崎 豊 / 卒業
“卒業ソング”特集、最終回です。新型コロナの影響で4月に入ってしまいましたが(笑)。僕等の世代で卒業と言えばやっぱりこの曲かなと。そう言えばカッコイイですけど、リアルタイムで聴いていた「卒業」は斉藤由貴さんと菊池桃子さんの楽曲でした(笑)。尾崎の卒業を聴いたのは1年半後の86年の末ぐらいだったと思います。丁度その頃、尾崎の1st~3rdを聴いてハマった時期でしたね。彼の楽曲で人生観が変わりましたもの。
8. BELLZLLEB / DOGS BLOOD RISING -逆情-
サタニックメタルバンドですね。当時「暗くてドロドロしたもの」というのに魅かれて聴き始めたバンドです。1stは通販で「LPレコード」を買ったハズです。1stはホント、「暗くてドロドロした」音でしたね。この2ndではアップテンポの楽曲も増えました。今日はそんな1曲を紹介してみました。ただ、彼等のCDを揃えている人は珍しいかも知れませんね。中古の価格を調べてみたところ、結構な高値が付いていて少しうれしくなりました。
来週は「TRIVIUM」が登場します! 「music mania」終了後は引き続き、Midnight Liveです。
★ Midnight Live Vol.315 ON AIRリスト
「JCBAインターネットサイマルラジオ」
で番組が楽しめます!
アドレス http://www.jcbasimul.com/
放送局は 【エフエムもえる】(北海道)>
「music mania」は毎週土曜日23時~24時、引き続き24時から「Midnight Live」をお送りしております!(第5土曜日のみ22時~24時)
※「music mania」のみ再放送。毎週日曜日14時00分頃に放送開始(前後します)